参加企業は強い危機感:共同通信社から ①(4/7) の2回目です。1回目は共同通信社のwebニュースへのリンクと4/6付、京都新聞からの抜粋、2005年の愛知万博のパンフレットを掲載して、「目玉」について書きました。

 

共同通信社のニュースです。

 

記事の全文です。どうも、会長、No.2である事務総長と十数人の副会長の求心力が弱く感じます。私の調べた限りでは、大阪市生まれは副会長に1人だけで、「理系」出身は3人でした。

2025年大阪・関西万博に参加・出展する民間企業・団体や協賛企業へのアンケートを共同通信が7日、まとめた。開幕まで1年となった現在の課題は、機運醸成との回答が82%に上り、国民の間での盛り上がりに欠ける状況へ強い危機感が浮き彫りとなった。2350億円に上振れした会場整備費を「妥当」としたのは42%にとどまった。日本国際博覧会協会(万博協会)の情報発信や対応への注文も多く、成功に向けた課題の多さを改めて示す結果となった。

 課題は複数回答で聞いた。「海外パビリオンの建設遅れ」が38%、「海外での万博開催の認知や呼び込み」が31%で続いた。「主催団体から柔軟なアイデアが少なくスピード感に乏しい」と指摘した企業もあった。

 万博に参加する意義については「持続可能な社会に向けた課題の解決」が69%で最多になった。

 調査は2月下旬から4月にかけ、民間パビリオンを出展する企業・団体や、テーマ館の協賛企業、誘致に取り組んだ関西経済連合会の会長・副会長企業67を対象に実施。45社・団体が回答した。

建設費、2,350億円は国、大阪府・市、民間企業が1/3ずつ負担、チケットの700万枚は民間企業の購入です。

 

万博チケットの購入意欲 ③ (4月7日) から再掲

私は大規模な国家プロジェクトの成否の「肝」は、①テーマそのもの、②トップの資質、③構成員の資質で決まると考えています。「万博協会」が寄り合い世帯なのは2005年も変わらなかったでしょう(要確認)。

 

愛知万博では会長は経団連会長の奥田碩トヨタ自動車会長ではなく、豊田章一郎・トヨタ自動車名誉会長、No.2の中村利雄(1946-)事務総長は愛知県出身でした。中村氏は当時、現職の経済産業省のキャリア官僚でした。首相は小泉純一郎でした。

 

高度成長期の1970大阪万博との比較では、東海道新幹線開業(1964)、名神高速道路開通(1963)、日本初の千里ニュータウン建設(1962-1970)全てが結びつきました。

 

(参考)

 

愛・地球博のパンフレット と「万博学」① (11/9) から再掲

「冷凍マンモス」が目玉でした。長久手会場の面積は158㌶、瀬戸会場の面積は15㌶でした。「愛・地球博記念公園」に2022年、ジブリパークが建設されました。