子どもの人間力を高める、とありますが大人が読んでも、なるほどということばかりです。
当たり前のことですが、現代社会では忘れているというか、いい加減にしている感じで反省しながら読みました。
27 頭は梁を懸け 錐を腿に刺す 彼教えざれども 自ら勤め苦む(つとむ)
勉強は進んで努力をしてやるもの、という意味。
「無理してやる」というより、自分で進んで自分を鍛えるという姿勢が大切。本来、勉強とは人に教えられるものではなくて、自分自身で本を読み、書き、習うもの。「自学自習」が勉強の基本、という話。
37 人は子を遺すに 金籝(きんえい)に見つ 我は子に教えうるに 唯だ一経
子どもに残すならお金でなくは教育を、という意味。
西郷隆盛は「児孫のために美田を買わず」と言っていますが、本当に残すべきはお金でなく、精神という話。
全38話あります。
多分次読んだら、違うところにひかかると思う。