POINT
  • ロバートの秋山さんの「TOKAKUKA」から学んでいきます。東京の都と区の間にある二重行政(?)の歌です。 
  • 都構想で特別区になっても、二重行政が完全になくなるわけではありません。
  • 「基礎自治体優先の原則」に基づいて市町村に権限を委譲していけば、二重行政はなくなります。

 

以下、とこまじ動画で使用した画像と字幕文です。一部順序入れ替え加除訂正。)

 

 

 

 

「とこまじ」。「とことん真面目に大阪都構想」。

14回目は「二重行政について」お話しします。

 

 

 

YouTube  「TOKAKUKA」MV(short ver.)  よしもとミュージック

 

今回は、ロバートの秋山さんの「TOKAKUKA」から学んでいきます。

東京の都と区の間にある二重行政(?)の歌です。

 

都か区か気になるということが、なぜ起きるのか。行政学的に説明していきます。


まずは動画をご覧いただいてから、先にお進みください。

 

 

 

 

歌詞にある「都か区か気になる」ということが、なぜ起きるのか。行政学的に説明していきます。

 

 

地方自治法では、「地方公共団体は、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担う」となっています。

 

要は、総合目的地方政府ということで、都道府県や市町村といった地方公共団体は、自主的、総合的に行政を担うことができると法律でなっています。

 

法的にそうなっている以上、制度的に二重行政などの競合が発生するようになっています。

 

過去の東京23区については、特定目的地方政府ということで基礎自治体とは言えない時代がありましたが、今は二重行政は制度的に生まれます。

 

 

 

 

制度的に生まれざるを得ないので、都構想で特別区になっても二重行政が完全になくなるわけではありません。

 

それが、ロバート秋山さんの歌の歌詞にある状況です。

 

 

 

 

 

次に、「都か区か?市か区か?ルールがわからない」とありますが、

 

 

横浜市の資料には、非効率な二重行政がある場合、「基礎自治体優先の原則」を踏まえ、「市」に一元化するとあります。

 

非効率な二重行政がある場合、「基礎自治体優先の原則」を踏まえて、基礎自治体に一元化すればいいのです。

 

 

 

なお、二重行政には重複型、分担型、関与型があります。

 

 

現在の大阪市では、市道も府道も大阪市が管理しています。

 

特別区になると、区道は特別区、府道は大阪府の管理になり、分担型のような新たな二重行政が生まれます

 

 

 

繰り返しになりますが、二重行政解消のルールはあります。

 

「基礎自治体優先の原則」に基づいて市町村に権限を委譲していけば、二重行政はなくなります。

 

 

 

今日は、二重行政のお話しでした。

 

 

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

大阪市会議員 川嶋広稔のYouTubeチャンネル 

“とこまじ とことん真面目に大阪都構想”
https://www.youtube.com/channel/UCE2SotdQvmGB_iI2F_tf0Wg/

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