9年前の授業を振り返って。そして、今。 | 未来スクール 算数・数学専門学校
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算数の苦手な子は大好きに、得意な子は更に考える力を育てます!

久しぶり過ぎるblogである。

こういった書き方の出だしで始まる文は、なかなか書けてなく申し訳ないとういう気持ちや、

自分の中で、いろいろな事があり、書けなかった事を言い訳にしている気がして、もっと申し訳ない気持ちになってしまう。

しかし、今書いている。

書かなければならないからではなく、書きながら、自分のことを見直す必要があると感じたからだ。

 

3月 一週目の土曜日、当スクールの第一期生、第三期生の卒業生が遊びに来てくれた。

話の内容は、殆どが近況報告と、意見交換である。

 

当スクールを開校するとき、2人で授業を始めたのが第一期生だ。

当時、二人共、中学2年生で、4月から中学3年生なる生徒。

blogにも、登場している、O君、T君である。

今回来てくれた第三期生の一人は、高等部1年生クラスから来ている生徒である。

当時、このクラスは6人で授業をしていた。生徒皆、それぞれ学校が違うけれども、仲が良く元気のあるクラスだった。

 

第一期生の二人は、私の話をしっかりと聞き、自分なりの考えをよく話をしていた。

中学生だから大人だからと関係なく、本当によく話をしていたことを思い出す。

今回来てくれた第三期生のOGも、よく聞き、自分なりに考え行動し、よく話をしていたことは懐かしい。

基本、時には私から、時には生徒達から、授業中に脱線話に持ち込み、真剣に討論会をする。

 

そのぶん、最後まで数学を学ぶことへの気持ちはあり、やる時には、とことん学びの世界に入っていた。

部活動疲れで、寝落ちしていた生徒も懐かしい。

寝落ちはするが、興味のある話題や、

本人が話をしようと思って教室に来ているときは、授業を受講している時には寝落ちせずに、頑張っていた。

 

第一期生の授業では、その後も当スクールの定期テスト対策授業として関係してくる。

 

通常通りに、第一期生の二人に授業を進めていたら、T君、O君二人から意見が出た。

「 先生、定期テスト近いので、来週の授業は、テスト勉強対策してくれませんか?」と。

 

二人の顔を見て、「 数学のテストは、大丈夫なんだろうな? 」と聞いてみた。

 

二人共、頷きながら 
「 大丈夫です。普段から数学以外の勉強もしているけれど、課題が終わらず、内申点に関わってくるので。勿論、数学の勉強もします。お願いします 」と。

 

「 では、数学の授業一回の時間を、今回は特別に使って良い、

けれど・・・その自信のありそうな数学の定期テストは目標点何点と考えて勉強しているんだい? 」

 

「 一人は、目標点100点、自信度100%、一人は、目標点100点、自信度95% 」

 

「 では、授業時間を使って良い条件として、目標点より、1点低くければ、1点につき、50問の計算プリントを課題とする。どうかな? 」

 

生徒二人で考え、「 大丈夫です。」 一人は、目標点を100点、もう一人は自信度を考え、98点と設定する事に。

 

結果、一人は宣言した通り、100点、もう一人は95点、約束した通り、私は100マス計算を利用したプリントで150問を作り、

黙って渡す。でも、黙って二人共渡される。一人ではなく。

 

私は 「 数学の100点は取れて良かった。しかし、数学以外、他の科目も普段から勉強しているはず。

また、残念ながら学年順位が1位ではなく、2位だった。普段から順位は気にせずに教えているのだが、

内申点評価にこだわって私の授業時間を使った。内申点評価に、こだわったのなら、

順位にもこだわらないとな、釣り合ってない感じだろ? 二人で提案したことだし、頑張れ。」

 

結局、二人共、宿題とは別に150問の計算プリントをする事に。

 

数学で満点をとった生徒は、「 なんでだよ 」とふてくされ文句を言っていたが、

頑張って、次回の授業までに仕上げていた。

その後も懲りずに、何度も挑戦し、計算プリントをする事に。

何でか、自分で考えた目標点数を達しなければ、計算プリントをする事が当たり前になっていた。

 

その頑張りの成果、計算は、ずば抜けて速くなっていた。

 

そんな事もありながら、彼らは数学を楽しむようになってきた。

公式を使って作業的な問題を解くだけでなく、

日々学んだ事から、自分なりに考えや発想を持って取り組む問題を楽しんで解いていたし、

自分なりの別解を考えて解いていた。

 

夏休み前半で、中学生で習う単元は終えていた事もあるし、

公式は出来る限り証明をしてみせ、なぜそういった公式になるのか考え方も授業では展開していた。

今の授業スタイルの原点となっている。毎年その原点を成長させながら。

高等部に進学しても、変わらなかった。

 

今回、会いに来てくれた、卒業生の話を聞きながら今年度で9年目となるのかと振り返っていた。

振り返りもしないで続けれるところまで授業をして、

昨年、約半年間休講し、自分なりの考えや思想、これからの教育について考え続けていた。

今の学校教育についても、これからの教育についても考え続けていると、

いつのまにか、ある程度、いきついてしまった閉鎖的な空間の中に入ってしまう感覚になった。

 

自分なりの考えを持ってもがくが、色のない閉鎖的な空間を想像してしまう。

ただ、学校の定期テスト対策や入試のためにだけ授業を続ける事は、私の考えや思想には無かった。

それは当スクールを開校して変わっていない。ただ、それだけで中学生3年間、高校3年間を過ごす時間が勿体ない。

入試は、進学しようと考えていると必ず通っていく関門である。

但し、入試のためにだけ勉強をした受験勉強が、学問の文化であると勘違いしている今の状況はおかしい。

この事も、ずっと開校以来考えていたことである。

 

今でも、数学という学問は文化であり、広がり、日々変化し続けている。

閉鎖的な空間ではなく、他の学問と繋がっていくこともある。

その広がりを見たければ、中学生、高校生で、受験勉強のように枠内だけの数学を考え、解法を暗記するのでなく、

自分なりの考えを持って、挑戦しながら解いていく。

時には、時間をかけながら解くのも良い。自分で考えて、閃いたとき、少しでも広がりを見る事が出来る。

このことを続けていくことが、学問であり、楽しさへと変わっていく。

 

私は、8年間、未来スクールで授業をし、算数・数学を教えてきた。

小学生には、算数・数学の楽しむための きっかけ作りを。

中等部クラスには、数字の考え方を。高等部には、数学の本質的な考え、解法から見える本質を。

教えてきて良かったのか、結果はすぐには出ない。

受験結果だけでみればblogの合格実績を見れば良い。

 

一人一人、人としてどんな成長をして、自分なりの考えを持って行動しているのかは、当スクールを卒業しても分からない。

でも、今回のように遊びに来てくれた第一期生のO君、T君、第三期生Nさんとの話、考えを聞いて、

当スクールを続けてきて良かったと大変、私は、嬉しかった。

しっかりと私が伝えたい事を聞いていたんだと感じた。そして、自分なりのに考え、周り・環境に流されず、

今を、しっかりと生きている姿を見て頼もしい。この仕事をしていて良かったと感じた1日となった。

 

私が閉鎖的な空間の世界から脱出するきっかけとなった事がある。

今回、来てくれた卒業生。

約半年間、休講をしていたが、授業を続けたいと思ってくれた生徒、保護者の方達。

1月1日に、 恩師であるS先生から連絡を頂き、いろいろなと話が出来たこと。

皆様、有難うございました。

そして、家族にも感謝しています。

 

今は、やはり考え、時には、散歩をしながら、環境の変化を楽しんでいます。

そして、新年度授業を開始しました。

新年度最初の授業は、先週土曜日、小学2・3年生(低学年生)の授業。

楽しんで算数・数学のきっかけ作り、アイデア、経験作りをしています。

小学生では、計算をすることが算数となりがちです。

 

低学年生にはいろいろ体験をして、後に数学を楽しむ糧を作ってもらう事を目標として、

今年度から低学年向けの講座を開講しました。

この糧作りが、とても大切であり、一人一人のペースで競い合わず、

じっくりと体験し、考える環境を当スクールでは、作っていきます。

 

自分なりの糧が無ければ、自分なりの考えも枯渇してしまいます。

いざという時に、考えが浮かばない状況になってしまうのです。

 

中等部クラス、高等部クラスも、引き続き新年度授業生を募集開始しています。

今週から授業開始となります。

特に、中等部クラス3年生は、4月までが入学期間となりますので、宜しくお願い致します。