特殊詐欺で9317万円だまし取られる被害  その1
  奈良県に住む70代の女性が、計9300万円あまりをだまし取られる特殊詐欺被害にあったという。恐ろしい大金だ。これだけの金があれば、老後は安泰でし、家族にもいろいろな援助ができる。悠々自適の贅沢な老後が送れるわけだ。それが、一気に悲惨な老後になってしまう。奈良県警によると、奈良県内に住む70代の女性の自宅に、「トヨタホームズ」の「タジマ」を名乗る男から、「新しくできる老人ホームの入居権が決まりました。入居するつもりがないなら別の人に権利を譲ってもらえないか」などと電話があったというた。今非常に増えている入居権詐欺だ。そもそも、ホームをつくる会社は入居などについてなんの権利もない。だから、それだけでも嘘だと分かるわけだが。だが、老人ホームに入るのがとても難しいということを知っているから、入居権というのがあるのかもしれないと思うわけだ。よく調べたり自分で申し込むようなことをすればそんなことは絶対ないことが分かるのだが。さらに、そんなものがあったとして、譲るなんてありえない。そんなことができたら大金で売買され問題になるし、他人の振りをして入居するのも書類の関係で無理だ。
 
 

 

 


  健康を奪われた人間の苦悩は大きい。働けなくなるから生活が大変というだけでなく、誰もが当たり前にできることができないから悲惨だ。苦しいから何一つ楽しむことはできない。若いうちに心臓病にされた人などはまだこれからの人生だろうにスポーツを楽しんだり旅行を楽しんだり、そして恋をしたりなんて、全て不可能になる。健康を奪われることがどんなに恐ろしいことか考えれば医療ミスの怖さが分かるだろう。


 患者が死ななければ医療ミスは表面化しないことが多い。さらに、死んでもなかなか訴訟はできない。証拠があるか、証明してみろ!と主張されるからだ。証人になる人はまず見つからないし、証拠も見つけにくい。自分の立場を悪くしてまで患者のために証言する医療関係者はいないのだから。
 さらに、裁判では原則裁判官は医療側についてしまう。たいてい、医者側が勝つ。それが結局医療技術が進歩しない最大の理由だと思う。ミスをしても何の罪にも問われないからいろいろなことがいい加減だ。だから、病院でコロナの集団感染が発生したりする。

 問題は医療ミスをした医師だけではない。そういう医師を黙認し擁護までする関係者も同罪だろう。だが、自分の立場を悪くしてまで患者のために何かしようとする医療関係者はいない。ガラスの家に住んでいる人間は石を投げてはいけないという西洋のことわざ通りだ。

  生徒に問題が起きたときに、その原因が学校の不適切な扱いということをごまかすために家庭のせいだと言い張る担任。それを真に受けてしまう親もどうかと思うが悪いのはだます方だろう。投資詐欺で肩書きで信じてしまう人がいるが、本物でも信頼できないのに本物かどうかも分からない肩書きで信じてしまうなんてあまりに甘すぎると思う。


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