2/8プレバト。題「焼肉」。

渡辺満里奈、市川紗椰(俳句初体験)、棚橋弘至(プロレスラー)、市川紗椰、笠原秀幸、水田信二(和牛)。

 ※渡辺満里奈は俳句で才能アリを2回経験。市川紗椰はアメリカ出身、大の肉好き。笠原秀幸は日本ハンバ ーグ協会公認の“ハンバサダ ー”。妻は北原里英。

    ※ランキング(才能あり、なし他)は発表時点にて発表。

(句集完成まで残り17句)永世名人、フルポン・村上健志

(番組の〆)特別永世名人・梅沢富美男


(以下、放送順)


◎2位、笠原秀幸、55点、凡人

★ハラミ食む君の笑顔や春の恋

   ああ、これはよくわかりますね。作者の話によると、初デートの時だそうです。


夏井先生は、《笑顔は当たり前。「や」の詠嘆は無駄》と。そして添削は↓

▲ハラミ食む君と春待つ恋ひとつ

◎3位、市川紗椰、45点、凡人

★目を背く燃えるパプリカ彼我の春

    「燃えるパプリカ」に「目を背(ける)」、と。そして「彼我(ひが)の春」と…。

   ああ、これじゃ句だけからは「焼肉」のことだとはわからない。

    で、夏井先生の添削は↓

▲彼と吾と網にパプリカ焦がす春

◎最下位、棚橋弘至、25点、才能なし

★焼肉で筋肉付けて春肥大

      「焼肉で筋肉付けて」まではわかりますが、「春肥大」とは何でしょう?春が肥大?作者によると、春に筋肉が大きくなってかっこよくなった、ということでした。

    夏井先生の添削は↓

▲筋肉の映(ば)える春なり肉を食う

(ここで、1位は渡辺満里奈さんだと発表されました。が、何と1位も凡人査定!)


◎3位、水田信二(和牛)、40点、凡人

★先輩をいや肉待ち侘びる二月の夜

    先輩に誘われて来たのだがまだ先輩が来ない、店に入り早く焼肉を食べたいが、いやいややっぱり先輩が来るまではここ(外)で待たなくちゃ、いやいやそれにしても寒い夜や、というところでしょうね。

    この句、焼肉屋の前で、とも取れるし自分の部屋に先輩が焼肉用の肉を持って来るのを待っている、とも取れる。

    夏井先生の添削は↓

▲焼肉屋の前に先輩待つ余寒

    ※「余寒(よかん)」=寒が明けて(立春以降)からもなお残る寒さ 


◎1位、渡辺満里奈、57点、凡人

★タン塩を頬張る視線春愁の吾子

       「タン塩を頬張る吾子」ということはわかります。「視線」とは? また何故「春愁」?

 何か悩んでいる子どもさんを慰めるために焼肉屋さんに行かれたのではないか、と推察されますが…。

    夏井先生の添削は↓

▲タン塩を頬張る春愁の吾子よ

◎(句集掲載可か否か)村上健志

★スッカラの窪みは浅し春の宵

    「スッカラ」は、韓国のスプーン(スッカラ=スプーン)。通常のスプーンと違い、平べったくて形が丸い。↓

KUMIJI スッカラとポク

↑因みに、フォークは「ポク」と言う。

    韓国風の焼肉屋さんにて、スッカラの特徴に着目しての句。それを「春の宵」という季語と取り合わせた。


夏井先生の査定は《掲載決定》《これぞポンチ君の視点》でした。


◎(番組の〆)梅沢富美男

★春愁の一人焼肉持て余す

    ああ、「一人焼肉」、正しく「春愁」かも。気分も食欲も「持て余す」と…。


夏井先生の査定は《ガッカリ!》《説明くさい》と。添削は↓

▲春愁と一人焼肉持て余す

◎次回の題は「刑事ドラマ」