ちょっといい話の回覧板 | 浪花のコーチング税理士☆食べ歩き編

ちょっといい話の回覧板

【卑しくないこと】

メルマガ「人の心に灯をともす」より

今西恭晟(たかあき)氏の心に響く言葉より…



リーダーに求める三つの条件 (城山三郎)

一.常に生き生きしていること 

一.いつも在るべき姿を求めている 

一.卑しくないこと



リーダーは、つねに理想を描き求め、生き生きとした生命感にあふれていることが大切です。

ここで忘れてならないのが、三つめの「卑しくないこと」で、品位を保つことです。

人が卑しくなるのはどんなときかと言うと、エゴ(私)が出過ぎているときでしょう。


リーダーは、つねに公でなければなりません。

社会的な使命感や責任感を抱いていることが大切で、志あふれるリーダーには品性が滲み出ます。

併せて、教養を身につけることです。

教養なくして、リーダーとしての品格はありません。

『魂に響く108の言葉』プロセスコンサルティング





城山三郎氏の著書に「粗にして野だが卑ではない」(文春文庫)がある。

78歳で国鉄総裁になった石田禮助氏の話だ。

静岡県の伊豆松崎町の漁師の家に生まれ、三井物産入社後は、シアトル、ボンベイ、大連、カルカッタ、ニューヨークの各支店長を歴任し、三井物産に巨額の利益をもたらし、同社の社長となった。


同書の中にこんな話がある。

『石田禮助(れいすけ)は、数え78歳で国鉄(現JR)総裁職を引き受けた。

従業員数46万。

政府の指揮監督、国会の監督と手枷足枷をはめられての仕事である。

給与も運賃も自ら決めることができない。

経営サイドに当事者能力がまるで与えられていない。

これで、いったい企業なのか。

加えて、巨大な労働組合の壁がある。

これでは誰が成ろうとうまく行くはずはない。

末路はすべて不遇。

花道にもならないポストであった。

石田禮助は、なぜその歳で「乃公(だいこう)出でずんば」の心境になったのか。

石田は、「私の信念は何をするにも神がついていなければならぬということだ。それには正義の精神が必要だと思う。こんどもきっと神様がついてくれる。そういう信念で欲得なく、サービス・アンド・サクリファイスでやるつもりだ」

商売に徹して生きた後は、「パブリック・サービス」。

世の中のために尽くす。

そこではじめて天国へ行ける。

石田は、「これでパスポート・フォア・ヘブン(天国への旅券)を与えられた」とも言った。

新聞記者たちは、手腕についても未知数だが、まず年齢を気にした。

これに対して石田は胸をはって応えた。

「体に自信はある。気持はヤング・ソルジャーだ」

「鬼軍曹か」という声が入ると、すかさず、「いや、心はウォーム・ハートじゃよ」』


サービス・アンド・サクリファイスとは、奉仕と自己犠牲のことだ。

世のため人のために生きるという、利他の精神。


「粗にして野だが卑ではない」とは、石田禮助氏が国鉄総裁だったとき、国会の答弁で発言した言葉。

外見や言葉遣いが、荒っぽくて野性的で洗練されていなくても、決して卑しくはない、と。

当時、国会ではこの答弁がなされた後、大きな拍手が沸いたという。


卑しくないとは、「卑怯(ひきょう)なことをしない」、「弱いものいじめをしない」、「嘘をつかない」ということ。

これらは、会津藩の「什の掟」や、薩摩の「郷中教育」でも強く訴えていること。


「自分さえ儲かればいい」と、人の弱みにつけこむような商売の仕方も同じだ。

そして、「卑しさ」は、困った時や、危機や、圧倒的に不利になったようなときに出る。

そんなときでも、矜持(きょうじ)という「自分の誇り」を保てるか、と天から試される。


人間として、リーダーとして、最後に大事なのは卑しくないこと。

 


■朝早く送られてくる、友人のにしやんからのちょっといい話を回覧板にしてしまいました。次の人に回覧してあげてくださいね。

 

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