ちょっといい話の回覧板 | 浪花のコーチング税理士☆食べ歩き編

ちょっといい話の回覧板

 【ことばが人を成長させる】

メルマガ「人の心に灯をともす」より

天台宗ハワイ開教総長・大僧正、荒了寛氏の心に響く言葉より…


赤ん坊は生まれてしばらくのあいだ、お腹がすいたり、眠かったり、どこか気持ちが悪いというようなことを泣いて伝えます。

まるで泣くことが唯一のコミュニケーションの方法であるかのようです。

その後、成長するにしたがってことばを覚え、カタコトでも自分の気持ちを表現できるようになり、どんどんことばの数がふえていきます。

つまり、次第にことばを覚えるにつれて人間らしくなっていくわけで、ことばを知らなければ知識を得ることも、知識を伝えることもできません。


そして、たいへん重要になるのが、子供のときに覚えることばです。

いつも聞くことばが乱暴であれば、乱暴なことばを話すようになりますし、いつもまわりからかけられることばがやさしかったり、よいことばであれば、そのような話し方ができるようになります。

また、どんなに感性が豊かでも、その感性をのばすには、ことばも豊かでなくてはなりません。

しかも、よいことばをたくわえていくことによって、よい性格と品格がそなわっていきますから、ことばをたいせつにする教育がきわめて重要になるのです。


人は誰でも見聞きしたり、読んだことをことばとして覚えていきます。

つまり、ことばイコール知恵であり、ことばこそが人を成長させ、その人の性格や考え方を形成し、「心によい習慣」をつける大もとになるといっても過言ではないのです。


ことばといえば、思い起こされるのがヘレン・ケラーです。

55年前の映画『奇跡の人』を覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、生まれつき視聴覚がないという重い障害を負いながら、世界各地を回って身障者の教育・福祉につくしたアメリカの教育家・福祉事業家です。

彼女は献身的な家庭教師アニー・サリバンから指文字ことばの教育を受け、ついには絶望視されていた「話すこと」をマスターし、歴史に名をどどめた偉人として知られています。

そうした彼女が残した次のことばが印象的です。


「ことばというものがあるのを、はじめて悟った日の晩、ベッドのなかで私はうれしくて、このときはじめて『早く明日になればいい』と思いました」


まさに、ヘレン・ケラーは「ことばが人を成長させる」ということを体現し、それを証明した人だったと思います。


《豊かな感性を育むことばを身につける/どんなに感性が豊かでも、その感性を伸ばすには、ことばも豊かでなくてはならない。》

『死ぬまで穏やかに過ごすこころの習慣』フォレスト出版




我々は、日頃、多くのままならぬ現実に、右往左往したり、オロオロしたりして生きている。

それを仏教では「一切皆苦(いっさいかいく)」という。

仏教では「苦」は通常いう《苦しみ》ではなく、「思い通りにならないこと」をいう。

苦は四つあり、それを「四苦」という。

四苦とは「生・老・病・死」だ。

この四つは、どうにもならないし、避けられないこと、つまり「思い通りにならないこと」。


しかしながら、ヘレン・ケラーの「苦」に比べたら、我々が日常感じる「苦」など贅沢な悩みと言えるかもしれない。

そのヘレン・ケラーが「ことばというものがあるのを、はじめて悟った日の晩、ベッドのなかで私はうれしくて、このときはじめて『早く明日になればいい』と思いました」 という。


ことばは、かくも大事なものだ。

なぜなら、「苦」は、言葉によって癒(いや)されるから。

言葉一つによって、それは人を元気にする薬にもなるし、人を傷つける刃物にもなる。


「ことばが人を成長させる」

よきことばを身につけ、 心豊かな人になりましょう。

 


■朝早く送られてくる、友人のにしやんからのちょっといい話を回覧板にしてしまいました。次の人に回覧してあげてくださいね。

 

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