今日誰かにばかにされた気がします | ここにタイトルを記入してください
ヒミズを観賞してから
一週間程度がたちました。

今回、ヒミズのことを思い出そう
と思って、気づいたことは
一週間もすると、ほとんどの内容を
忘れてしまうのだなあ、と思いました。
覚えているものは通り魔の満面の笑みだけです
あとは覚えていません。

そもそも覚えている必要はあるのかどうか
そこのあたりがあいまいになってきたような
気がしないでもない、と感じます。

それからなんとなく日本映画がらみで
ボーイズオンザランという映画のことを
思い出したりしていました。
そのパンフレットには主役を演じたミネタカズノブさんへの
コメントが記載されており、そこには
峯田くんの歌には意図がない、ということが
書かれてあり、それは映画の内容をほとんど
忘れた今でも覚えております。

そもそも意図がない、という表現を
そこで知りまして、あとタモリさんもそうだろうな
と思いました。意図がない芸からタモリさんは
ブレイクしたのだと思います。

内容を忘れてしまうことについて考えていたら
何を考えていたのかだんだん思い出せなくなりましたが
そういえば、最近高橋源一郎著ニッポンの小説1、2を
ようやく読み終えたのでした。
1、2ともにハリーポッター1巻分ぐらいある本だったのですが
なんとか読みきることができました。
内容はというと、もうほとんど覚えていません
感想はというと、感想といっても誰にも理解することのできない
感想ですが、湯船、とりわけ句読点(。)が
真冬に、電気羽毛で十分に暖められた布団にもぐりこむ
気持ちになるような句読点(。)があって
とてもやみつきになってしまう、といった感想です

今まで感想というものを考えるとき
常識にしばられすぎていたな、と思います。
感想に対する理解なんてなくていいのではないか
と考えた結果、まったく意味不明の感想となりましたが
別に高橋源一郎の感想なんて発言する機会なんて
この先の人生で絶対にないだろう、という確信があるので
ただ理解されない感想を書いて気づいたことは
自分は、他の人から、頭がおかしい人なのではないか
と思われることを恐れている、ことに気づきました。