様々な国語授業を参観していると、3つのレベルがあるように思える。


レベル1は、どうでもいいことをやっている授業。


「人物の気持ちは?」「何が書かれているの?」のような問いかけだけ。

目新しい活動をさせて終わり。

教師用の指導書に頼りっきり。

知的な面白さが、全くない授業である。


レベル2は、大事なことを、難しく教える授業。


国語を研究していくと、何を教えればいいのかが、ちょっとだけはわかってくる。

すると、その大事なことを、ダイレクトに子どもに教える。

教師が大事だというから、子どもはやらなくてはいけなくなる。

子どもが学ぶ楽しさを感じられない授業である。


レベル3は、大事なことを、楽しく学べるようにする授業。


大事なこととは、料理で言えば、新鮮な材料。

どんなに新鮮な材料であっても、そのまま食べるだけでは無理がある。

その材料を、いかに美味しく食べられるようにするのかが、調理人の腕。

授業で言えば、

大事なことを、子どもが楽しく学べるようにするのが、教師の腕である。



たくさんの授業をみせていただく機会も多いが、

これらのレベルを、意識できていない教師が、意外に多い。

自分が、レベルの1~3のうち、

どのレベルの授業をやっているのかを意識したいものである。


もちろん、レベル3をめざして、授業をつくっていくことが大切である。


ただし、私も、レベル3でやりたいと思っているのだが、その実現は困難である。

いまだに、日々、レベル3の授業を目指して、修行中である。


授業は、奥が深くて、とても難しい。


だが、だからこそ、生涯をかけて追究したい仕事である。