市役所勤務の現役保育コンシェルジュ、ナナです。

昨日は市役所を出て、市内の子育て支援施設で出張説明会を行いました。今年で3年目になります。

一昨年の様子はこちらに書いています。↓↓
昨年の様子はこちらです。↓↓


さてさて。
今日のブログは説明会のこと、よりも。
一緒に同行した職員のAさんと行き帰りの車の中でお話したことが楽しかったので、そのことを書いてみたいと思います。

Aさんの息子ちゃん、現在1歳10ヶ月。
おしゃべりをするようになったそうです。
電車を見ると「でんしゃ!」と嬉しそうに言うそうです。
かわいいですねぇ〜。この、おしゃべりを始める頃って本当にかわいくておもしろい!

ちなみに、この息子ちゃん、以前、こちらのブログに書いたお子さんなんです!
生まれた日のお話です。↓↓
それで、ですね。
最近、Aさんが深く反省したことがあるそうで。

何を反省されたのかと思ったら。

息子ちゃんにミニカーのおもちゃを渡そうとしたら
「おいといて」って言われたそうです。
他の遊びをしていたのでしょうか、息子ちゃんにしてみれば「今、それはいらない」っていう気持ちだったのでしょう。
Aさんは、渡したおもちゃを拒否されたことが嫌だったのではなくて。
「置いといて」という言葉にショックを受けたそうです。
なぜなら、それは
「いつも自分が言っちゃってるんですよね」とAさん。

息子ちゃんが何かを持って来た時とか、見せに来た時。
その時に、作業をしているとかで手が離せないタイミングだったりすると「ああ、置いといて」って軽くあしらうような言い方で言ってしまっている。口ぐせみたいになっているのかもしれません。

「息子の言い方が本当に面倒くさそうだったので。
あー、自分もこんなふうに言ってるんだーって反省しました」

ああ、分かりますよ!
私にも覚えがあります。我が家の場合は
「ちょっと待ってね」
です。私がいつも言ってたんでしょうね。
もしかしたら、娘の初めての二語文は「ちょっと待ってね」だったかもしれません。


子どもは親の言う事、やる事を本当によく見ています。「子は親の鑑」とはよく言ったものです。
「保育士あるある」ですが、子ども達のままごとの様子を見ていると、その子の家庭の中が見えます。

私が思い出すのは……

4歳児の女の子がキッチンでコンロにかけたお鍋の中をおたまでかき混ぜています。
「味見する」と言って、お鍋の中の何かをおたまですくって小さなお皿に入れる仕草をしました。そして、そのお皿を口元に持っていきました。

あー、お母さんのする事をよく見ているんだなーと微笑ましくなります。
さて、味見の結果はどうでしょうか?

女の子は少し考えて言いました。
「ちょっとクリームが足りないわ」

クリーム!?
え?おしょうゆとかお味噌じゃなくて、クリーム?

クリームを普通にお料理に使うお家なんだ。
おしゃれー!
お料理上手なお母さんなんでしょうね。
え?皆様、クリーム、日常的に使いますか?
我が家は牛乳は使いますけど、クリームを使うことはまずないんですけど。

こんな感じでご家庭の様子が垣間見えるままごと遊びを観察するのは、保育士の楽しみの1つかもしれません。
言葉遣いにしてもそうです。
あー、お母さん、そういう言い方するんだ、とか思ったりすることがあります。

さて。
Aさんのお話に戻ります。
「でも、最近嬉しいこともあったんです」って。
何かな?
「足をぶつけて『痛っ!』って言ったら『だいじょうぶ?』って言ってくれたんです」

それは嬉しい!
優しい言葉もちゃんと覚えていってるんですね。
息子ちゃんの成長、これからも楽しみです。


はい、では今日はここまでです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。



ブロンズ新社 「まねっこおやこ」

私のおすすめ絵本です。
親の鳴き声や仕草を子どもがマネします。
赤ちゃん向けの絵本です。絵がかわいいです。絵を描かれているのはフィンランド出身のマッティ・ピックヤムサさん。北欧風の感じが素敵です。