編集の未来をつくる会議「編集の広場vol.2 〜街場の編集〜」 | B&Fab「本」と「ものづくり」と「珈琲」

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本(Book)とモノづくり(Fabrication)を中心に、人が集まり会話が生まれる憩いの場、そんな場所を作りたく、ただいま奮闘中!(または迷走中)

2016年7月1日 渋谷のちょっと奥の方にある本屋SPBSでのイベント、これからの編集を考える「編集の広場vol.2 ~街場の編集~」満席。

雑誌「&Premium」エグゼクティブディレクター柴田隆寛さん、博報堂ケトル石原篤さん、SPBS店長鈴木美波さんのトークセッションに行ってきました。

 

シリーズ企画で今回が2回目、ということで前回のおさらい。

マスなコミュニケーションも、インディペンデントなコミュニケーションもそれぞれに課題があり、今まで通りのやり方あり方では限界がある。(ふむふむ、その通りだね)

 

でもって今回は切り口を横と縦へ。どういうことかというと、

横はモノやコトをつなげた文脈作り、まあ物売りではなくライフスタイルの提案みたいなこと。(最近はやりというか、ちょっと使いすぎのやつですな)

縦はとんがった人と多くの一般人、その間にいる感度のいい人たち、それぞれをつなげていく文脈作り。こっちはちょっと難しいけど、いろんな人を巻き込んで、超ぶっ飛んだ思考と、反対の多くの受け身な思考、両者をかけ合わせた何か、それをつなぐのが縦の編集。

 

なかなか答えが見つからなそうな難解なテーマについてのトークセッション。

途中、中島みゆきの糸は縦はあなたで横はわたしとか、どうでもいいけどおもしろい話が出ながらの90分。

 

いったん、今日のところのまとめとしては、編集者は街場へ出て、自分で体験すること(DIY編集)、そしてそこにいる一般人を巻き込んでいくことが、新しい縦の文脈作りになるのではなかろうか。というかんじだったのだと僕はそう理解しました。

 

なかなか深~い問いかけであり、とても有意義なセッションでした。

2次会の懇親会ではいろんな話ができて、こちらも最高でした。

やはり編集をしてらっしゃる人たちなので、アウトプットされる言葉が素敵ですね。

みなさん、ありがとうございました。

 

縦の編集は、概念的には理解できるのだが、さてさてでは、それをリアルに形にするとしたら何をどうすればいいのだろうか? その辺が次回テーマになるのでしょうか。

次回は8月開催を予定されているとか。

興味のある人はぜひに!

http://www.shibuyabooks.co.jp/bookshop/edit0701/

 

 

ー 以下、ひとりごと ー

雑誌という紙媒体だけにとらわれずに、デジタル的な新しいテクノロジーを使って、縦の境界を超えたインタラクティブ性のあるコトとかモノができると、それはなんか新しいメディが作れるかもしれない。いままでにありそうでなかった何かが。

 

帰りの電車で駅乗り過ごし、あいにく急行で、折り返し電車なく、歩くこと1時間。いい運動になりました。

 

(了)