ちょっといい話の回覧板 | 浪花のコーチング税理士☆食べ歩き編

ちょっといい話の回覧板

【苦難こそが人生の肥やしになる】

致知出版社「偉人メルマガ」より


 本日ご紹介するのは、
全盲ろうにして世界初の
大学教授になった福島智さんのお話。

3歳で右目を、9歳で左目を失明。
14歳で右耳を、
18歳で遂に左耳の聴力までを失う――。

光と音を喪失した世界の中で、
福島智さんは何を感じ、何を見出したのでしょうか。


 福島智(東京大学先端科学技術研究センター教授)


両目が見えない、両耳が聞こえないという
障害を持ったことで、
私は障害者のことを少しは
考えるようになりました。

やはりなにがしかの関係を持ったこと、
広い意味での当事者になったことが
その大きなきっかけになりました。
また、自分にとっての苦悩は他者との
コミュニケーションが断絶されることでしたが、
これも実際に体験してみて初めて分かったことでした。

苦悩を体験することの凄さは、
苦悩の一つのパターンが理屈抜きに分かること。
もう一つは、苦悩する人たちが
抱えているものを
想像しやすくなるということですね。

挫折や失敗をすることはしんどいし、
できるだけ避けたいけれど、
おそらくほとんどの人が
人生のどこかでそれを経験する。
いくら避けようとしても
必ずなにがしかのものはやってくる。
だから来た時にね、

〝これはこれで肥やしになる"

と思えばいいんですよ。

私が子どもの時代には、
まだ日本にもたくさんあった肥溜は、
臭いし皆が避けちゃうけれど、
それが肥やしとなって作物を育てた。
一見無駄なものや嫌われているものが、
実は凄く大切なことに繋がるということでしょう。

これは自然界の一つの法則だと思います。
同じようなことをアウシュビッツの収容所を
生き抜いたヴィクトール・フランクルが述べています。

彼はいつ死ぬかも分からないという極限状況の中でも、
苦悩には意味があると感じていたようですが、
それは彼一人だけの思いではなかった。
あの過酷な状況下で、
自分以外の他者のために
心を砕く人がいたように、
ぎりぎりの局面で人間の本質の美しさが
現れてくる時がある。

もちろんその逆に、
本質的な残酷さや醜くさを見せることもありますが、
人間はその両方を持っているわけですよね。
おそらく彼は苦悩をどう受け止めるかというところに、
人の真価、人間としての本当の価値が
試されていると考えたんじゃないかと思うんです。
苦悩というフィルターをかけることで、
その人の本質が見えてくると。

フランクルの主張で最も共感を覚えるのは、
その人が何かを発明したり、
能力が優れているから価値があるということよりも、
その人が生きる上でどんな対応をするか。
苦悩や死やその他もろもろの困難に
毅然と立ち向かうことが最高度の価値を持つ、
といった趣旨のことを述べている点です。

したがって、障害を持ったことや
病気をしたこと自体に意味があるのではなく、
それをどう捉えるかということ。
身体的な機能不全を経験することも、
それ自体に大きな意味があるんじゃなく、
それを通してその人が自分自身や他者、
あるいは社会、あるいは生きるということを
どのように見るかが問われているのだと思います。 

 


■朝早く送られてくる、友人のにしやんからのちょっといい話を回覧板にしてしまいました。次の人に回覧してあげてくださいね。

 

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