高齢ひきこもり問題・・・10年間ひきこもり、現在43歳の話。このドラマでよく出てくる言葉「人と繋がる事を諦めないでください」・・・この言葉はひきこもりの方達のキーになる言葉。「過去は変えられない。未来はかえられる」それも全ては人との繋がりからはじまる・・・一人でいい。

 

ひきこもり10年、20年、30年・・・今の世の中想像以上に沢山いると思う。40歳以上ひきこもり60万人とか公の調査では出た事があったが、現実は100万人は超えていると思う。世の中は生きづらく、真面目で繊細な人、そうでなくても何かのきっかけでひきこもり、鬱々と部屋の中で過ごしている人は現実沢山いる。ひきこもりから脱するのは本当に難しい。時間をかけて焦らず、まずは一人でも「人との繋がり」を得る。仕事等その後の話。そしてひきこもりから脱する事が出来ても、外にはストレスフルな現実が沢山あり、プラス自身が健康に戻れば戻る程、ひきこもってきた時間の後悔という二次的な苦しみと向き合う事になる。

 

今回の金子ノブアキ演じる43歳ひきこもりの登場人物の考える、まずは運動で体力をつけ健康に焦らず近づける事。身の回りの日常生活を自分で出来るようになる事からはじめるのは、そのとおりだと思う。その後はひきこもりの人の何かしらの力になれるような事をしたいという事も良いと思う。

 

長いひきこもりの経験は現代において貴重な当事者にしか分からない真実の苦しみ、死ぬ程の苦しみを語れる経験。そして色々な人がいるとは思うが、ひきこもりの人が持つ独特の洞察力、観察力は方向が見つかれば才能にもなる。道のりは険しいと思う。そう簡単にひきこもりから脱する事は現実的ではない。だが「人と繋がる事を諦めない」この気持ちが出てくれば、いつの日か違う色の景色がみれる日がくると思う。

 

話はかわるが、一人部屋の中で苦しんでいる人達、まずは「これでいい」と少しでも安心してひきこもって欲しいと思う。焦らず時間をかけて・・・