ちょっといい話の回覧板 | 浪花のコーチング税理士☆食べ歩き編

ちょっといい話の回覧板

【可動域を広げるために】

メルマガ「人の心に灯をともす」より

明治大学教授、齋藤孝氏の心に響く言葉より…


「どうも日本人は視野が狭い」などと自嘲気味に語られることがあります。

閉鎖的だとか、島国根性だとか、遊び心が足りないとか、要するに頭が硬くて可動域
が狭い、というわけです。


でも、本当にそうなのでしょうか。

私はむしろ、日本人は意外に可動域が広い民族ではないかと思っています。

極東の島国だからこそ、日本は海外の動向にも敏感に反応し、いいものを旺盛に柔軟
に取り入れてきました。

それを象徴するのは食文化です。

世界中のあらゆる料理を、しかもかなり高いレベルで食べられる国は、おそらく日本
以外にないでしょう。

それはひとえに、各国の食文化を貪欲に吸収し続けた結果です。


単に輸入しただけではありません。

例えばカレーにしてもラーメンにしても、独自のアレンジを加え、 無数のバリエー
ションを生み出し続けています。

それは作り手の感度の高さだけに由来しません。

消費者である私たちの旺盛な食欲、新しいメニューに対する好奇心、よりおいしいも
のを食べるためなら時間もお金も惜しまないという求道ぶりも、相当なものだと思い
ます。


おいしいと評判の店には、ズラリと行列ができることも珍しくありません。

並んで待つ苦痛を厭わず、むしろそんな姿を自撮りしてインスタに投稿し、美しい思
い出に換えるような逞しさがあります。

つまり食の可動域は、作り手側と消費者側が呼応しながら、現在進行形で拡大してい
るわけです。

そういうDNAを持っていることを、私たちはもっと誇っていいし、最大限に活用 しな
ければもったいない気がします。


「大きく生まれ変わろう」と提案しているのではありません。

「本来の自分を取り戻せばいいだけ」なのです。

そう考えれば、気楽にチャレンジできると思います。


最後にもう一つ、可動域を広げるためのとっておきの方法をご紹介します。

やはり食文化に絡む話ですが、最低でも年に一回、「ふぐ」を食べてみてはいかがで
しょう。

坂口安吾の小作品『ラムネ氏のこと』の中に、ふぐに言及した一節があります。

周知のとおり、ふぐには毒があります。

それを今日の私たちが安全に食べられるのは、これまでに多くの無名の人々がいろい
ろな食べ方をして、危険な部分と安全な部分を解明しつつ絶命して いったからであ
る、というわけです。


こういう人々こそ、真の勇者だと思います。

私たちはリスペクトすべきでしょう。

ふぐを 食べるたびに、ぜひその格闘の歴史に思いを馳せていただきたい。

そして現在の自分と比較して欲しい。

別に命を賭けなくてもいいのですが、「自分は何かにチャレンジしているか」 と問
いかけてみると、ふぐの美味も手伝って「もう少しがんばってみようか」という気に
なれるはずです。


人生は「偶然の出会い」が「必然の出会い」に変わっていくプロセスの繰り返しで
す。

それをいかに楽しむかが、「人生100年時代」を充実させる秘訣だと思います。

「可動域」という言葉も、これまであまり目にすることはなかったかもしれません。

だとすれば、本書を手に取っていただいたこと自体、「偶然の出会い」の一つです。

これをきっかけに新たな出会いが次々と生まれ、気づいたときにはずいぶん可動域が
広がり、「この本との出会いは必然だった」と思っていただけたとすれば、著者とし
てこれ以上の喜びはありません。

『可動域を広げよ』日経プレミアシリーズ




齋藤孝氏は、可動域を広げる最も効率的な方法が「読書」だという。

そもそも本は、今までとは違う見方や考え方が書かれているからこそ売れる。

世間によく知られていることばかり書いてあったら、誰も買う人はいないからだ。

それはつまり、自分の思考の可動域が広がるということ。

知識が広がり、見方が変わり、視野が広がると、世界観や価値観、もっというなら人
生観まで変わる。


読書は未知との遭遇だ。

つまり、「偶然との出会い」ということ。


それは、「好ましい偶然を引き寄せる」という、クランボルツ教授のいう「プラン
ド・ハップンスタンス(計画的偶発性)理論」に似ている。

好ましい偶然を引き寄せるには、とりあえず与えられたことはランダムに何でもやっ
てみることであり、そこには好奇心や面白がるという資質も必要だ。


年齢を重ねれば重ねるほど、体の柔軟性がなくなり、考え方の可動域も狭くなる。

そのために必要になってくるのが、読書。


自らの可動域を広げ、人間性を高めましょう。

 


■朝早く送られてくる、友人のにしやんからのちょっといい話を回覧板にしてしまいました。次の人に回覧してあげてくださいね。

 

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