円かいて縁!
くじゃく星のまわり くるりと虹を描いてみれば
空とうみも、上もしたも なにもかもが一つになって
境界が見当たらないよ!
(大きいサイズはコチラ! )
お久しぶりの更新です。9nsk.です"("ё")"
なかなか更新できずにいましたが、10月から温めつづけていた新作が完成しました!
今回のテーマは虹!くじゃく星、にじ降らせ! と私のダストトレイル論 と同じ、くじゃく星という星をつかって絵を描く女の子のお話です。
このくじゃく星シリーズには天体にまつわるネタを織り交ぜて描くようにしてるのですが、今回はテーマが虹ということで、月虹(げっこう)という、月のひかりによってできる虹をチョイスしてみました。
日本では一般的に七色とされている虹。海外では5色だったり明暗の2色だったりとさまざまなんですね。
というのも、虹にははっきりと色と色の境界線があるわけではないからなんだそうです。
そういった特徴から、虹は「共存」の象徴とも言われているんだとか。
今回女の子が描くのは、そんな虹で描く境界線のない世界!
相棒の男の子と一緒に手をつないで、コンパスの要領でぐるりと虹を描いてみると
境界線がなくなって、色々な世界からいろいろな生き物たちがやってくる、
そこからみんなでいっしょに新しい物語を描いていくのでした..*
ちなみにこの作品のタイトル、「まるかいてえにし!」と読みます。
今年はフリハグ展での展示を目的とした、“輪”の構図を意識した作品を多く描いてきたので、今回はそれの集大成のようなものにしたかったんですね。
なので、今まで描いてきた作品のキャラたちを沢山登場させられるような、まあるくて、やさしくて、あたたかい世界を二か月かけて練りまくりました。
難産だったぶん、達成感のある一枚に仕上がったのではないかと思います。
さいごにちょこっと余談!
ハワイのマウイ島では月虹を見たひとには幸福が訪れるとされているそうです。
見習い絵描きの描いた月虹ではありますが、この作品をみて下さった方にも幸福が訪れますように..*