ウランバートル通信

ウランバートル通信

最近はソロユニット「極楽蝶」として活動中。

実は作家になりたかったりする。

ご無沙汰しております。

春のM3も終わり、一山超えて穏やかに過ごしております。

 

さて、元号も変わったところでブログも移転いたします。

今後は「Hatena Blog」にて更新していきますのでよろしくお願いいたします。

 

サイトはこちらから  →  極楽記録

 

よろしくお願いいたします。

4月28日、同人音楽即売会M3に出展することとなりました。

 

場所はおなじみの東京流通センターです。

 

 

 

 

こちらはお品書き。今回はこのお品書きも含め、アートワークは絵描きである義理の弟に依頼しました。

キリカ、白鳥多香子はデザインを一新し、よりアーティスティックな作品となりました。

 

色々な才能に囲まれながら活動できることを改めて嬉しく思います。

 

 

 

キリカの1st「ロマンチックで残酷」は音源をリマスタリングしてお届け。

 

ヴァラエティに富んだ楽曲が、より聞きやすくなりました。

 

 

 

 

 

よりヘヴィでダークな世界観に浸りたい方は2nd「デイジーが見た夢」がおススメ!

 

 

 

 

 

ゴリゴリなギターとビートで踊りたい方は極楽蝶のCDを一聴ください。

 

 

 

 

 

 

 

白鳥多香子はプロモーション用にMVを作りました。

 

 

 

 

 

 

動画三昧になりましたな。

 

 

M3へお越しの際は入場券代わりにカタログの購入が必要です。当日会場でもご購入いただけますが、とらのあな、アニメイトでも購入可能です。

 

皆様のお越しを心よりお待ちしております!

 

 

 

 

 

 

皆さんはもうすでにご存じのことと思いますが、私は大のゴジラファンです。特に平成ゴジラ。リアルタイムだったな。

幼いころ、父の仕事の関係で大阪、横浜、東京と転校を繰り返した。コミュニケーション能力が旺盛とは言えない少年時代、友達のいなかった僕を支えてくれたのが、ゴジラとウルトラマンだった。これはマジな話。

皆が外で野球をしているとき、野球のルールさえ知らない僕は家で怪獣図鑑を眺めていたのだった。野球、今でもルールわかってるか怪しい私である…。

 

このブログを見ている方々の中に「おいおい、いい歳してゴジラなんて」と思っている方が居たら、すぐさまブラウザの「戻る」ボタンを押して退出されたし。当たりまえだ。ゴジラだぞ。今現在「ドル箱」と言われるコンテンツは世界的にみても「ゴジラ」以上のものは存在しないのである。

今をときめくハリウッド俳優のライアン・ゴズリングでさえゴジラ以上に客を映画観に運ばせることはできない。それほどゴジラは偉大なのである。その偉大さを理解できないというのなら、理解できないあなたが間違っているのだ! さては貴様、X星人だな?

 

 

さて、冗談はほどほどにして…

 

2月25日、僕の誕生日に妻が品川にあるストリングスホテル東京インターコンチネンタルへと連れて行ってくれた。当ホテルのレストランにて「イチ・ゴジラ」という名のイベントが開催されているからだという。旬であるイチゴと、そしてゴジラである。ゴジラ! 私の趣味趣向を理解し、温かく受け入れてくださる妻には感謝しかない。

 

 

入口にて巨大ゴジラ人形がご挨拶。

平成ゴジラと昭和ゴジラを足して2で割ったような造形。

 

 

 

 

 

こちらは昭和ゴジラ。

やっぱりかわいい。

 

 

 

 

メニューも、ゴジラらしいものがたくさん。

こちらはゴジラシュークリーム。可愛い。

 

 

 

 

 

そして、中心にはあのシン・ゴジラが堂々たる存在感を有して仁王立ち!

 

 

 

写真じゃ見えにくいが、イチゴで装飾された電車を手に持っている。可愛くデフォルメされているけど、如何せん顔が怖いっていう(笑)。

 

 

当日、妻がスタッフの方に電話でやり取りしてくれて、特別に誕生日ケーキをサービスしてくれた。

写真まで撮影してくれて、至れり尽くせりのおもてなし。ストリングスホテル東京の皆様、その節は本当にありがとうございました。

 

 

本来、誕生日プランというのはやっていなかったそうで、急遽対応してくださったとのこと。本当に感謝です。

 

 

先日、ブログにも書いたが、妻は「テニスの王子様」のファンで、3月の彼女の誕生日には京都で開催されるイベントに行ってきた。

2月の僕の誕生日には「ゴジラ」である。幼稚に見えるだろうか? そう思った方がいるとしたら、僕は「愚か者」と言いたい。テニプリもゴジラも、それを製作している人々は立派な大人なのだ。大人が本気の仕事をして作られているコンテンツを「幼稚」の一言で片づけようとするのはあまりにも浅はかだ。社会の隅っこで日銭を稼ぎながら暮らしている我々のような人々に、日々のストレスを一瞬でも忘れさせてくれるような楽しいコンテンツを作ってくれるクリエーターの皆様を、僕は心から尊敬している。それがわからない人はバカだからしょうがない。

 

SNS上では「旦那(妻)の趣味が理解できない」と言って、大事にしているグッズを無断で捨てるという愚かな行為が最近、注目を集めていたが、本当に世の中には心の狭い人間がいるのだなと辟易してしまう。その点、僕は妻が自分の伴侶で良かったと思う。感謝ですな。

 

 

みんな、ゴジラ最高だぞ。イチ・ゴジラは5月末まで開催されているとのこと。ぜひ行ってみてくれ!

私ももう一回くらい行きたい(笑)

 

 

 

 

 

忙しい日々が続く中、弾丸で京都へ行ってきた。

「妻の誕生日の記念」というのが名目ではあったが、妻がとても素敵なホテルを見つけてくれたため、予約をしてもらってしまった。「ならば、せめて現地までの足くらいは私が予約せねば」と思っていたが、当日近くになって自分に暇がないことがわかり、これも結局妻にやっていただくことになってしまった。いやはや…。妻の誕生日なのに、やってもらってばかりだったな。

 

さて、なぜ京都なのか。

京都にある東映太秦撮影所に行くことになった。名前はよく聞くし有名な観光地のはずなのに、なぜかガイドブックにはなかなか載っていないスポットである。まあ、あんまり人が来ても騒がしくなりすぎて撮影ができなくなるってこともあるかるかもしれないが。

妻が大好きな「テニスの王子様」のイベントが開催されるとのことで、京都に向かうこととなった。僕は他人の趣味趣向には寛容である。

自分も人のこと言えないからね。先月の自分の誕生日には「イチゴジラ」という、僕の大好きな怪獣ゴジラのイベントに連れて行ってもらった。その話はまた次回しようと思う。

 

 

 

太秦撮影所は、とても楽しい場所だった。江戸時代の町の風景があった。

 

 

 

 

 

路地裏にて。

 

 

 

日本橋も絵になる。

 

 

 

 

路面電車のレプリカもあった。車内にて。

 

 

 

 

 

その後は嵐山電鉄に乗り、終点の嵐山へとぶらり。

妻が撮ってくれた。後ろ姿に哀愁。

 

 

 

 

 

夕方になり、ホテルへと急ぐ。

 

京都駅は旧国鉄時代の車両がたくさん停車していた。帰った後で調べたのだけれど、鉄ヲタさんたちの間では「聖地」とされているのだとか。

 

 

117系。サンダーバード2号のようなレトロ感。可愛かったので、思わず写真を一枚。

 

 

 

 

 

滋賀県は、ロイヤルオークホテルへ。こちらは豪華絢爛で美しい場所だった。

 

 

 

 

 

中庭。素敵なロケーション。

 

 

 

 

 

2日目は、伏見稲荷大社へ。

 

 

妻の提案で着物をお借りして散策する。

 

 

 

 

 

 

 

 

利用させていただいたのは「Karen 伏見稲荷」さん。急な電話にも親切丁寧に対応していただき、お値段もリーズナブル。

伏見稲荷でのおススメフォトスポットやイベントなども教えていただいた。誕生日を迎えた妻にもプレゼントをしてくれた。

至れり尽くせりの接客をしてくださり、妻と二人で「本当にここにしてよかったね」と何度も言い合った。

 

伏見稲荷で着物を借りたい方は、おススメの業者さんです。ウェブサイトはこちら

 

 

 

 

 

写真もたくさん撮れたし、とても楽しい旅行だった。

帰宅後、早速激務が再開。夫婦そろって風邪をひいたりで、今は少し大変なのだけれど、それを補ってあり余るほど有意義な旅行となった。

 

次はどこに行こう?

 

 

 

※この記事はライブレポではなく、当日までの僕の心境を書いた随筆です。

 ライブレポ等はフェイスブックにて、当ライブのご観覧者の皆様が素晴らしい記事を書いてらっしゃるのでそちらを参照いただけたら、と思います。

 

 

正直に書くと、もう森のシンガーソングライター証氏からサポートの連絡を受けることはないだろうと思っていた。

最後にサポートとしてステージに立ったのが2016年の12月ごろに開催されたあきる野市でのライブだった。

お互い住む場所や取り巻く環境も変わり、接点と呼べるものがほとんどなくなってしまったように思っていたからだ。

そんな風に思っていた矢先だったので、今回また証氏からサポートの依頼メールが来たときは単純に嬉しかった。証氏のサポートギタリストは僕以外にも何人かいる中で、また自分にお声が掛かったことはありがたかったし、20代後半から30代にかけての短期間であったが八王子市に住んでいた時期のことを思い出して懐かしくもなった。

 

八王子市に住んでいた3年間。きっかけは実家の引っ越しだった。僕はかねてから独立することを考えていたのだけれど、十分な資金が調達できずに実家の引っ越しについていくことになった。僕の20代は挫折の連続だった。

どこか悶々とした気持ちで過ごしていた八王子での日々だが、1年を過ぎた頃になると、僕の周りも音楽仲間が増えてにぎやかになった。

妻に出会うのもそのころ。現在は活動休止している所属バンド「dropsfilm」の皆とも出会った。そして、証氏にも。

 

依頼を引き受けたは良いけれど、さてどうしたものか。

来る依頼を片っ端から受けまくっていた八王子時代とは違い、僕は今激務に追われる身である。近日中に昇進のための筆記試験やら面接、研修等が控えている。そして、介護施設である僕の職場は連日人材不足で、超過勤務が当たりまえとなっている。

そんな日々ではあるが、僕は家でギターを弾かない日はほとんどなかった。むしろ、今人生で一番ギターを練習しているし、制作もしていると思う。

どんなに忙しくても自分の人生を生きるべきだ。とは思う。思うだけなら激しく同意する。

まあでも、眠いし疲れるし弾いてる最中もリズムを取っている振りして体が左右にフラフラ揺れている。過去に証氏と何回も演奏した曲も忘れてしまっている始末。おいおい、大丈夫かいな。

 

スタジオでの初合わせは、証氏に無理言って新宿にしていただいたのだった。今住んでいる場所から八王子や多摩まで向かうのはちょっとした小旅行である。体力的にも、翌日の仕事に支障が出るかもしれないからだった。お二方、お手数おかけしました。

 

この時に、今回パーカスを担当する藤樫さんに初めてお会いする。藤樫さんはつい2週間ほど前に証氏から声を掛けられたとのこと。

ライブ当日の練習ではご自宅を練習場所として使用させてくださった。バルコニーから新宿のビル群が遠くで霞んで見える、とても素敵なご自宅だった。個人宅とは思えないような大きな半円錐状の出窓まである。元々イベントスペースとして使用する目的もあったのだそうだ。

 

 

藤樫さん宅で練習中の証バンド3人。

 

 

練習中、藤樫さん宅の元気な子供たちが僕らの気を引こうと笛を吹いたり走り回ったりしていた。

元気に走り回れる広い家、子供たちにも嬉しいご自宅。

 

ライブ会場は、もう証氏経由で何度も出演したことのある「green world cafe」。

またここに来れるとは思っていなかった。緑に囲まれた、落ち着ける空間。

 

 

バーカウンターから撮影していただいた。

 

懐かしのメンツに囲まれた証氏。改めて、稲城市は証氏のホームだと感じた。地道に作り上げた人脈が、確かに根付いているのだろう。

当日「声が枯れていて出ない」と訴えていた証氏だったが、本番が始まって曲数が進むと、それも嘘のように歌い上げていた。

 

 

 

 

終演後、妻が撮ってくれた写真。

 

 

いつもより弾けた表情の証氏と、打ち合わせしていないのに衣装がかぶっている両サイド。

息の合った3人だと思う。

 

 

証氏の歌はいつも通り穏やかで、時にエモーショナル。横でギターを弾きながら聞いていても「やっぱりお上手だな」と思った。

藤樫さんのパーカスは穏やかに響く。世界観に見事に調和されていた。

僕はと言えば、やはりいつも通り。歌と歌詞を自分なりに解釈して、証氏の世界観を広げていくことに専念した。

 

仕事の関係で、その後に行われたナイトウォークには参加できなかったが、それでも十分満ち足りたライブだった。

 

仕事で色々制限はあるものの、また音楽で証氏と関われたことは貴重だ。

それに、できることよりもできないことの方が多いように感じていた自分のギターだけれど、今回改めて来客の方が撮影してくれた演奏を聴いてみると、そんなに悪くないように思えた。ちゃんと良い音出てる。自信がなかったわけではもちろんないのだけれど。ギターに関しては自分なりに大事なものを掴んできた感触がある。

またバンドで鳴らしてみたい。

 

 

以前のようにはいかないまでも、仕事と折り合いをつけて活動することはできる。

仕事以外で本気で打ち込めることがあるって、恵まれていると自分でも思う。

今回のライブまでの日々を通して、忙しいながらも色々なことを学べた。証氏には感謝しかない。

 

またどこかの森で出会えますように。

 

 

 

 

過去を自在に操れ   

改ざんに余念がない政権 

俺の国はメリケンの奴隷  

 「何も考えるな」って憲兵 

 

 

テレビの中の支配者  

 神はiphoneの中で 

情報のドレイと化して  

 2+2=5 行進していけ 

 

 

He is watching you. 

 

 

拍手喝采の国会中継   

まるでソビエト露助 

牙を抜かれた新左翼  

 「管理される」それも悪くねぇ 

 

 

テレビの中の支配者   

神はiphoneの中で 

情報のドレイと化して  

 2+2=5 行進していけ 

 

 

He is watching you.

 

 

 

 

久々に新曲投下。

 

 

 

 

 

楽曲自体は去年に完成していて、歌詞がないままだった。

年明けになって歌詞を書き始めた。

 

ある写真を見たことがきっかけだった。東京メトロの防犯カメラの広告の写真だ。

 

これね。

 

 

ジョージ・オーウェルの「1984年」という小説にも、テレスクリーンと呼ばれる監視装置が登場していたのを思い出した。管理社会ディストピア小説の金字塔である。2020年になってコンピュータも小型化しAIも登場してきたわけだから、これから徐々に管理社会が始まっていくだろうなとは思っていたのだけれど、どうやら僕の予想よりも早く管理社会が訪れそうだ。

 

心のどこかで「それも悪くないかもしれない」と思っている自分もいる。防犯カメラを設置すれば犯罪の抑止力にはなるしね。身の安全と引き換えに自分のプライバシーを売り渡すのも仕方ないかな、とも思う。でも、それって地獄の一丁目だよね。それで終わるはずがない。

きっとそれを皮切りに、管理社会はエスカレートするだろう。

 

防犯カメラの次は、ロボット警官の登場かな?

ディストピアの訪れは近い。

 

 

さてさて、それはさておき。

 

同人音楽即売会M3への参加が決定しました! 今回は告知していきます!

日にちは2019年4月28日、場所はおなじみの東京流通センターです。

 

今回の「The Big B.」は無料配布盤に入れようかな。

また詳細決まり次第、告知していきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ディストピアSF」っていうジャンルが個人的には好みだ。管理社会モノやらハルマゲドン以降やら…。

現実の世界でそんなものはもちろん御免だけれど、飽くまで創作物上の設定としては面白いと思う。その世界で細々と生きている自分を想像したり、反乱軍の一員として行動する自分を思い浮かべたり・・・。想像力を掻き立てる。

 

まあ、このジャンルの場合、殆どハッピーエンドっていうのは無いのだけれど…。仮にハッピーエンドで終わってもどこか予定調和的な部分が残ったり嘘くさくなったりするという、中々に非情な設定である。

 

さて、今回は管理社会ディストピア映画「THX1138」の話をば。

 

 

 

 

 

「スター・ウォーズ」シリーズでおなじみのジョージ・ルーカス監督のデビュー作である。

僕がこの映画を知ったのは、所属バンド「dropsfilm」のギターボーカルのヤマムラさんと森のシンガーソングライター証さんと映画の話をしながら飲んでいたときだった(二人とも元気してるかしらん?)。ヤマムラさんの方からこの映画について話が出て、思わず画像を検索したのを覚えている。ルーカスの映画と言えば冒険活劇的なイメージが強かったため、この「THX1138」の画像を見て面食らった。雰囲気が暗すぎる。なんだこの陰鬱な緊張感は!本当に「スター・ウォーズ」を撮った人の映画なのか? まるでキューブリックの作品のようではないか。

 

事実、この映画の難解さと陰鬱な世界観は大衆には受け入れられず商業的には大コケ。配給会社であるワーナー・ブラザーズに大打撃を与えることとなった。

 

あらすじを書く。

25世紀、人類は生活圏を地上ではなく地下に移し、コンピュータの管理下におかれて生活していた。人々には名前はなく、その代わりに登録番号を付けられ、頭髪は男女問わずスキンヘッド、服は白の上下。個性を剥奪された姿で、人類は様々な仕事に従事していた。

この世界の人々は精神抑制剤を服用することが日課であり義務となっている。主人公「THX1138」とその同居人で女である「LUH3417」は、ある時を境に精神抑制剤の服用を無断で中止。結果、ふたりには愛の感情が芽生え、この世界では禁止事項とされている肉体関係を結んでしまう。コンピュータ側はそんな彼らを処罰対象として扱うが、自我に目覚めた「THX1138」は人間としての自由を求め、行動を開始する。

 

 

筋書としてはよくあるパターンだ。言ってしまえば、若者の自由への逃走と同じである。実際、このシナリオはルーカス自身の「上京物語」の暗喩なのだ。

カリフォルニア州モデストの片田舎、地元の大型店を経営する父のもとでルーカスは生まれ育った。

仕事と教育に厳しい父親との生活の中、若きルーカスは度々父の支配を受けることとなり、これが確執へとつながっていく。

ルーカスが「映画関連の仕事をする」と言って家を出ようとしたときも、彼の父は「お前が成功するわけがない」と吐き捨てるように言ったのだった。

 

この映画における25世紀の地下世界は、さながらルーカスの少年時代の家庭環境そのものだった。のちになって「スター・ウォーズ」において「ダースベイダー」という「恐怖の父親像」的キャラクターを創造するのも頷ける。彼は自分の創作物の中に、自分の幼いころの家庭環境や父親との確執を度々描いていたのだった。「スター・ウォーズ」に関して言えば、家庭内ゴタゴタを宇宙規模で描いた作品ということになる。そう考えると「想像力ってつくづく素晴らしいわ」と思う。

 

管理社会ディストピアっていうのは、飽くまで創作上の設定に過ぎない。でも、ルーカスは「支配的な家庭環境」という自分のおかれていた境遇からディストピア映画を作った。家庭環境、学校、仕事場など様々な場所で、我々は支配的な場面に出くわす。ディストピアは決して自分と無関係ではないのだ。

 

自分の話をしてしまえば、僕は老人ホームで勤務している。食事量、服薬、排せつなど等、まさに人々を管理する立場にいる。

自分の対応次第で、利用者をこの映画の主人公の立場に追い込んでしまうことも十分にあり得るのだ。自分を律するためにも、この映画で得た教訓は大きい。

 

 

さて、あなたの家庭環境は? 通っている学校は? 勤めている仕事場は? ディストピアになってやしないか? あなたの周りにTHXはいないか? もしくはあなた自身がTHXになってやしないか?

 

ディストピアは、案外近くに存在するものなのだ。

 

 

 

 

 

 

そもそもこの作品は予備知識がないと理解不能。「説明されてやっとわかった」と言ってくれる方もちらほら居たので、ここでひとつ解説してしまおうかと思う。まあ、「説明されてもわからなかった」と言われればそれまでということで。

 

音楽的にはミクスチャーロック。世界観としては映画「ブレードランナー」「攻殻機動隊」「JM」などのサイバーパンク系などなど・・・。

東アジアに侵食されたディストピア映画。そんなわけで、楽曲のタイトルを漢字で統一させた。2ndを作るとしたら、もうこの設定はやらないかもだけど…。ユニット名「極楽蝶」も、漢字にこだわった結果である。

 

ミクスチャーロック。

もう15年ほど前に流行し、そして瞬く間に廃れていったジャンルだ。早い話がラップとロックミュージックの融合。バンドで言えばリンプ・ビズキット、リンキンパークなどが代表格。このジャンルはバンドにDJやマニュピレーターなどが居ないと恰好がつかないジャンルだったので参入障壁が高く、やりたくてもできない人たちが結構居たんじゃないかと思う。僕もその一人。

 

それから年月が経ち、その昔は「プロの特権」だったはずのDTMなどの録音技術が市井の我々の手に広がり、誰もが楽曲作成、録音が可能となった。その昔、表現したくてもできなかったジャンルがPC上で表現可能となったわけ。感動もひとしおってなもの。

そんなわけで、この作品は当時高校生だった僕が「やりたくてもできなかったこと」を大人になってから実現させたものである。完全に自分のためだけに作った。自分にしか通用しない心象風景かもしれない。それでも、見知らぬ誰かに届けば、と今は願うばかり。

 

 

御託はこの辺で。とにかく話を進めよう。

 

 

1.盗聴 ‐wire tap‐

インスト楽曲。次曲「冬寂-winter mute-」の導入となる曲。人工知能である「冬寂」が世界中の情報を盗聴によって収集している様子を表現したかった。ACIDという名前の楽曲作成ソフトですべて作成した。

 

2.冬寂 -winter mute-

「冬寂」というのは知る人ぞ知るサイバーパンク小説「ニューロマンサー」に登場する人工知能。劇中で「冬寂」は自分の目的を達成するために登場人物たちを誘導、操作する。目的を達成させるためには手段を問わず、都合によっては計算づくで殺人まで行う。その様に主人公ケイスは「みんな殺しちまいやがった!」と言って激怒する。まさに、世界をあやつっているかのようだ。

 

数々の陰謀が渦巻く世界情勢を見てみると、僕は時折「ひょっとしたら、冬寂のように世界を操っているものがどこかにいるのでは?」と考えてしまう。幼い陰謀論だとはわかってはいるのだけど、我々民衆の知らないところで、各国のお偉いさんたちが世界地図をケーキに見立てて切り分けているんじゃないかと、時折考える。ヤクザの喧嘩みたいに、戦争だって始まる前から「どこで手打ちにするか」が決まってるんじゃないか、と。

そんな思惑に犠牲を強いられるのは、いつだって市井の我々だ。

 

 

3.電気羊 -electric sheep-

言わずとしれた「ブレードランナー」の原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(フィリップ・K・ディック著)から着想を経て作成した。

2014年かな? 当時仕事をしていない期間だったので本を読んでいたのだけれど、この「アンドロイド~」なんてあまりに暇だったので一日で読み終えてしまったのだった。その後に勢い余ってDTM上にて作成した。

レプリカントというのは人造人間のこと。金属製のいわゆるロボットとは異なり、バイオ工学をもとに作られた人造人間である。

彼らは共感する心を持たず、自分の命にも執着しない無情な存在である(映画版とは異なる)。そんなレプリカントたちが、SNSやスマホに中毒、依存する現代人の姿と重なり、一言言いたくなったのが作成の動機。

 

後半のリフは、高校生と時に作ってカセットテープMTRに録音していたもの。17年越しの再録となった。

 

 

4.東京消滅 -Tokyo vanish-

東アジア的記号世界。サイバーパンクの世界観を追求した作品。抑え気味のラップが印象的。

ギターの出番はソロと後半の空間系フレーズのみ。ヒップホップ的な要素が一番強い作品となった。

ヒップホップ、著者はあまり聞きません。ビースティくらいしかまともに聞いたことがない・・・。

 

 

5.電脳没入 -cyber space jack in-

何だかんだで一番評価されるナンバー。繰り出されるビートと轟音ギターが心地よい。

前半は小説「ニューロマンサー」の世界観。チバシティ、没入(ジャックイン)等の単語は劇中に登場する語彙そのまま。

「ニューロマンサー」は、主人公ケイスがPC機器を使用して、電脳空間に意識ごとダイブするのが見どころであり、「新しい、クールだ!」と評価された名作小説である。言ってしまえばスマホを使ってSNSなどの架空世界に没頭してしまう我々現代人も、虚構世界にダイブしているケイスの姿とかぶる。ときには接続を絶つ必要があるのではないだろうか。

 

 

6.さよならアジア -good bye Asia-

このアルバムで唯一ピアノをフューチャーした作品。某教授の名曲に似ているとの噂があるが、真相はいかに?

桜が舞う中での別れのような情景を表したかった。日本的、というかアジア的な風景。

ラストにふさわしい、穏やかで情緒的な楽曲。

 

 

 

ざっとこんな感じ。

BOOTHにて500円で発売中。良かったら、チェックしてみてください。

 

ウェブ店舗はこちら→ キリカ工房

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週の日曜日、音楽系同人即売会「M3」に参加してきた。4年振り、二回目の参加となった。

今回は事前に告知等はせず参加した。職場の方々から「教えてくれてたなら行ったのに」と言われ、ありがたいような申し訳ないような気持ちになったが、ちょっとした事情があったので今回は告知なしの参加。主に人間関係的なことね。面倒なのに遭遇して困ったことがあったため(苦笑)。次回からは告知します。

 

 

 

 

当日のブースの様子。

今回の商品は夫婦ユニット「キリカ」のアルバムが二枚(一枚は新譜)、僕のソロユニット「極楽蝶」が一枚(こちらの新譜)、妻のソロが二枚(一枚は新譜)の合計5枚。

無料配布コンピレーションアルバムも作成。40枚作って配布した。

 

 

当日、午前中は妻と二人で無料配布音源の配布をメインにブース運営をしていた。しばらくしてから、なんと我々のマネージャー的存在であるS氏が登場! 友情に熱い男である。そして、会って早々にブースのディスプレイと見せ方を変更するS氏だった。

 

 

変更後のブースと私。さらりまん。

 

 

こちらは嫁さん。よく売ってくださいました。

 

 

変更してからお客の目線が変わり、ディスプレイを見てくれるようになった。さすがのS氏、ますます腕に磨きがかかっておりますな。ハロウィンのお土産もいただいてしまった。妻の好きそうな本の形をした魔女デザインのビスケットだった。よくわかってくださっておりますな。

 

午後からは妻の方の両親がパンを持って差し入れに来てくれた。CDも購入していただけた。ありがたい。今度挨拶に行きます。

 

売れ行きは好調、無料配布もすべて売り切って終了、秋葉原で早めの夕食を取ってささやかに打ち上げをした。楽しい時間だった。

 

当日お買い上げくださいました皆様、誠にありがとうございました。無料配布版を受け取ってくださった皆様、試聴してくださいました皆様、応援してくださった職場の皆様、SNSで交流のある皆様、気にかけてくださり感謝です。

 

 

当日まで、CD作成作業に時間をかけ、大変ではあったけれど楽しい時間を過ごせた。M3に参加していなかったら、今まで夜な夜な時間を作っては録音していた楽曲たちも、一つの作品としてまとめることはできなかっただろう。自分の中で一段落着けることができた。

職場の方々にも応援していただけて、大げさかもしれないけれど、やってきたことが報われたような気がした。

今までただただ好きでやってきただけだけれど、やってきて良かった。本当に。

 

さて、まだまだこれからですな。S氏からも客観的な視点を頂けて、反省点も見えた。S氏はこれからも見守り、我々をサポートしてくれるとのことで、非常にありがたい。友情も10年目か。34年の人生の中で、10年の友情はちょっとした歴史ですな。

 

皆様、また春のM3でお会いできればと思います。楽しい思い出をありがとう!