【カッピング療法】50肩の僕が嘘くさいと思って試したら劇的に効いた | ウサコッツ飼育日記 アメブロ版

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肩の痛みや動きの制限に悩まされる方は多いのではないでしょうか。特に50代前後で発症しやすい「50肩」こと肩関節周囲炎は、日常生活に大きな支障をきたす厄介な症状です。私も今現在進行形でかなりの疼痛を抱えています。

 

最初、疼痛は腕を下図の屈曲方向、外転方向に90度動かすと、疼痛が8/10くらいあり、またその疼痛を無視してあげようとしても肩関節につっかえ感があり、それ以上あがりませんでした。

内旋は50度、外旋は10度程度で疼痛が8/10くらいでした。

■引用元:McDavid(マクダビッド)のオフィシャルサイト。カラダとケガについて

 

私はリハビリ病棟の看護師をしておりまして、普段から病棟に来ている2名の整形外科の先生とは話せますから、50肩について相談しましたが、「そんなん治らんぞ。半年も経てば勝手に治る。」という返答でした。

でも痛いので、今度は自分の勤務先の病院で外部の大学病院の先生が外来する日に受診、レントゲンを撮ってもらってちゃんと診断してもらって、「そんなん治らんぞ。半年も経てば勝手に治る。」という返答をまたもらいました。

 

そこで病棟の看護師仲間に相談すると、50肩を経験済みのご高齢看護師の皆様、「病院のリハビリなんかで治らん。」というご意見でした。でもそんな中、ちょっと高いけど、岐阜市の「マッサージサロン」の〇〇に行くと、驚くほど改善したよという話を聞き、行ってみることにしました。

 

名前を伏せているのは、ホットペッパーに針・カッピングをしていることを届けていないらしく、レビューとか書くならこれを書かずに書いてほしいと言われたので、名前出すのはまずそうな雰囲気なので伏せています。

 

で実際に施術2回目までは可動域ほぼかわりませんでしたが、何故か3回目終わって数日経過したころから痛いながらも屈曲160度、外転135度、伸展50度、VRのフィットネスでも肘打ちが打てるほどに回復しました。

 

この要因として考えられるのは針よりもカッピングだと思います。理由はマッサージサロンでカッピングをしながら腕を動かすと、今の可動域くらい動いたからです。検証のため、自分でもカッピングのセットを買い、セルフカッピングしながら腕の運動をすると、やっぱり動きましたので、カッピングが良かったんだと思います。

 

ちなみに買ったのはこれです。これの「L×2個、M×2個、S×2個」のセットを購入しています。お値段は3,450円でした。

 

前置きが長くなりましたが、今回はカッピングってそもそもどんなものなのかを調べていきたいと思います。

 

50肩(肩関節周囲炎)とは

50肩は、医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれる状態です。主な症状には以下のようなものがあります:

1. 肩の痛み(特に夜間に悪化)
2. 肩の可動域制限
3. 日常動作(髪を洗う、服を着るなど)の困難

これらの症状は、肩関節周囲の軟部組織(筋肉、腱、靭帯、滑液包など)の炎症や癒着によって引き起こされます。
 

 

カッピング療法の登場

50肩の治療法としては、従来から温熱療法、ストレッチ、鎮痛剤の服用などが行われてきました。しかし、近年注目を集めているのが「カッピング療法」です。

カッピングは数千年の歴史を持つ中国医学の療法で、「吸角(きゅうかく)」「吸い玉」「抜罐(ばっかん)」などとも呼ばれています。現代では、特にシリコン製のカップを使用する方法が安全性と効果の面から広く採用されています。

 

この写真はシリコン製カップタイプの吸い玉を使って、私がセルフカッピングをしている時の写真です。結構皮膚、吸い出されているでしょ?サイズは手前がMで奥側がSサイズ。Lサイズは吸引力強いのと、湾曲している部位にはうまく貼りつかないので、背中に主に使用しています。


 

50肩に対するカッピングの効

カッピング療法は、50肩の症状改善に以下のような効果が期待できます:

 

 

筋膜の癒着改善

50肩では肩周囲の筋膜が癒着していることが多いですが、カッピングはこの癒着を効果的に解消します。
 

血流促進

肩周囲の血流が改善されることで、炎症の軽減や組織の修復が促進されます。

 

関節可動域の向上

筋膉の柔軟性が向上し、肩の動きが徐々に改善されていきます。

 

痛みの軽減

血流促進と筋肉の弛緩により、痛みが緩和されます。

 

組織代謝の亢進

老廃物の排出が促進され、肩周囲の組織の健康が改善されます。

 

 

カッピング療法の実施方法

50肩に対するカッピング療法は、以下のような手順で行われます:

1. 肩周囲にマッサージオイルやクリームを塗布
2. シリコン製のカップを肩の痛む部位に吸着
3. カップをゆっくりとスライドさせる、または一定時間固定
4. 必要に応じて、カップを付けたままストレッチや可動域訓練を実施

施術の頻度や時間は、症状の程度や個人の状態に応じて調整されます。
 

 

注意点と副作用

まず気になるのは、カッピング後の皮膚の色じゃないでしょうか?この肌の色の変色、調べてみるとこのような表を見つけました。色でその部位のダメージがわかるそうです。



カッピングは比較的安全な療法ですが、以下の点に注意が必要です:

- カッピング後に赤い痕が残ることがありますが、通常は数日で消失します。
- 血行の悪い方や高齢の方は、痕が残りやすい傾向があります。
- 皮膚が過敏な方や、血液凝固障害のある方は注意が必要です。
 

 

他の治療法との併用

カッピング療法は、他の50肩の治療法と併用することでより効果的な結果が得られる可能性があります。


- ストレッチや運動療法
- 温熱療法(ホットパックなど)
- 適切な休養とアイシング
- 必要に応じた消炎鎮痛剤の使用
 

この中でストレッチは有効だと個人的にも思います。最近増えているペインクリニックなどでは、トリガーポイント注射という痛みのひどいところに注射し、これが聞いている間にリハビリを行い、関節可動域の維持、向上を目指しています。

 

関節は動かさなければ固まってしまいますので、カッピングで痛みが引いている間に患部を動かすというのは大変理にかなっていると思います。

 

まとめ

50肩(肩関節周囲炎)は、適切な治療を行わないと長期化する可能性のある厄介な症状です。カッピング療法は、その症状改善に効果的な選択肢の一つとして注目を集めています。

ただし、50肩の症状や程度には個人差があるため、カッピング療法を始める前に必ず医師や専門家に相談することをお勧めします。適切な診断と治療計画のもと、カッピング療法を含む総合的なアプローチを行うことで、50肩の痛みから解放され、日常生活の質を向上させることができるでしょう。

肩の健康は全身の健康にも大きく影響します。50肩の症状で悩んでいる方は、ぜひカッピング療法を含む様々な治療法を検討してみてください。