ツィゴイネルワイゼン‼️


何故ハイフェッツ?

吉村ひまりさん(上の写真)がコンクール優勝の時に、インタビュアーの質問、「尊敬する先生は?」

と、聞かれ「ハイフェッツと私の先生」と

答えた、ことからだった。


このコンクールで

ツィゴイネルワイゼンを演奏した。


確か、ハイなんとかと、聞き取りにくかった名前を

再度確認してみるとハイフェッツだった。


あの、20世紀の巨匠と言われて比類なき完璧さを

誇り、同時代の音楽家は、比較されることを恐れる

現象をハイフェッツ病と呼んだらしいです。


何故ツィゴイネルワイゼン?

ドイツ語で

ツィゴイネル(ジプシー/ロマ)ワイゼン(旋律)

ジプシーの旋律

がツィゴイネルワイゼンの日本語訳です。


かの有名なタイトルは

ジプシーの旋律という意味になる。

※現在ジプシーという語は差別的単語になるため

ロマが推奨されている。但し、時代背景を表現する際には「ジプシー」の使用も了解されている。


そして

実はハイフェッツ巨匠は

ロシア生まれのユダヤ人です。

1917年に有名なカーネギーホールで

デビューしましたが、

その年のロシア革命を受けて

アメリカにとどまり1925年に市民権を

取得した経緯があります。


ハイフェッツの音楽のDNAは

ユダヤ人の悲しい歴史が

あったと思わざるを得ません。



ユダヤ人が何か?

実は

ユダヤ人がホロコーストの犠牲者であることは

良く知られていますが

あのナチス時代に「ロマ/ジプシー」民族も

強制収容所にて数多の犠牲者を出してきた

差別、虐げられてきた民族なのです。


ロマの民は古来、そして今も

まだ差別的待遇を解消されないまま

世界各地で苦しんでいます。


ロマの民は特に音楽などで

世界に影響を与え続けています。

フラメンコがそうです。

ジプシーキングスはそのまんまです。

チャーリーチャップリンもロマの家系

を持つ有名人の一人です。



ナチス・ヒトラー

誰も声を上げない時代に

トーキー映画「独裁者」を公開したです。

それまでの無声映画から

どうしてもトーキー映画にしたかった訳は

そういう訳です。


話しは

巨匠ヤッシャ・ハイフェッツさん

に戻ります。


100年前の話しです。

古過ぎる話しだよ

言われそうですが

1923年(大正12)は今年2023年ですので

丁度100年前に

当ります。


日本が関東大震災に見舞われ甚大な被害

被った年です。


この年に巨匠は

来日し救援コンサートをした。

この人もです。


1923年帝国劇場で公園予定で招かれて

向かう航海中に船内で義援金を集める

演奏会を開いた。


震災(9/1)の為に公演は延期になったが

11月に再度来日公演を

帝国ホテルで3日間行い

翌日には日比谷公園にて

義援金のための野外演奏を行い

義援金三千円を集めた。


「帝都復興の恩人」

と呼ばれた。

恩人です。





今、大変話題になっている

HIMARI さん←現在の呼称(2022年以降)

旧呼称 吉村妃鞠(よしむらひまり)

吉村妃鞠さん8才の時の伝説的コンテスト

審査員は3人共に権威ある方


今、注目されている天才的少女は

ひまりさんの他にも

村田夏帆(むらたなつほ)さん



ロシアでの開催されたコンクールですが、コメントを日本語訳に即、翻訳できます。凄さが分かります。


更に

小林美樹さん

村田莉紗さん

佐藤美咲さん

など多数の日本人少女が

(勿論若手男性も多数いらっしゃいます。)

国際的コンクールで素晴らしい

成績を収めています。


周囲から潰されることなく

健やかな成長を

お祈りいたします

🙏