タイ工業連盟(FTI) 22日、10月のタイの自動車生産が前年同月比1%増の16万3487台だったと発表した。国内向けの好調を受け、2017年の年間生産目標は前年実績より0.3%多い195万台に引き上げた。
(記事抜粋)
『1~10月の累計生産台数は164万1231台で、前年同期を0.2%上回った。
10月の生産を仕向け地別にみると、国内向けは7万3345台で13%増。伸びをけん引しているのは乗用車で、48%増だった。FTIは自動車メーカーから新型モデルが投入されたことや、タイを訪れる観光客の増加で観光業に関わる人の収入が増えたことが国内向けの好調につながっているとみる。
一方、輸出向けは振るわない。10月の輸出向け生産台数は6%減の9万142台だった。北米やオーストラリア、アフリカ向けが伸びたものの、中東やアジアなどその他の地域の不振が響いた。
10月のタイ生産を車種別にみると、乗用車が5%増の7万353台。ピックアップトラックは9万310台で1%減、大型バスや大型トラックなど商用車は2824台で3%減だった。
FTIは輸出向けの不振を受け、8月に2017年の年間生産目標を200万台から193万台へと引き下げていた。国内販売の好調を受け、改めて195万台に引き上げた。 』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23797850S7A121C1FFE000/
先月までがピックアップトラックなどの生産が若干増えたようで、10月で見ると乗用車の生産が若干増えて舞いますが、以前として輸出車の状況の回復までに至っていないようです。乗用車の輸出で見るとまだ少し力強さが足りません。中東や欧州、南アジア向けの回復がなされたと思ったのですが、どうも本格的に戻ってきていませんね。国内販売の方はタイの本来の内需の強さが戻ってきています。
<川崎大輔 プロフィール>
大学卒業後、香港の会社に就職しアセアン(香港、タイ、マレーシア、シンガポール)に駐在。その後、大手中古車販売会社の海外事業部でインド、タイの自動車事業立ち上げを担当。2015年半ばより「日本とアジアの架け橋代行人」として、Asean Plus Consulting LLC にてアセアン諸国に進出をしたい日系自動車企業様の海外進出サポートを行う。専門分野はアジア自動車市場、アジア中古車流通、アジアのアフターマーケット市場、アジアの金融市場で、アジア各国の市場に精通している。経済学修士、MBA、京都大学大学院経済研究科東アジア研究センター外部研究員。
