●静岡県指定:環境指標種
 
●静岡県のヒメオオの生息分布域として■御殿場市/裾野市/富士市/富士市/富士宮市に跨る富士山山麓■榛原郡本川根本町(旧:榛原郡川根町)蕎麦粒山■静岡市葵区北部■賀茂郡東伊豆町天城万二郎岳■浜松市水窪(旧:磐田郡水窪町)周辺などが生息地と思われる。自身はまだ天城山にてヒメオオを採集していないので天城山は推測となる。
 
●静岡県ヒメオオ関連の報告(昆虫雑誌一部抜粋・一部編集)
★静岡県の分布域として富士山、蕎麦粒山として紹介している(1987/03月刊むし193)★ヒメオオ四季物語他(昆虫フィールド41/42)★日本ヒメオオ狩猟記:静岡新産地(くわがたマガジン29)
 
 
2004/04/12静岡県ヒメオオ狩り 001

●2004/04/12●単独●不明幼虫14

 

4月に入り少し暖かい静岡県北西部へヒメオオ狩りに行くことにした。この場所は初めての場所で採集記録はあるものの、どんな所か気に成っていた。 サクラは既に開花し見頃になっていたし、途中東名高速より望む春の海も暖かそうな感じがした。温暖な地の静岡県は北部に南アルブスの南端があり、南アルプスの南端の北部地区にブナ林が点在している。また富士山周辺と伊豆の天城山にも僅かであるがブナ林がある。太平洋型のブナであるが、愛知県・静岡県のブナ林はブナ林の笹は、関東地方や長野県・岐阜県などの中部地方のブナ林の笹と種が違うようで東海地方特有のブナ林を形成しており非常に興味の高い県である。 ポイントへ到着して見ると林道工事がなされていてかなり手前しか行けなかった。それでも標高は1000mは超えていたので、周辺を散策したが、ブナの立ち枯れなどはあったものの・・・全体的に乾いたイメージで、酸性雨による枯れなのか、温暖な地の特色なのかなんとも言えないが、すごく乾燥していたことが気になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■この狩猟記関連の投稿作品:昆虫フィールドNO.41に投稿掲