政府は福島県の漁業関係者の反対を押し切って、処理水の海洋放出を強行した。
これで問題になるのは①海産物にとって本当に安全なのか
②国内の風評被害はどうするのか
に絞られると思う。
①については、実際に放出を午後1時から初めて2~3時間後に水質検査の
結果を発表していたが、私の懸念は、むしろ放水を1か月以上続けた結果、各水域で
どうなっているかを知りたいと思う。
技術的なことはわからないがトリチウムは海洋で浮遊しているのか、海底に
蓄積されるものかなどによって、検査する海産物も変わると思う。
さらに1か月以降も続けて検査をして、各数値を公表してほしい。
コロナの最盛期に感染者数をグラフで表したようなデータ公表が最もわかりやすい。
そしてその数字が本当に人体に影響がないという証拠があれば合わせて明らかにしてほしい。
初日の調査結果では「検出限界値未満」と発表されたが、数値発表はなかった。
検出限界値未満とは、ゼロではないということで、多くの不安な気持ちで見守っている国民に対しては不親切な発表だと思う。
検出限界値未満と言っても、ぎりぎりセーフなのか、全然余裕がある数値なのかをも知りたいと思う。
デジタル時代なのだからアナログ的表現はよくない。
不信感を持たれないようにしっかりと数値表示してほしい。
原発事故の後、国道6号線沿いに放射能検知器があり、数値で表示していた。
数値発表もできるはずだ。
②国内の風評被害は①に書いたことを実施すればかなり減らせると思う。
総理は海洋放水にすべて責任をとると言っていたが、責任をとるって、何をするの
だろうか。
総理が辞任しても被害を受けた人にとっては痛くもかゆくもない。
被害を受けた人に金銭保証するとしてもそれは総理のお金ではなく、税金でしょう。
国民は納得できませんよ。
とにかく聞く耳があるはずの総理がマイナ保険証なども含め強引すぎるところが目立つ。
強引さは政策の実行能力があるのではなく、支持率が反比例して下がるだけだ。
今まで政府が口にする「丁寧な説明」などは安倍総理時代から聞いたことがない。
最後に今回の海洋放出に関して、迷惑電話やメールを送ってくる国があるが、その国のほうが、日本より大量に放出している実態を毎日メディアに発表したほうがいい。