新年度授業が始まりました。 | 未来スクール 算数・数学専門学校

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算数の苦手な子は大好きに、得意な子は更に考える力を育てます!

昨年度から新年度へと、当スクールの授業も、新学年に向けての授業が始まりました。

この時期は、受験生の結果も出て、いろいろな意味で送り出し、新年度に向けて出航します。

埼玉大学工学部に合格した、Tくん。

彼からは、入試日、そして合格発表日に連絡がありました。

入試日には 「 数学の傾向が変わっていたけれど、手応えがあります。」と。

合格発表日には、「 先生、数学は裏切らないね。」なんて話をしてくれました。

Tくんと入試を迎えるのは、高校入試、大学入試と二回になります。

 

これで、Tくんとの授業は、終わります。

 

初めて出会った頃は、自信なさげで、人見知りをする生徒でした。

但し、数学を学ぶことは、とても好きであり、解くことも、常に頭フル回転で全力で解いていたのを覚えています。

何だかんだと言いながら、数学を解くためには、努力をしていた生徒でした。

 

高校入試の際にも、受験2ヵ月前から葛藤します。

表情を見ていれば、分かります。なかなかスッキリした表情ではありません。

第一志望校から、模試で安全圏に入っていた、県立熊谷高校に志望先を変えるか迷っていたのです。

そのときの勉強の様子は、時間だけが過ぎ、集中して取り組んでいる様子は見られませんでした。

数学を解くときもです。

日頃から、粘り強く考えてアイデアを出し、自信を持って解答を出していたのですが、

アイデアが出ず諦めてしまい 「 時間がないから、解説をして下さい。しっかりと解き直しをするので。」と言って、

とりあえず問題数をこなし、考え方を詰め込もうとしていました。

 

このままでは、焦るだけ焦ってしまい、

自分の考え方を自由に使いながら問題を解くことは出来ません。

時間内に、どれだけ冷静に集中して取り組むことができるかといった問題では

詰め込んだ知識だけでは、解決できないことが多くあります。

まして、焦っている状況では、知識をうまく引き出し、自分なりに使うことは難しくなります。

 

そこで、Tくんと高校について話をしました。

やはり、不安になり、焦りがでて迷いが出てきた様子でした。

当たり前です。初めての高校入試なのですから。

よく考え、第一志望校に受験を決めました。

 

それからの、Tくんの勉強の様子は違ってきます。

ただ闇雲に問題を解くのではなく、今まで勉強をしていたことを整理し始めました。

理解したつもりで、ただ丸暗記で頭の中に詰め込んだ所を、

もう一度自分なりに、整理しながら勉強を進めていきます。

整理しながら、中途半端に理解しているところは、よく質問に来ました。

質問をしながら、一つ一つを丁寧に、整理していきます。

 

数学では、私が受験前に出題するプリント演習です。

このプリントは、解法を頭の中に詰め込んでいる生徒には、決して解けません。

解けたとしても、かなりの時間がかかってしまいます。

 

このプリントを諦めることなく考え、

用意したプリント全てを入試前に解き上げました。

 

このとき、

Tくんは 

「 先生、あれだけプリントで、いろいろな視点で考え、

自分なりの解法に仕上げていく問題を解いたから、高校入試の数学は自信がある。

何を出題されても大丈夫。但し、凡ミスは気をつけていかないと。」と話をしたことを覚えています。

 

私は、 Tくんに言いました。

「 自分で理解できているところを整理し、自分なりの考えを持ち、解法から記述までできるのだから大丈夫だよ。

誰かさんみたいに、問題に興味を持ち過ぎたため、受験番号・名前を書かないといったミスをしなければ、大丈夫。」と話をしました。

未来スクールの生徒達なら知っています。

問題ばかりに興味を持ち過ぎ、問題を全て解くことを考えすぎた、誰かさんの存在を・・・(笑)

 

Tくんは、無事第一志望校 川越高校に合格しました。

 

今回の大学入試も、センター試験後、Tくんは悩んでいましたが、気持ちを切り替えて、二次試験の勉強に取り組んでいました。

そして、埼玉大学工学部に進学が決まったのです。

 

おめでとう。