東京では、7月13日から、地方より一ヶ月早く、お盆が始まる。

 

 

 

今年1月にご逝去された宇波彰先生の新盆である。1月には、コロナの関係もあって、ご自宅に行くことができなかった。

初めての盆を迎える宇波彰先生が形見に残している「宇波彰現代哲学研究所」と言うブログのサイトがある。今この会の事務局を担当している、生前に宇波先生の薫陶を受けた髭郁彦(中央大学講師)さんが、私の著書『仏教者 柳宗悦 浄土信仰と美』について、論考を寄せてくれた。

柳宗悦の考え方・思想に、現代思想からのアプローチによって接近すると言う新鮮な論考である。(ブログ掲載中)

高校の時の先生であった宇波先生には、その後、文学のことで何人かでご自宅にもお伺いしたりして大変お世話になったのだが、明治学院大学に奉職されてからはお忙しくなったので、遠くで接するだけだった。

それでも、こうしてご縁があることに、感無量の時間の推移と思い出が内在的に蘇ってくる。

 

 

 

 

 

 

(写真は、朝顔市・ほうづき市と九品仏浄真寺の境内)