本日は環境委員会において質疑を行いました。
先日、秋田県産の米において基準値を超える「カドミウム」が検出された問題について取り上げました。
カドミウムは人体にとって有害な重金属で、長期間の暴露により腎臓、肺、肝臓 に障害を生じることで知られています。
特にカルシウム代謝を阻害し、栄養上の欠落等の要因と複合して骨粗鬆症、骨軟化症を発症させる可能性が指摘されており、かつては富山県で発生した「イタイイタイ病」の原因としても知られています。
今回、カドミウムが検出された原因については様々な要因が考えられるとは思いますが、万一の事態に備えて安全性を確保するための仕組みづくりは必須と言えます。環境大臣にはしっかりとしたリスク管理体制の構築について求めました。
また、PFAS問題については国民が安心して水を利用していけるよう "公正で透明性の高い” 議論を求めました。
現段階においてはこういった議論がなされているとは言えず、基準値の策定における経緯についての議事録を公開した上で国民が納得できるようなかたちで議論を進めていくべきだと考えます。
日本は水道水を飲める数少ない国として知られています。
これは世界に誇れることですし今後も守っていくべきことだと思います。
水は生きていく上で必要不可欠ですが、安心して飲めることが当たり前であるが故に対策が後手に回ってしまう可能性があります。
数年後、数十年後もおいしく、安心して水を飲めるように環境整備を行っていきたいと思います。
いのちを守る参議院議員 川田 龍平