◾️東京ヴェルディ 0-1 町田ゼルビア @味の素スタジアム
前節はセレッソ大阪に1-1のドロー。前半戦で敗れた相手に勝つことは出来ませんでしたが、横浜Fマリノス戦に続いて負けないことは大切。山田楓喜が前半にレッドで退場となり、1人足りない状況でしたが、この勝ち点1は貴重です。前向きに捉えた方が良い内容であったと思います。
そして今節は、5月中旬に0-5で完敗した町田と東京ダービーに挑みました。味スタまで行ってきました。観客数は22,480人でホームゴール裏のチケットは売り切れ。自分もゴール裏にいましたが応援には迫力がありました。
町田戦スタメン。
前節からスタメン変更は1人。出場停止の山田楓喜に変わって、染野唯月がスタメン入り。そして怪我から復帰の森田晃樹がベンチ入りしました。
結果は、0-1で敗戦しました。シーズンダブルを許してしまいました。
前半6分にオウンゴールで失点して、あまりにもあっさりとした失点に前半戦の5失点が頭を過ぎりましたが、その後は互角になりました。ただゴールまで迫れるシーンを作ることは出来ず。後半には選手交代を有効に使って押し込みましたが、堅守の町田の守備を崩すことは出来ずにタイムアップとなりました。
首位を走る町田が強かったが、素直な印象です。町田・黒田サッカーは毀誉褒貶がありますが、CKの時に翁長が倒されたことはあったものの、それ以外はラフなプレーはなかったし、無駄な時間稼ぎもありませんでした。町田が素直に強かったことを認めるしかないし、首位をこのまま維持するだろうと思いました。
町田を褒めていても仕方ないので、ヴェルディについては良かったところに目を向けると、最も盛り上がったのは後半32分に森田晃樹が出場したところ。待ちに待った復帰でした。改めて視野の広さに感嘆させられました。「そこに出すんだ」と驚くようなパスを通していました。木村勇大と染野唯月がここのところ輝きが消えていますが、理由はお膳立てしてくれるMFの存在がなかったということ、つまり森田晃樹の存在がなかったのだと、この試合を見て気が付きました。
私は森田晃樹のプレーに感嘆していましたが、試合後に城福監督はこのようなコメントをしています。
「守備のところで、彼はまだ試合に出られるレベルじゃないと思いました。彼のところから少し切り裂かれていたので。途中から入った選手がそれではダメ。攻守において先頭に立たないとダメなので。やれた感よりも危機感を持って来週の試合に臨みたいです」
あのプレーで、まだ低い評価になっていました。
今後森田晃樹がさらに本調子になれば、本人の存在感だけでなく、さらに木村勇大、染野唯月の得点力も上がるだろうと思います。敗戦ではありましたが、ヴェルディの未来が明るいと感じました。