昨日の現地視察では、大規模な土石流が発生した口田南の二ヶ所(上矢口と中小田)の現場が極めて不安定な状態であることが国土交通省の砂防専門家によって、改めて確認されました。夕立ち程度の降雨ですら、堆積した土砂や流木が下流に流れ出る危険性があるとの指摘でした。私からは、本格的な砂防ダムが完成するまでの間の緊急的な安全確保を強く要望しました。

直ちに国、県、市が協議した結果、国が緊急対策を実施することが決まりました。まずは、市道に堆積した土石などを撤去します。強靭ワイヤネット、土石流監視警報装置、大型土嚢を組み合わせた対策は、四年前の「8.20.豪雨災害」の直後に、国の直轄事業すべての箇所で実施されたものと同じ内容です。特に強靭ワイヤネットは、砂防堰堤並みに土石流の流出を抑える効果があります。

これからも、被災地の復旧に汗を流してまいります。