少し落ち着きました。
まだ声は枯れてます。
いや、終わった後の打ち上げでギャンギャン喋ってゲラゲラ笑ったからです。

舞台終わった次の日は、打ち上げで遅くなったにもかかわらず、早起きして娘のひなたさんと水族館へ。実家から母も来てくれて久々に。

舞台で疲れてるとはいえ、実は次の日でも変にアドレナリンみたいなやつが出ているので、まだ興奮状態ではありまして、なんだか平気なのです。

母は、あんた元気だなあ、なんて言ってましたが、まあ、ひなたと共々癒されるような気持ちになりました。

金魚が綺麗。



で、その次の日、28日は打って変わって白目です。バタンキュー。
このタイムラグがアレですが、まあ、とりあえずホッとしましたのです。


無事終わったなあ、改めてありがたいなあ。



今回は4回目でした。



なんだか1回目「独立」の時は花火みたいにドォンと一発って感じで。



そしてその次の「独歩」は打って変わって苦しかったように思います。一発目は勢いみたいなものもそうだし、初めてだから僕自身もお客様も初物を味わう感じの新鮮さとでも言いましょうか。


やりたい事、みたいなものもありますし。


2回目はその1回目を越えなきゃいけない、みたいな気持ちになるのが常です。まあ、本当は全然そういう事じゃ無いんでしょうが、前回との比較になるだろうなあなんて考えちゃいます。
いや、一番比較してるのは自分か。


ひとりバックトゥーザフューチャーも2が一番大変だったなあ。

というか、そもそも誰にも頼まれてないくせに、大変だとかバックトゥーザフューチャー2は難しいんだとか、勝手な話です。
早い話5文字で言えば「しらんがな」な訳であります。
ほとんどの方は僕がバックトゥーザフューチャー2をやる事など望んでいません。
あの例の靴の紐がどうやって自動で閉まるか、とかマーティーが着ている自動乾燥システムの服をどうやってアメリカから仕入れようか、とか、もう自己満足の極みです。


花火からの第2弾「独歩」



終わってみれば、1つ気持ちが晴れやかになったような気持ちに。雲の上からスポッと顔を出せた。



そして「独走」




第三弾は振り返るとノウハウやなにやらが少しわかってきた上で、もっと身軽に自由になった公演だったような。遊び心みたいなやつを感じられるようになった気がします。

衝動の独立で、絞り出す独歩ならば、感覚の独走と言った感じでしょうか。

自分自身があまり焦らなくなってきた。ギャンギャンに攻めて行くだけが攻撃だと思っていたのが、違う面白もどんどん発見出来てきたのでしょうかね。


やはり物事は3つがセットになってるような気がしまして、考え方によっちゃあ、この独走でひとり舞台シリーズが完結でいいかもなとも思ったのですけれど、やっぱり初日開けてみれば、いや、続けるべきかなと。
やっぱり発見が面白いわけで、発見というやつは尽きることがなく、次から次へと、発見と課題みたいなやつが現れまして。


自分はこういうのが好きなんだ、すら、自分でよくわかってないのだなあ、というのも発見。


いやはや、面白い。どんどん面白くなってきた。
スパアンと気持ちよく、「独走」を終えることができました。



さて、続けようと決めたのはいいけど。


あれ?


実はまたここからスタートな感じが押し寄せました。


あれ?独歩からの独走で、なにかを掴んだはずなのに。


なにせ3部作って感じも無意識的にあったわけですし、花火として打ち上げた独立の時からのシリーズ物も3回やった訳ですしね。
バックトゥーザフューチャーも3までやっちゃったし(笑)しらんがなですね。



なにやろうかなあ。とりあえず思いつかない。


ふう。

さて、一からまたか。
すごろくで行くとふりだしにもどるみたいな気持ちが不思議と芽生えてくる。


なかなかにイバラだぞ、これは。


なんか、これはよく考えたら「無間地獄」だぞ。

終わったような気持ちがすると、また始まりな気がする。そして、それ自体が終わることがなく延々と続いて行く。


と。


いや、そうか?


それもいいんじゃないか?

いや。

人生自体がそんなものじゃないか。


地獄でなぜ悪い。


産まれてきてからというもの、もう既に絶対将来死ぬという確定要素、愛した人とも絶対に別れなければいけないし、もう、辛いことばかりじゃないか。

しかし、それだからいいんじゃないか。

続けるという事から分かる事がやっぱりある様な気がする。続けるという事でしか分からないこともあるような気がする。

お?こりゃ面白そうじゃないか。
よし、計算はないぞ。でも勝つ気でいく。
ガンガン行ってみるか。


みたいな感じを、このフライヤーで石川さんが書いてくれました。




こうしてみると、大変に、僕自身の大きな気持ちの流れみたいなものを石川真澄さんが見事に書いてくれてるなあ。本当に凄いことだ。凄い事です。


この時点で、確実に「ひとり」では出来ない公演でもありますね。


ああ、また内容の話までいかない。どうしよう。
このままつぎのソロ公演まで、こんなことをウダウダ書いてたらどうしよう。


今日は疲れが取れたとすっかり勘違いして、キックボクシングに行ったら、立てなくなるくらい疲れちゃってまた白目です。
もう。調子に乗ったら知りませんよ、プン。