◇ ちょっといい話の回覧板 | 浪花のコーチング税理士☆食べ歩き編

◇ ちょっといい話の回覧板


【本音と建前の違いが信頼を失くす】

メルマガ「魂が震える話」より

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ショッピングモールに入っているブティックに冬物のジャケットを買いに行き、試着
をしたときのことです。


サイズが大きく袖も長かったのですが、試着したボクを見て店員さんがこういったの
です。


「ぴったりですね~。よくお似合いです」


そんなことないのになあと思い、店員さんに在庫の確認をお願いしました。


「ワンサイズ小さいものはありますか」


そして出てきたジャケットを試着したら、またも店員さんはこういいます。


「ぴったりですね~。よくお似合いです」


こんなのだからアパレルは苦境に立っている。そう思いませんか。


今日達成した売上が、将来の顧客を失くしてしまうということがあります。


何がなんでも売ろうとする、予算やノルマを達成するためにやみくもに売上を求め
る。


結果、お客さまの利益を犠牲にして、信頼関係を失うこともあるのです。


目先の利益を追い求めることで、お客さまとの関係性を悪化させている企業が多い。


現在、多くのアパレルブランドが苦戦している、大きな原因のひとつです。


そして、アパレルに限らず、他の業態でもたくさん起きていることです。


3年先、5年先、10年先のことを考えられない、近視眼的な経営です。


「顧客第一」「お客さま視点」といってはいるけれど、本音では「売上第一」「シェ
ア第一」と、自分の会社に目が向いている。


そんな企業が多いから、消費者から支持されなくなってしまうのです。


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「3つのF」が価値になる!

藤村正宏 著

日本経済新聞出版社


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どんなにキレイ事を言っても、今のお客さんはそれを見抜く眼を持っていると思いま
す。


そして、今の消費者は宣伝広告を疑っているので、反応率も悪くなっています。


では、何を頼りに選択するのか?


上記の著書にこうありました。


「どんなに優れた宣伝も、家族のひと言にはかなわない。


どんなに優れた広告も、仲間の勧めにはかなわない。


どんなに優れたマーケティング戦略も、個人と個人とのつながりにはかなわないので
す」


具体的には、「3つのF」のつながりが大切で、この人たちの言うことを信頼するよ
うです。


「3つのF」とは、「家族(Family)」、「友達(Friend)」、「フォロワー
(Follower)」。


見ず知らずのネットショッピングでも商品を買えるのは、これらの口コミや評判があ
るからです。


もっというと、本当に良いモノ、本当に魅力的なモノ、本当に素晴らしい場所という
のは、隠しきれないのです。


放っておいても広まる時代です。


お店にお客さんが来ないとか、商品が売れないというのは、「本物」になるための
チャンスと言えます。


もっともっと成長して、もっともっと喜んでもらうにはどうしたらいいか?って、一
生懸命考えて、努力して、磨き続けるチャンスです。


それが世間一般の商品やサービスを大きく上回ったとき、おそらくフィーバーしま
す。


それがまだ起きていないということは、一般に埋もれてしまっているか、そこまでの
魅力が足りないのです。


小手先の手法やマーケティングでは、瞬間的には売り上げても、長い目で見たら「騙
された感」が生まれてしまい、信用を失っていきます。


ある人が、有名な音楽家タルベルグに、ピアノの演奏の依頼にいきました。


近日にせまった新曲発表を、ぜひ、成功させたかったのです。


ところが、タルベルグの返事は、


「申し訳ないが、練習する日がたりません」


「あなたほどの大家、四、五日もあれば、これくらいの歌曲は、わけないでしょう」


「いや、私は公開の席に出るには、一日五十回、


一カ月千五百回以上の練習をしなければ出演いたしません」


本物の生き方です。

 

 


■朝早く送られてくる、友人のにしやんからのちょっといい話を回覧板にしてしまいました。次の人に回覧してあげてくださいね。

 

 

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