本日も、ご訪問ありがとうございます
早いもので今年最後の月も3分の1が過ぎました
12月は師走(しわす)、
“僧侶も仏事等で走り回る位の忙しさである”ということから師走・・・
皆様もきっと慌しい日々を送っていらっしゃることと思います
元々は旧暦の12月を師走をまたは
『極月(ごくげつ、ごくづき)』と呼びましたが、
現在では師走は、新暦12月の別名としても用いられています
その由来は“僧侶(師は、僧侶の意)が
仏事で走り回る忙しさ(平安後期編『色葉字類抄』)”からという
平安時代からの説があるといいますよ
僧がお経をあげるために東西を馳せることから、
「師が馳せる月」→「しはせつき」→「しわす」となったといわれています
「師」は「僧」を指すのが一般的なんですって
「馳せる」は“走る。急いで行く”という意味ですねぇ
また、言語学的な推測として“「年果てる」や
「し果つ」等から「しわす」に変化した”などの説もあるそうです
①「四極(しはつ=四季が果てる)」
②「為果つ(しはつ=為し終える)」
③「年果つる(としはつる=年が果てる)」
どれも「果てる」、「終わる」という意味が含まれますねぇ。
季節としては仲冬(ちゅうとう)にあたります
(『大雪(2014年は12月7日)』から『小寒(2015年は1月6日)』の前日まで)
12月の四季色はといいますと・・・
朱色月(しゅいろつき)
祭祀を飾る朱色は冬の季節には欠かせません
鳥居でなじみの深い朱色は人々の気持ちを励まし、
奮い立たせてくれる色
赤く燃える暖炉や焚火に目が向くのも、暖かさが恋しくなる初冬ならではですねぇ
冬は特に朱色の魅力が引き立ちます
「朝焚火」、「夕焚火」、「夜焚火」は、
時間の経過で変わる火焔を据えた言葉で、
日本人は焚火を晩秋から冬にかけての季節の風物詩として
楽しむ習慣がありますねぇ
(因みに「焚火」、「朝焚火」、「夕焚火」、「夜焚火」は
三冬(10月、11月、12月)の季語になっていますよぉ)
いよいよ一年の最後の月、師走、
行く年を惜しみ、来る年に希望を抱く月・・・
残り3週間、悔いのないように全力で勤めて参りたいと思います
どうぞ今年も、最後までお付き合いくださいませねぇ