「神出病院事件を繰り返さない
―虐待事件の政策的解決に向けて―」
と題する院内集会が
本日、衆議院第一議員会館の多目的ホールで開かれました。
神出病院事件は2020年3月、
神戸市の精神科病院、神出病院で看護師ら
(いずれも現在は退職)
男6人が入院患者を虐待したとして、
準強制わいせつ、暴行などの容疑で逮捕・起訴され
全員に有罪判決が出た事件です。
集会では、「精神科医療の身体拘束を考える会」
の設立に携わった杏林大学教授の長谷川利夫さんと、
当事者として精神病患者の人権擁護に取り組んでいる
桐原尚之さんが基調報告し、
日本女子大学教授の小山聡子さん、
日本精神科看護協会の窪田澄夫さんらが発言しました。
参議院厚生労働委員会の合間を縫って参加し、
「患者の立場に立った活動を続けていきたい」
とあいさつしました。
今後、精神科病院を
障害者虐待防止法や高齢者虐待防止法に含めることや、
障害者差別解消法の対象施設にすること。
またNPO法人大阪精神医療人権センターのような、
病院施設のモニタリングをしていくことや、
行政の監視機構が機能してこなかったことなど、
制度改正に向けて、様々な立場の方々と協力して、
進めていきたいと、改めて思った川田議員でした。
以上、秘書Iでした。