僕ら歯科医療を生業としている人間なら、今より患者さんのお役に立てることは
無いものか?と模索するなんて、言わずもがなだと。
昨日より今日、今日より明日って当たり前じゃないかと。
特に歯科医療の日進月歩さは驚くばかりなり。新しいマテリアルや治療方法、
器具によって大いに変わる可能性がある。
僕は53歳だが、歯科においては常に最先端のことを学び続けております。
勿論、テクニック的に無理だったり、設備的に厳しいこともあれど、最先端な情報は
常に取り入れております。
しかも簡単には臨床に応用しないと。それなりに吟味しますし、経過を追います。
新しいから正しいはないし、昔ながらの治療のほうが優れているケースも多々ある。
特に僕ら臨床医は、患者さんは実験台じゃないだけに、結果が残るであろうことで
以前の治療方法よりも明らかにアドバンテージが有ること、且つ為害性のないことを
検証して初めて、臨床デビューさせると。その前に練習しないといけない事は
事前に色々と実習し、晴れて実地に移る。
そういう慎重な姿勢は医療では大事だと僕は思います。害のないのが第一という、
片山恒夫先生の金科玉条のお言葉を胸に、自分を律して診療に臨んでおります。
そうじゃないと嘘だと僕は心底思いますし、医師といえど神様じゃないだけに
テクニカルエラーをゼロにするのは無理だと。それを如何に防ぐか?
それは僕らが見る眼を養うしか無いし、自分の治療に対して厳しく審査しないと
いけないと。我田引水になったらダメですし、自分を甘やかすなんて以ての外。
自分を律して、自分の治療結果に対して謙虚になって検証し、今後に活かすのみ。
上記の文章を読むと息苦しく思われる方もおられるかも知れませんが、
それは決して辛いばかりじゃなくて、結果とした患者さんに喜んで貰えて、
実際に抜く予定だった歯を残すことが出来たり、入れ歯がかめたり、歯並びがキレイに
なったり、見た目が良くなったりがあれば、僕らもいくら苦労しようが嬉しいと。
報われた努力ほど、次に繋がる原動力はない。まだまだ頑張りたいと思える。
そういう有り難いお仕事に僕らは就かせて頂いているんじゃないかな?
文句言う前にやるべきことが山ほどあるし、遊んでなんておれないと。
成すべきことを成し、自分に正直に向き合い、足りない所を勉学で補い、患者さんに
ご奉仕するしか無いんじゃないかな?
そういうつもりで僕は日々楽しく過ごさせて頂いておりますよん💗\(^o^)/💗