実在した座頭市(旭市飯岡町)No 1094

No. 1094
ここは千葉県旭市飯岡、５年前の東日本大震災では
この辺りは津波の被害を受けました！

この『国民宿舎いいおか荘』も被害を受け
震災以来4年もの間、休業していました

旭市は廃業を検討しましたが
香取市にある(株)サンライト建設が運営を引き継いで

『いいおか、潮騒ホテル』と名前を代えて
営業が始まりました！

そして、駐車場の西側に
『座頭市物語発祥の地』の石碑と
『座頭市物語の碑』がありました！


座頭市とは1970年代、勝新太郎主演の人気映画でした！

私は当然、架空の人物だと思っていました！

処が潮騒ホテルを通りすぎた玉前神社の鳥居と思われる脇に
『座頭市住居跡』と言うのがありました

こうなって来ると、マジでいたの？…と思ってしまうではないですか！

調べて見ると
『座頭市の墓』と言うのが福島県会津若松市の淨光寺にあるそうです！

本名を阿部常衛門、越後長岡藩主、牧野家の武士で
青年期に眼病を患い失明、年老いてから
飯岡に出向いたようで

嘉永2年(1849年)11月没とまで判明しているそうです！

おたねと言う貧乏漁師の娘を手なづけて
滝蔵の納屋に少し手を入れて住んでいたそうです！

座頭市は按摩で関八州を股にかけて渡った者で

盲目でありながら刀の柄へ手を掛けただけで
対手が縮んでしまう位に抜刀居合が上手く

その気合いにいると周りの者はシ～ンとするような
不気味な鬼気が迫ったものであったと言うのです！

映画座頭市、主演の勝新太郎の如く鋭い立回りだったのでしょう！

玉前神社の境内にある飯岡助五郎の碑

石碑の前にあるのは力石

この石を何処まで持ち上げたか？…で
漁師の賃金が決まったと言われていますが

昔の人は力があったのですね！

私が触ってみたのですが、全然びくともせず石は動きませんでした！

そしてこれも境内にあったのですが
船の碇

最初これはいったい何？…と思ってしまいました！

スゴイ錆で朽ちてしまうとはいつの時代からあるのでしょうか？

賭博の胴元と十手持ちの助五郎と用心棒の座頭市
当時、二人がこの境内に腰をおろす事もあったかと思われます！

その後、どう言う経緯で会津若松へいったのかは判りませんが

遠い昔、この土地に座頭市と言う人物が居たのですね！(T-T)

お付き合い誠にありがとうございました！
m(__)m