NHKニュースより転載(動画あり)。

2020年の東京オリンピック開催を控え、江戸時代からの商業や文化の中心地、東京・日本橋とその周辺の8か所で、オフィスや商業施設が入った複合ビルを建設するなどの再開発が新たに始まることになりました。

これは、三井不動産の菰田正信社長が記者会見で明らかにしたものです。

それによりますと、新たに再開発するのは、日本橋地区で6か所、東京駅近くの八重洲地区で2か所の、合わせて8か所です。

ここでは、歴史的な町並みを再生しながら、オフィスや商業施設のほか、文化施設も入った複合ビルなどの建設を進める計画です。

菰田社長は、「東京がいかに魅力ある都市であるか、オリンピックを契機に世界に発信していかないといけない」と述べました。

日本橋地区ではこのほか、ことし3月に賃貸マンションと映画館も入居する複合施設がオープンする予定で、不動産会社では、一連の再開発を通じて商業や文化の中心地だった江戸時代のにぎわいを取り戻したいとしています。

一方、日本橋の上を覆っている高速道路について、菰田社長は「オリンピック開催が決まり、地元でもかつての景観を取り戻そうという機運が高まっているので、国などに移転を働きかけたい」と述べました。