川松真一朗の「日に日に新たに!!」
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2018年05月15日(火) 11時35分00秒

東京大会のヒントになるかゴールドコーストの挑戦。

テーマ:2020東京オリンピック・パラリンピック

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

 

コモンウェルスゲームズ開催

先月、オーストラリア・ゴールドコーストにおいてコモンウェルスゲームズが開催されました。これはイギリス連邦に所属する52の国と地域から70チームが参加し4年に一度開催されるスポーツの祭典です。英連邦のスポーツ大会ですから、イメージとしてはオリンピックに近いものですが、例えばイギリスはオリンピックにはイギリスで参加しますが、こちらにはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4チームに分かれて参加します。

 



東京大会のヒントを探る

当然、2020年を見据えた私からすれば、東京オリンピックとゴールドコーストコモンウェルスでは前提となる都市機能の差はあれど平昌オリンピック同様にヒントがあるのではないかと考えました。本来は大会期間中に渡豪したかったのですが、4月4日から15日までと日本の4月開始年度においては、どうしても日程の段取りがつきませんでした。ところが、折しも4月後半から連休頭に向けてラグビーに関連して渡豪のタイミングがありましたので、現地で様子を聞いてきたものです。

 



GCの交通オペレーション

特に、東京大会「成功の鍵」は交通オペレーションであるというのが私の主張です。ゴールドコーストは日本人にも人気の観光スポットでありサーファーズパラダイスを中心にホテルが建ち並んでいます。日本のように鉄道網が充実しているわけでなく、2014年にオープンしたトラム(路面電車)があるだけであとはバスが交通機関としてはメインです。人々の移動は基本的に車です。特に平日ともなればクインーズランド州都でありシドニー、メルボルンに次ぐ国内第3の都市であるブリスベンに仕事へ向かう方が多く、朝夕のラッシュ時には混雑しやすい道路事情があります。

 

渋滞ゼロを実現!?

ところが、今年の第21回大会は「渋滞はなかった」と現地の方が口を揃えていうのです。この政治判断というか都市運営が東京に当てはまるかどうかは別として参考になるかもと今日は記しておきます。

 

では、なぜ渋滞は起きるのかという車がそこにあるからという原点に立ち返り、ゴールドコーストではコモンウェルズゲームズ期間は学校を休みにして、できるだけ他の街に行っているようにと呼びかけたとのこと。大会専用レーンもあり、一般車通行車線は使用線が減るものの期間中は渋滞がなかったとのことです。現地で毎日のようにテレビ放送があり人気のプロラグビーリーグもゴールドコーストのスタジアムを使わない日程にしたとかで皆が協力しあった様子でした。

 



では、2020年大会中に環状2号線が完成しない事が分かった今、都心の車をどうするのかというのが私達の直面する課題です。築地市場用地が大規模な車両基地になる以上、この周辺の混雑緩和オペレーションは必須です。ましてや、ご承知の通り、銀座に至近であり、通常から交通量の多いところであります。ゴールドコーストでは渋滞ゼロが実現できたわけですが、これがシドニーだったら可能だったのかなど仮定論で言えば話がつきません。

 

東京大会はやってくる

今、東京都や大会組織委員会では交通オペレーションの研究を進めています。警察関係含めて、ここは腰を据えて取り組んでいます。どんな形であれ、2020年7月24日の東京オリンピック開会式はやってきます。そこまでにやれる事は徹底しておきたいのは誰もが同じだなと考えています。

 

一方で、日本人とくに東京人の「あくせく」し過ぎな社会環境も変えていきたいと思っています。新宿駅で我先にと、階段に向かう人など、どうしてそんなに怖い顔して急がなきゃいけないのかと最近つくづく思います。たまに乗るタクシーの乗務員さんも「急いで行きます。」と言われます。私は「無理して急がなくていいから安全運転でお願いします。」と話すわけです。

 

東京の経済活動をとめずに最高のオリンピックを

閑話休題、東京オリンピック時の東京の経済活動を止めるわけにはいきません。ですので、あまりにも露骨に車両制限を都内にかけるオペレーションは好ましくはありません。やはり、これを機会に真の意味での働き方改革、頭の柔軟性が生まれてくるような日々の活動における「価値の転換」が求められるのかもしれません。皆がイライラしないで毎日過ごせるような土壌作りこそ、20年を見据えた政治家が描く未来図のような気がしてならない今日この頃です。

 



東京都政を取り巻く環境については、現在あまりにも低レベルで夢と希望を感じない事柄が多く報道されています。豊洲市場隣接の賑わい施設に関しても、事業者と小池知事の間で中々コミュニケーションが取れていないようです。ここは、全関係者が素直に胸襟を開いて信頼関係を再構築するほかありません。大家さんとの信頼関係は本当に大切です。純粋に、皆がベストと思える環境作りに向けて今日も頑張って参ります。

 

2018年03月06日(火) 11時33分12秒

小池知事、音喜多都議は議会を軽視しているのか!?

テーマ:ブログ

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

 

私のブログに賛否多数・・・

さて、先般、私が記した「小池都政は結婚希望者を喰いものにするのだろうか!? 」の記事に対して様々な意見が寄せられています。私は結婚希望者のサポートのあり方については問うてますが、婚活支援動画そのものを否定しているわけではありません。そもそも、私も映像の世界にいたものですから動画のクオリティ、センスは一面的に評価できないという事を分かっており、そこは文句を言っていません。

 

音喜多都議が要約

さて、その様々な評価の中で、音喜多都議には丁寧に文脈を読み解いて頂いて私の主張をまとめて下さいました。

LGBT等の対応部署が新設される一方、小池知事主導の「婚活動画」には議場から怒号。都の支援のあり方はどうあるべきか?

その中で、

「川松都議の長文を私なりに要約すると、行政が「ビジネス新興」を目的に一部の事業者を恣意的に支援しているのでは?という懸念を示されているようです。

これは「民業圧迫につながる」として、婚活支援への税投入に否定的な私の見解とも一部重なります。

ただまあ、小池知事の今回の答弁には、そこまで深い意図も思惑もなかったように個人的には思うところです。

 

私がビジネスモデルはおかしいでしょと感じている事は正しいとして、後段の小池知事には深い意図も思惑もなかったという表現にはいささか違和感があります。

 

これは議会軽視だ!?

私は小池知事のプライベートで語られた講演の文言を取り上げているのではないのです。あくまでも東京都議会の本会議場における知事の発言を取り上げているのです。この本会議上の発言に「深い意図も思惑もない」ことを良しとするならば、はっきり言って東京都議会は何のためにあるのかという根本的な問いにぶつかるわけです。これはあまりにも議会を軽視しているとしか思えません。

 

実は昨日、東京都議会には平成30年度の予算特別委員会が設置されました。その中で、各会派の総質疑時間が以下のように決定しています。

都民ファースト 8時間33分

公 明 党   4時間 7分

自 民 党   3時間37分

日本共産党   2時間38分

民進・立憲      40分

かがやけ       40分

 

ここで注目すべきは、公明党と自民党は議員数がともに23名で同じながら質問時間が異なります。自民党が30分少ないわけです。これは自民党が少数会派に発言の権利を譲った為であり協議の末で出てきた話です。この事で結果として、かがやけに40分が割り振られました。予算特別委員になった音喜多都議にはきっちりと40分の時間を使って小池都政に迫って頂きたいと思います。

 

深い意図と思惑はどこへ

音喜多都議自身のブログ表現が「議会軽視という事ではない」「深い意図も思惑もない」のであるならば、ご自身の質問に対して小池知事が「深い意図も思惑もない」答弁をしてきた時にしっかりと追及をして欲しいと思います。もし、そうなれば私も委員に任命されましたから、音喜多都議の追及を応援する立場になろうかと思います。

 

今回は私も自民党を代表して一問一答方式の予算特別委員会の質疑に立ちます。本日のお昼までに質問通告です。

2018年03月03日(土) 12時01分31秒

小池都政は結婚希望者を喰いものにするのだろうか!?

テーマ:政治
東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。
 

思わず私は声を大きくせざるを得なかった。

あまりにも小池知事と都議会第一党の都民ファーストの議員団が無責任すぎて。東京都政の正常化に向けて、自民党が頑張らなければいけないんだ。そう強く意識した小池知事の答弁でした。
 
まず、この動画を皆さんはご存知でしょうか?

 

 

これは東京都のウェブサイトの説明によると「東京都では、結婚を応援する気運醸成のための取組を始めています。このたび、結婚を希望する方が、東京でオリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年を具体的な目標に、一歩踏み出せるよう後押しするための動画を、都で初めて作成しました。」ということです。3000万円の経費となっています。
 

批判が多い動画について自民党から質問

折しも日本テレビの「スッキリ」でも否定的に取り上げられていたもので、今定例会の一般質問で我が党の柴崎議員から「思い付きではないだろうか?」「記者会見の場で一方的に発表された」「一部で行政が結婚を押し付けるなと言われている」「東京都の広聴窓口にも抗議の電話がかなりあるとのこと」などの前提から本当に都がやるべき事業なのか。
多様な生き方を選べる時代に、なぜ知事はこのような事業を立ち上げたのか、その理由と目的及びどのようにして都民のニーズを把握したのか知事の見解を伺います。と質問したのです。
 

小池知事の答弁は?

小池知事は、「結婚を希望しながらも、一歩を踏み出せないでいる方の後押しをすることを重要と考えていて、現在、結婚に向けた機運醸成に取り組んでいるところ。この動画もその一環として、結婚や家族、ライフプランについて考えるきっかけにと作成した。」と述べたのです。
 
勿論、ここに私達が反論する余地はありません。東京都の生涯未婚率は男性が26.06%(全国3位)、女性が19.2%(全国1位)というデータに基づいた結婚機運醸成は良い事だと思います。
 

アドリブで語った小池知事のワード

しかし、ここで小池知事は突然、手元の原稿から目をあげて語り出しました。おそらく、ここは担当職員と打ち合わせなく自身のアドリブで付け加えたパートだと推測されます。それだけに、小池知事の本心が述べられたのでしょう。
 
私は長年、自民党で婚活・街コン議連の会長を長年務めて参りました。婚活・街コン議員連盟が全国サミットを行いますと、地方自治体の担当者の方々が数百人、うわっと集まるんです。そこで婚活や街コンなどのビジネスモデルをお互いに共有しようということで大変賑わっております。と、このように述べました。
 

ビジネスモデルという言葉が飛び出した

ここだけ聞けば、何も違和感はありません。繰り返しになりますが、柴崎都議の質問は「理由と目的及びどのようにして都民のニーズを把握したのか知事の見解を伺います。」です。私は小池知事のビジネスモデルを共有と表現が腑に落ちません。ただでさえ、3000万円かけた動画の是非を問うているやり取りで、出てきた言葉がビジネスモデルです。
 
私はこの事業が予算に計上された時に、東京都政策企画局の職員に聞いていたんです。あくまで機運醸成であり、婚活や街コンの業者を支援することは東京都の事業としてふさわしくないという東京都の見解を。
 
しかも、墨田区のある公益法人が婚活事業をやっています。今の小池知事が前段で語られた生涯未婚率の数字も意識して社会貢献としてやっている法人の事業に対して東京都がこれは営利活動だから公益法人の活動とはみなさないとして対応されている事に幾度にわたって東京都に掛け合ってきたのです。確かに小池知事のいうように費用をかけて商売で婚活をやっている事業者もいれば、ボランティアでやっているような団体の活動も同じ枠で括られてしまうのはあんまりだと主張してきたのです。公益性とはどこで判断するのかと。だからこそ、機運醸成ならばこういう純粋な団体に支援すべきだと話をしてきたのです。私達は小池知事が都政の場で問題提起する前から、諸般の社会情勢に対して危惧をして様々な事をやってきています。
 

いい答弁なのか?

さらに、都議会本会議上では自民党の質問に答えた小池知事に対して都民ファーストの議員団が大きな拍手を送り、中には「いい答弁だ」と声が出てきたのです。これに対して、「何がいい答弁だ」「事業者目線ではないか」という憤りを覚えたのです。そもそも、議会でいい答弁だというのは、政策が前に進む時に出てくるヤジです。今回のように小池知事の私見が述べられただけで、実際に課題解決に向けての様子が見えないのにいい答弁というのも違和感があります。小池知事の政策発表会ではないのです。
 
補足すれば、議会での質問は具体的な答弁を引き出して行政事務を進める事であり、前述のような哲学では「良い質問」は思いをどれだけ上手に述べたかが評価のポイントになりやしないか。議場は個人演説会の場ではないんですが。
 
一夜明けて、これを書いている今でも落ち着きません。小池知事の発言に対しての揚げ足取りだという批判も私には届きます。LED交換事業もほぼほぼ効果なく、現場は困っているのです。これも自分が目立っただけという批判があります。今回の動画も小池知事が声で出演し最後に「あなたは誰と観ますか?」と投げかける動画です。
 
 

小池知事はダイバーシティの実現を標榜しているが

この動画出た頃の朝日新聞では、「恋愛しない若者たち」の著書があるマーケティング会社社長の牛窪恵さんは動画について、「多様な生き方を選べる時代に、多くの独身男女が『なぜ東京都に言われないといけない?』と疑問を抱くだろう。行政が一定の型にはめようとしているようだ」と指摘。「非正規雇用が増え、経済的な事情から恋愛に意欲が持てない人も多い中、『理想型』の見せつけでは共感を得られない。受け手の気持ちが分かっていない」と話す。という記事も出ているのです。
 

都政の基本に立ち返って頂きたい

私は小池知事には東京都政のやるべき事、進むべき道の基本を実践して頂きたいのです。どんな仕事でもスポーツでも基本の型があってオプションが増えていくんだと思います。東京都に愛を持って、自分本位を捨てて、基本の基本を完璧にこなしてから応用の策を展開して欲しいのです。今般、顧問政治を変えていくという趣旨の発言もありました。度々、私が指摘してきた顧問団の言動も都政の基本がないんです。だから、みんな困るんです。
 
何れにしても、機運醸成はビジネスモデルの為ではなく、本当に結婚したいと希望されている方々の為に充実すべきの政策です。小池知事にも色々な考えがあるならばこそ、前述のようなボランティア組織で必要経費としてどうしても参加費を集めている団体に対しての方向性も見直す運動を共に展開して欲しいと思います。
 
私も議場では目立つタイプですが、それだけ都政に一生懸命だという事です。
2018年02月27日(火) 09時00分09秒

平昌で感じた日本の2020年経済活性化施策。

テーマ:政治

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

 

さて、今日は宿泊問題をテーマに掲げます。

 

ホテル不足

平昌オリンピックでは、スキー場エリア、つまり雪山エリアという事もあり大会前からホテル不足が言われておりました。事前から大会組織員会や韓国オリンピック委員会の方々と情報交換を重ねていたわけですが、平昌エリアのホテル代は高騰しており薦められないと言われたものです。

 

そこで、私達は仁川空港近くのホテルを宿泊先とし、約2時間かけてKTXという新幹線に乗って平昌、江陵という競技会場へと日々通う事にしました。さすがに始発の仁川空港駅から終点まで乗っている人は少なかったですが、ソウル市内の駅からは多数のオリンピック観戦客が乗っていました。それでも約1時間半くらいかかります。

 

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東京は常時ホテル不足だし

東京には平昌に比べればホテルはあります。しかしながら、オリンピック以外のお客さんも常時多数いるわけです。ビジネス客だったり観光客だったりとにかく東京には人が多く集まっています。選手には選手村がありますが、各競技スタッフで選手村に入村出来る人数には限りがあり、入村出来ないメンバーは都内のホテルに宿泊しなければなりません。加えて、11万の募集がかかる大会ボランティアは各自で宿を調達しなければいけない事になっています。その他にも各国の要人が集まってくるでしょうから、都内のホテルはかなりの満室状態が続くと予想されます。

 

そこで、私達が思ったのは2020年大会時には、今回の私達のように新幹線で東京に通うという観戦者も多数出てくるだろうという点です。例えば、東海道新幹線のこだまで静岡エリアに宿を構えるとか、場合によってはのぞみでの移動時間を考えれば名古屋も対象エリアに含まれるかもしれません。一方で、東北新幹線もありますし、上越新幹線、北陸新幹線もあります。

 

当初、16年大会招致時から開催都市は一つという大原則に基づいて作業を進めてきましたので、他府県は関係ないのではという雰囲気もありました。実際にはもともと日程上の関係で地方開催が組まれていたサッカーに加えて、野球などの追加種目、会場建設の絡みで近隣県に会場が移っていたものもあります。こういうところは、あくまでオリンピック開催自治体になります。開催自治体であれば、分かりやすくオリンピックムーブメントを醸成しやすいものです。また、それぞれの国や競技団体と個別でマッチングしている事前合宿地も地元民には分かりやすいでしょう。

 

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20年こそ各地が観光施策を仕掛ける大きな機会

今日、私がここで提案したいのは、地元観光とオリンピック観戦を一体にした魅力発信も地域活性化に貢献出来るのではないだろうかという事です。7月から8月という時期ですと、そもそも混雑があるかもしれませんが、例えば軽井沢あたりも全く問題ないエリアです。冬季オリンピック開催地でもあり、色々な事も体験できます。現在は阿部長野県知事の発想力と行動力でEXILEのHIROさんと共に各施設の活用法や町おこしを仕掛けています。

 

そして、この事は前年の19年ラグビーワールドカップ日本大会でも実践出来るはずです。特に19年は関東だけでも横浜、東京、熊谷。これに静岡や豊田もあります。この辺りは私の仮説に基づけば、十分に対応可能エリアです。ましてや、静岡であれば19年には大阪、神戸もリーチできます。

 

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経済波及効果32兆円を越えていこう

こういう総合的な視点で各県と東京が一体となって20年を迎える事で東京の独り勝ちではなく、これを契機に日本全体が盛り上がっていくというビヨンド2020を実現できるのではないでしょうか。経済波及効果は全国で約32兆円という試算もありますが、もっとここで頑張る事で32兆円超えも夢ではなくなると思っています。全国の皆様と20年を成功させたいという思い一心で記しました。

 

2018年02月26日(月) 10時08分14秒

都議会議員の海外出張はアリかナシか。

テーマ:政治

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

 

さて、今日は東京都議会議員の海外視察について私見を述べます。今回の平昌オリンピックには、超党派の20年大会成功議員連盟として自民党から1名。オリンピックの特別委員会に所属する自民党都議4名が韓国出張となりました。遡れば、2016年のリオデジャネイロ大会では開会式に3名、閉会式に2名、パラリンピックに4名が行っています。これらはすべて私費出張となっています。

 

海外視察は海外旅行なのか?

そもそも、舛添都政における都市外交出張が「豪華海外旅行」という風潮になり、16年リオデジャネイロ大会は直前までに超党派で議会からの公費派遣となっていたのを議会として中止にしました。それでも、自民党は20年大会へは直前の大会で学ぶ事は沢山あるという信念の下で、会派としての私費出張を決めたのです。そして、昨年の都議選で議会改革を訴えた都民ファーストのメンバーを中心に議長の下に組成された議会改革検討委員会で海外出張も議論する項目にあげて現在審議中です。そのため、今回の韓国出張も私費になったという経緯があります。

 

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自身は2度の公費出張を経験

私自身、都議になって2度海外視察に行きました。一つはドイツ・オランダへ、もう一つはイギリスでした。前者は自民党会派だけで構成される出張で、ドイツではマイスター制度を主にドイツの職人保護政策、職業訓練の実態、社会保障制度のあり方、男女共同参画などを、オランダではワークライフバランス、舟運活用、自転車専用道路政策などの都市計画についての調査でした。連日、現場での視察や各機関とのヒアリング、意見交換などで連日びっしりの視察でした。

 

一方、後者は超党派で構成された正にラグビーワールドカップ大会の視察で、試合も1試合見ましたが、それよりも会場の設備や街中のファンゾーン、各国の合宿地などを周り、イングランド内を動き回りました。いずれも、視察の準備段階で取りまとめを私がしたので視察自体に抜かりは無かったと自信を持って言えます。

 

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出張前後にやるべき事

行くまでの労力が半分で、出発日からの労力が半分だと思っています。前者で言えば、事前にテーマに沿った各関係資料を視察団で読み込み、ワイドな視点からピンポイントに絞っていきます。それを基に、外務省と打ち合わせを重ねて、現地の駐在員を紹介して頂きます。その方達とも中身をつめて、実際に現場へ行きます。これに合わせて、テーマを理解している現地での通訳さんを探すのも大変です。特にタイトなスケジュールでは「時は金なり」です。同時通訳できる人を探します。これが難作業です。結果として、この時は見つからず事前の質問項目などを先行して渡すなどしました。あわせて東京都のテーマに関連する政策の変遷も自分達で整理しておきます。視察の目的は都の政策にフィードバックにさせる事ですから、好き勝手に趣味のような調査にならないようにするのは当然です。

 

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上記のような事は、公費だろうが私費だろうが関係ありません。今回の平昌オリンピックで言えば、私が一緒にいた計4名は事前にオリンピック関係者や国会のオリンピック議連の方々、あるいは平昌大会組織員会、韓国オリンピック委員会のメンバーと連日、電話やメールのやり取りです。その中で、現地のどこを見たら良いか、雰囲気を掴みました。

 

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実は都議会の場でラグビーワールドカップの準備を入念にやるべきだと、本会議や委員会で私は議員になって直ぐの頃から言及してきましたが当時は誰にも響きませんでした。その結果が国立競技場ザハ案撤回も導きました。15年大会では日本代表が南サフリカ代表に勝つという世界も驚く大活躍によってワールドカップに注目が集まりましたが、誰もラグビーワールドカップ自体は分かりません。ちょうど議会派遣を決めるタイミングは国立競技場の19年完成が幻になり、東京スタジアムを活用すべきだと都議会でのラグビー成功議員連盟が活発になった頃です。私は公費でも私費でも構わないから、1人でも多くの方にイングランドに行って現実を見て欲しいと各所に声をかけ続けました。都議になって2年の私が各会派に呼びかけたのも心からのお願いだったからです。

 

公費と私費の違い

では何が異なるか。会派横断の超党派で組まれるラグビーワールドカップやオリンピックなどの特別な公費派遣だとここに「議会局」という都の職員が帯同します。私はここが大切なんだろうと思っています。あくまで、議会では予算審議や条例制定などの議論が本筋です。その際に、より中身を深めていくには事務方の円滑な議事サポートが不可欠です。ところが、海外視察に同行してませんと私達の問題提起に「ついて来られない」わけです。実際に、ラグビーワールドカップ後の審議と、自民党が私費で行ったリオ大会後の審議ではちょっと様子が異なりました。一つずつ丁寧にリオでの様子を説明して、こういう議論をしたいから時間はこれくらい想定しているとか、説明パネルはこうだとか。加えて、議会局職員が同行となれば、彼らも議員の添乗員としていくのではなく都の職員としていくわけですから、関係各局との事前の情報共有を大切にします。

 

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ですから、16年のリオ大会には私の知る限り、自民党から7名、今の都民ファーストから2名が私費出張に行きました。様々なやり取りを通しても、やはりこのメンバーとは意思の疎通がはかりやすいものです。現在の任期における都議会オリンピック特別委員会委員長にリオにも行かれた小山議員が都民ファーストから就任したのは大きな意味を持ちます。

 

ここで付け加えると、先の特別委員会で私は委員長に2020年大会の肝は輸送計画にある。にも関わらず、リオでは輸送状況、車両基地の視察をじっくり行っていなかった事が東京都への要求資料から判明しましたので、都知事に委員会への出席を取り計らい頂きたいと委員長に要求しました。そして、知事には輸送計画についてどんな考えを持ってきたのかをお聞きしたいと考えています。

 

特別な出張ほど高騰する費用

話がそれましたが、都議会議員の海外出張に賛否両論あるのは健全な形でしょう。ただ、それは視察ないよう、成果で判断されるべきです。私はそもそもリオデジャネイロの公費派遣メンバーには入っていませんでした。それでも行くべきと思っていた1人です。出張費用が高くなるのには要因があります。一言触れておくと、一番はホテル代の高騰。今回の平昌でもホテルが高いと話題になりました。加えて、現地の移動です。もし視察団という形でバスをチャーターすればバス代もかかります。先にも記しましたが、同様に大きなイベントになればなるほど多くの方が集まるのでバスだけでなく、優秀な通訳・ガイドさんの需要が高まり取り合いになり結果としてここも高騰してしまいます。とにかく通訳さんを疎かにしてはいけないというのが私の持論です。私も様々な場面で海外からの方々との会議等やり取りをしますが、大事なミーティングでは通訳さんに同席してもらうのをマストとしてます。

 

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東京のプラスになること、その一心で

一番は私達は東京都議会議員ですから、東京のプラスになる事に貢献するだけです。先のプレジデント寄稿で政治家の発信のあり方を訴えたのですが、それは「劇場型政治」からの脱却が公益に資するという信念からです。郵政民営化選挙も、政権交代選挙も盛り上がったものの今では夢の跡です。本で例えるならば、新書は読んでいて楽しいが、果たして50年後の国語の教科書に載るものなのだろうかという考えと一緒です。私の実践する政治スタイルは「古い」とアンチに批判されます。でも、紫式部も清少納言も、夏目漱石も「古い」けどみんな学ぶ事があるから「新しい」創造に貢献しているはずです。私は不器用ながらそんな政治家になりたいだけです。 

 

2018年02月23日(金) 11時03分28秒

平昌オリンピックで緊急事態に遭遇。

テーマ:政治

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

 

現在、平昌オリンピックに来ていますが、昨日は予想外の事態に出くわしました。そこで多くの学ぶべき事がありましたので報告しておきます。

 

想定外の事態が起こる

昨日の昼頃から現地で使っている携帯電話に緊急速報がちょくちょく入ります。日本で暮らしていると、緊急速報=地震というイメージですが、ハングルも読めませんし、揺れはないので一体なんだろうかと思っていました。その流れで、現地のメンバーと合流したので何か聞くと、「強風」への警報が発令されているとの事でした。

 

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一旦、氷上競技会場である江陵のオリンピックパークに向かい、カーリング女子日本代表の試合を次の予定ギリギリまで観戦する事にしました。カーリングと言えば、カーリング文化を日本に持ち込んだ小林宏さんの縁で山中湖で体験して以来、老若男女が楽しめるスポーツだとテレビ朝日時代から普及に少しは貢献してきたものです。外の強風は体育館には関係なく穏やかに観戦が出来ました。

 

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さて、その体育館を出ると外の様子が一変しています。風は一段と強まっていて野外の仮設店舗やパビリオンが次々とクローズになっています。ボランティアスタッフに混ざって、警察も出動し拡声器を使って何かを話しているのです。韓国語でしか案内がないので、どうなっているのか分かりません。ただ、今回、2020年大会組織員会と東京都がパーク内に設置したジャパンハウススタッフから「強風の為、オリンピックパークから退去命令が出されたようです。」との事で、来訪者に加えてボランティアや各施設のスタッフもパークの外に出ていきます。

 

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この事が想定外で緊急事態であるのは、避難誘導スタッフがあちらこちらで仕事をされているのですが、その各所に世界のメディアが張り付いて撮影している姿から想像できました。仕事の邪魔にならないようにその一コマを私も撮っておきました。

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パークの外では、大行列が出来ていました。これは当初のクローズ時間ではないタイミングで多数の人が外に出てきたものですからシャトルバスなどの車両が間に合っていなかったのではないかと思います。待っていると、カラーコーンが飛んだり柵が倒れたり、土埃に覆われたりし、何よりも風が強いので寒いという状態でした。

 

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この後、選手村エリアにも立ち寄ったのですが韓国チームが滞在している一棟に掲げられたチームコリアの大きな旗が真っ二つになってしまったり、普段なら万国旗が掲揚されている所でも旗を仕舞い初めていたのです。こういう場面に出くわす事はないので、よく観察しておきました。

 

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実際には大会運営側から厳密な報告があるかもしれませんが、瞬間的に東京大会に向けて注意すべきところは以下のような点です。

 

1、案内誘導は日本語がメインであっても多言語が必要。

今回、私達はオリンピックパークから出なければいけないという事態を経験したのですが、一体何が起きているのかは全く分かりませんでした。実際にパークにいる大多数は韓国人の方々です。基本は韓国語で問題ないのですが、英語も日本語もなかったのでジャパンハウス担当者に聞くまで本当に現状認識を出来ませんでした。語学ボランティアも東京都はこれからも募っていくわけですから、大会運営時のマスターから実際に現場の方々に情報が伝達されなければ意味がないなと思いました。

 

2、台風やゲリラ豪雨への備え

強風によって避難する事になった私達ですが、7月から8月にかけては注意すべきところがあります。勿論、台風などは事前の気象状況から判断できますがゲリラ豪雨はそうはいきません。現在でも、東京都下水道局などはゲリラ豪雨への備えは緊張感をもって24時間きっちりと自然と向き合っています。他にもインフラで対処できる事は都職員の精鋭が常に智恵を出しています。私自身もこの事を更に後押しする活動を議会で続けてきました。

 

3、晴海の選手村環境

現在、建設が進む晴海も埠頭に作る選手村ですから突風が予想されます。あくまで選手村は「村」と言われるアスリートがベストパフォーマンスを見せるためのコンディションを整える場です。この環境が良くないと結果として私達の目指す史上最高のオリンピックを実現できません。

 

 

2018年02月19日(月) 23時28分11秒

歴史的一戦に立ち会って思う事。

テーマ:政治

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

 

歴史的一線を観戦

昨日は平昌オリンピック・アイスホッケー女子の日本代表と南北合同チームの一線を現地で観戦してきました。そもそもは観戦予定はなかったのですが、北朝鮮の参戦が決定し様々な確認事項が必要だと今回共に平昌オリンピックに向かった高島都議、吉原都議、山崎都議にもご理解を頂き、この時間をホッケーに当てました。

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一番の確認事項はセキュリティ

私が確認すべきと思ったのは何よりもセキュリティです。日本の一部報道では合同チームに反対する韓国民がデモを行なっているなどが伝えられていました。特に、日本大会にどういう形で北朝鮮が関わってくるのか全く予想がつきませんが、少なくとも韓国での様子をチェックしておくのは安全安心な運営に向けて重要事項であろうと考えました。同時に開会式以後も、金与正氏を中心に応援団などが話題になっており、果たしてそのムードはどんなものなんだろうかと素直に思ったわけです。

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さて警備体制です。正直な事をいうと、この日の氷上競技会場がある江陵市は強風が昼過ぎから吹き荒れていました。外を歩いても土埃が目に入ってきたり大変な状況でした。オリンピックパークからは一斉退去されるなどし、一部で競技日程を変更するかもという未確認情報が流れます。そして、現地は旧正月直前で日本で言えば年末を迎える中で午後から人が集まってきやすい環境でもありました。ホッケー会場近くの事前チェックゲートには人だかりの列が出来ていました。正直、事前のゲートであんなに並んでいたのは意外でした。

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場外では統一旗が無料配布されていた

というのも、他の競技ではスムーズにゲートを通過できましたし、過去にリオ大会やラグビーワールドカップイングランド大会の注目カードでもさすがに帰りに混んでいた事は沢山経験していますが始まる前の混雑にはビックリしました。人が一番集まる開会式でもこういう事は無かったと聞きました。さらに言えば、このゲート入り口では統一旗が無料で配布されていました。私は日の丸ハチマキを巻いて、日の丸のフェイスシールを貼り、team JAPANの応援旗を手にしていますから誰も統一旗を渡そうとはしてくれませんでした。

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さて、このゲートの列に並ぶのも一苦労です。レーンの入り口にチケットを持っているかチェックするスタッフがいて、チケットの日時まで入念にチェックされました。余計な人を入れないという判断だった事は間違いありません。また他のゲートではそれほど気にならなかった蛍光イエローの服装で揃っている警察官が多数いました。これも不測の事態に備えてという事でしょうが幸い何も起こりませんでした。場内で金委員長のそっくりさんが出て蛍光イエローの警察と小競り合いもありました。

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そんなこんなで、思っていた以上に時間がかかり体育館に入ると地元の韓国応援団の大きな声援が響いています。会場自体はそれほど広くありません。正面と向正面に北朝鮮応援団が陣取り、それと二階席の上の方にもう一団。計3応援団が揃って応援をしています。どうやって練習してきたのか、合図を取っていたのかまでは分かりませんでしたがそれぞれが離れているけど揃っていたのが印象的です。

 

完全なるホームゲーム

そもそも、ホッケーチームは南北合同ですがやはり基本は地元韓国の応援が主です。ほぼ会場全域で統一旗が振られ大きな声が響き渡ります。その中で、私や山崎都議が声を張り上げても、多勢に無勢といった感です。これまで野球にしても、サッカーにしても「日韓戦」は特別な取り上げ方をされます。実際に競技の現場レベルでは様々な小競り合いも起こってきました。今回はそこに北朝鮮加わるという展開ですから日本のメディアも注目してきたと思います。でも、私自身が日本が終始リードをして勝利を収めた試合で、何か絡まれたりしたかと言えばそんな事はありませんでした。あくまでスポーツはスポーツという事を実感しました。ただ、あの場内で一生懸命に日本を応援していた稀有な存在だったからかは分かりませんが、国際映像のカメラマンに姿を抜かれました。全くの不意打ちで、どこにカメラがあるのかも発見できなかったくらいです。

 

妙な空気が漂う

それはさておいても、ハーフタイムになったらちょっと会場の空気が変わりました。突然に北朝鮮応援団が歌い始めたのです。これは何なのだろうかと思いましたが、取材陣が駆け寄った中に私もついついテレビ局時代の習慣からか一緒になって近づきました。ここでも、ご覧の表情でやっています。

 

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しばらくすると、KPOPアイドルが反対側の北朝鮮応援団の上に現れて熱唱を始めると観客が盛り上がります。私はこの前時代的な応援と、最先端のエンタメとが一緒になっている事が妙に気になりました。隣国であり、私は常に両国の動向を見つめていますが、これは文大統領が望んだ事なのか、金委員長が望んだ姿なのか知る由もありませんが、オリンピックに参加しなければ見ることの出来なかった光景である事は間違いありません。

 

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ゲームは最終的に4-1でスマイルジャパンがオリンピックでの史上初めての勝利を手にしたわけですが、合同チーム側もその敗戦を受けれていました。

 

平和がオリンピックの思い

私がこういう事を書く事が北朝鮮の思惑にハマるんだという意見を持たれている方も多数おられると思います。実際にツイッターでは批判の声も届いています。ただ、オリンピック精神は大会中は戦争も内戦も一旦停止しようとオリンピアンは訴えています。選手村入り口には「平和の壁」が用意されそこに各選手からの平和への寄せ書きも記されています。私はその哲学を大事にしなければならないと考えています。

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 歴史を遡れば、南北合同・統一チーム構想は1964年の東京オリンピックに向けてでした。この時は構想だけで実現はしなかったわけですが、実際には日本には在日同胞が60万人とも言われています。今のところ南北交流は現実のものとなっていません。北朝鮮のパスポートでは韓国に入国出来ない時代を長く過ごしています。ですので、平昌オリンピックには選ばれたメンバーしか応援に来られなかった事に比べれば、在日同胞はそれぞれが様々な思い・考えがあるとは言え、数多くの応援団が潜在的に東京大会には存在しているという表現は過言ではないと思います。

 

北の応援団はあくまで応援団

私は誰に迎合しているわけでもなく事実を述べています。前述のようにオリンピック憲章にしたがって2020年大会は開かれます。平和を実現させなければいけませんし、文化発信もしていかなければなりません。今回のように南北の指導者が注目されるような大会報道は本来は好ましくありません。日本のメディアが「女性応援団」中心にホッケー競技を伝える風潮にも違和感があります。私はあの会場で歴史的な一戦に運よく立ち会う事が出来ました。実際に、あの応援団がいた3ブロックに目がいく事はありますが、ほぼあの会場にいた大多数は「試合観戦」にきたのであって、応援団のファンクラブではないのです。試合中に「北の応援団」周辺に注目している人はいなかったのではないかと。ハーフタイムであの方達が歌い踊り出した時はさすがに耳目を集めました。

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世界で一番を決めるビッグイベント

私は東京大会を大成功に導きたいと思う1人として、20年には政治利用されないオリンピックを実現させたいのです。逆を言えば、北朝鮮がどういう体制で20年を迎えるかはさておき、アスリートの参加に対して壁を作る事もあってはならないと思っています。そして、正々堂々と各競技の中身がフューチャーされればよいのだと思います。それで真の世界一になればよく、メディア操作などスポーツには不要です。これまでも、アトランタ五輪の柔道で田村亮子選手が桂順姫選手に敗れたり、サッカーでは昨年12月に東アジアE-1選手権で男女で対戦するなど多くの人の記憶に残ります。何れにしても、その結果を互いに受け入れ切磋琢磨してきたのです。

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 間違いなく言える事は、仮に東京で日本と北朝鮮、あるいは合同チームのゲームがあっても今大会で私が経験したような完全アウェーの中での試合はあり得ないという事です。20年には、どの競技に地元の応援団が観客席を埋めて、最大の声援を送ればよいと思います。スマイルジャパンはその歴史を見れば苦しい時を経て、あの空気の中で五輪初勝利を手にしたのですから。私達の応援は大事だという事です。

 

20年に向けて。セキュリティ、全会場満席、オリンピック精神・マナー教育、盛り上げ方などをこの一戦から学ぶ事になりました。

 

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