前回は数学の入試問題を解説しましたが、今回は社会の入試問題を解説します
社会の問題は2017年度入試のものから大幅に変化しております。
入試の社会における時間は40分だったのですが、今では50分に変更、そして時間が増大した分考える問題と言うのが増加しております
ちなみに、北辰テストの理社が基本的に40分なのも、昔の入試の理社が40分実施なのに由来しているのですね。
考える問題が増えたと言うことはつまり暗記すれば解ける問題の配点割合が減っていることに直結します
ですから、学校選択問題導入校やその近辺の偏差値にある高校は資料をよく読み、設問にスラスラ答える力がより重要になったと思います。
それでは各大問を解説していきましょう
大問1 世界地理
世界に関する地理の問題がだいたい15~20点程度で出題される。
初問は毎年国や海洋、山脈などの名前を答える問題が出てきている。
また、資料を読み取る問題、気候を答える問題、説明問題が大問1または大問2で必ず出てきている。
大問2 日本地理
日本地理の問題がだいたい15~20点分出題される。
この大問の初問も県や県庁所在地、山脈、海流などの名前を答える問題となっている。
また、ここの大問で地形図の問題が出てくるため、読めるようにしておくことをおすすめする。
大問3 歴史(古代)
だいたい一番始めに学習した時代から江戸時代までの問題が出題される。
配点は15~20点程度。
記述問題、資料と説明を照らし合わせる問題、歴史事項の正誤を判断する問題はほぼ毎年大問3または4に出題される。
大問4 歴史(近代)
だいたい明治時代から現代までの問題が出題され、だいたい15~20点満点。
年度によって出題範囲があまり変化しないのが特徴。
大問5 公民
政治、経済の問題が出題され、出題範囲が比較的広い。
問題数は多いがこの大問のみ満点が20点以上と高配点となる。
記述問題が必ず出題される以外は年度によって出題内容がバラつく。
大問6 融合問題
地理、歴史、公民が混ざった問題となり、満点は15点程度。
特に時事的に話題となった場所を中心に問題が広がる。
だいたい社会はこのような問題構成です
社会はだいたい出題パターンが安定しているので、一番肝心なのはほとんどの場合暗記となります。
重要事項の他にも、資料として出てくる写真などから出題されることもあるのでそこを覚えておくべきでしょうか。
また、考えて解く問題は特に問題中の資料が大きく参考になりますし、テッパンの記述はある程度暗記するのが良いでしょう。
社会と言うのは純粋に頑張れば点を取れる教科になりますから、他教科との兼ね合いを考慮しつつ、地道に勉強するのが良いですね