東京証券取引所のWebメディア『東証マネ部』に取材記事が掲載されました。


「選択制DC」で資産運用するメリットと留意点

選択制DCで給与や賞与からDCの掛金を拠出した場合、その掛金は給与や賞与と見なされなくなるので税や保険料が下がります。


保険料が下がってるわけですから、老齢厚生年金の額を含め、各種保険給付も下がります。

まぁ、当たり前っちゃ当たり前の話です。

その掛金は、政府や企業に没収されるわけではなく、自分名義で運用しながら積み立てているわけですしね。


最近、「給付が下がる!」と、やや煽り気味に解説する論調や、それらの解説に大きく賛同する声も聞かれます。

でも、収支のことを言うならば、給付が下がっても、十中八九プラマイプラスになりますね。


労災保険や健康保険の給付が下がる問題は、無い人も多いです。

老齢厚生年金が下がるのは、ほぼ間違いないです。

でも、国の年金への不信感を持っているなら自分名義で企業型DCでやろうか、という考え方もあると思います。


というわけで、家計の意味においては、給付が下がることを理由に選択制DCを拒否することはないと思います。