中々に自分とは全く違う人間が何故？そういう行動を取るのか？理解しがたいが、
最近ようやくわかったことがある。
自慢したい人がいる。偉そうにしたい方がおられる。何でやろ？と思ってたが、
ふと気付いた。要は劣等感の裏返しだと。自分に負い目があるから、見栄張りたいと。
弱さを見せたくないために虚勢を張るんだと。
歯科に於いてもそう。何かの講演を聞きに行く。非常にわかりにくい表現をなさる。
どっか気取ってる。ワザと分かりにくい表現を取り、難しい言葉を弄し、英語を多用
される先生がおられる。
今は実は非常に減ってきた。専門的なことを噛み砕いて話される先生が増え、
そういう真摯な先生方が人気を博しておられます。時代は本質志向だと。
例えば論文を引用する時、自分がどれだけ勉強したのか自慢したい方は、ペーパーと
仰ったりする。ペーコとパー子？なぬ？ しかも長々と結論を言う前に、ご丁寧に
分かり辛い論文を羅列なさる。僕らは置いてかれる。で、ようやく大した事ない
結論を述べられる。既に僕らは飽きている。
が、真摯な先生方は、お話にストーリーが有り、論文は飽くまでその論証であって、
サラリと流され、しかもこの論文ではこう言われているが、別の論文では違うと、
比較対照して、何が正解かを模索され、僕らもナルホドなぁと思いつつ、どんどんと
興味が湧き、あっという間に時間が過ぎる。
エラ違いだと。自慢大会と何かを折角お越しになった聴衆に伝えたい方と。
貴重な休みを割いて、それなりの高い受講料を支払い、得る情報の違いったら・・・。
接待講演会と貴重な情報源と、雲泥の差。
僕も以前はお付き合いで、自慢大会にも参加していたが、今は吟味して講演を選別し、
参加した以上のものを頂戴することが殆どになった。所謂、先生を選んで参加する
ようにしたら、楽しみしか無い。
短い時間でも濃厚にお話になる先生と、長々と自慢大会を性懲りもなく繰り返される
先生。どちらのお話を聞きたいか？ 自明の理。以前はよくお名前を聞いたのに、
最近お見かけしないよね？ あ、そういうことね？・・・。
歯科も情報の伝わり方が時代と共に速くなり、正解がかなり見えてきた。
扱う話題が自己満だと誰も見向きもしなくなった。確実に進化しております。
かと言って、誠実に取り組んでおられる昔から有名な先生は今も現役。
出版された時代が古くとも、正鵠を得る先生の名著は今も僕らの参考に多いになる。
ようやく歯科もいい時代になりました。僕らが若い頃とは隔世の感有り。
来月はセミナー三昧。
まずは7日はGCの行田先生の歯肉縁下形成・前歯＆臼歯実習コース。
そして11日の祝日にササキの青島先生のCR・天然歯の生体模倣。
大トリが21日に大信貿易の甘利先生の生物学的形成テクニック(BOPT)と
PRAMAインプラント(実習)。
全て以前より受講したかったもの。行田先生のセミナーは初、
青島先生のは通算4回目かな？ 甘利先生は2回目。
全ての先生方が確かな技術と学術的な裏付けのあるevidenceをお持ちで、
且つ弁舌さわやかで御座います。行田先生はDoctor Bookの無料動画でお話を
お聞きしており、ご本も何度も熟読させて頂いております。
甘利先生のセミナーのご案内。
修復治療のパラダイムシフト
よくよく先生方のことを知ると全て日大歯学部ご卒業。何かのご縁を感じます。
全て僕の休みの日。木曜日2回、祝日1回。診療所には迷惑掛けない憎いアン畜生。
しっかりガッツリお勉強致しますよん♪(￣∇￣)ニヤリ💓