「興亜の大業」❺ 松岡洋右著 昭和16年5月刊行 | ウインのワクワク「LIFE」

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            琴線に触れるものを探して

 

 

気にかかった文章】

 

第四章 興亜の大業

 

日本の望む処のものは、一日も早く支那が近代国家として統一されることである。

 

 

五十幾国が平等の権利を持つ、国際聯盟と言うが如き非現実的な組織を以て~ユートピアに過ぎないのである。

 

 

もし他の大国の勢力範囲に鍬を入れ来るならば、結局戦争を招来せねば已まないというのが、遺憾ながら国際情勢の実際に立脚した結論である。

 

 

日本が満支両国と相携えて、大東亜の諸民族を西洋帝国主義の制圧と搾取から解放することでなければならぬ。

 

 

前回の世界大戦の起こる前には激烈な経済戦が行われた。たまたまそれが硝煙の臭いのする戦争形式に変わったに過ぎない。而して、ヴエルサイユ条約によってその結末をつけたと或人達は思ったのであるが、私から見れば形こそ変わったが本質的には依然「戦争」が断続していたのである。

 

 

最早現代文明は没落の運命を免れぬと信ずる。併し、大和民族はそれに堪える~。

 

 

第五章 み民吾

 

松陰先生は子弟の死生の道を問うに答えて「死生の悟りが開けぬというは余りに至愚(しぐ)故詳(つまびらか)に言わん。十七、八の死が惜しければ、三十の死も惜し。八、九十、百になってもこれで足ったということなし」~。