加藤一郎『新世界ブランディング』〜あなたのビジネスをディズニーランド化する世界観型ファンビジネスの作り方〜 -884ページ目

本当の品格~死ぬまで貧乏な人は?


チャップリンの映画「黄金狂時代」より


私は、チャップリンの映画が好きです。


とくに写真のこの場面が私の好きな1シーン。
(黄金狂時代より)


チャップリンが、究極に貧乏で、
食べるものがなくなって

ついに、自分の履いている「革靴」を
茹でて食べるんだけど(爆)


※靴は、革だから、一応食べれるわけ


ちゃんとお皿に盛って、
フォークとナイフで食べるんだよね。(笑)


これこそが、人間の持つべき「本当の品格」だと思う。



だから、このチャップリンの映画好きなんだよね。


貧乏でも、心に余裕のある人の持つ、

「本当の品格」ってやつ。



逆に、
どんなに預金残高が高くても、
どんなに高価な服を着ていても
どんなにいい場所に住んでいても



・セコイ、ガツガツしている人
・自分のことしか考えられない人




っていますでしょ?



そういう人を

”金は、もってても生き方が貧乏な人”

と私は呼びます。



前に、TVでバイキング料理の原価はいくら?
というテーマの番組をやっていたんだけど、


どの料理を食べると一番原価が高いのか?
一番、得をするのか?という趣旨。


番組の中で、バイキング料理に使われている
料理の原価を暴露していた。


それを見たある一般の主婦が、

「じゃあ、”そば”なんてお腹が膨れるだけで
 量はあるけど、原価そんなに高くないんだから
 それより、あれとあれをたくさん食べた方が得なわけね?」

なんて、しゃべっていた。



見ていて、気持ち悪くなりました。



同じお金を払っているんだから、
「元をとらなきゃ!」と言って、ガツガツしてる人。


だからいつまでも貧乏なわけです。


つまり、


頭の中が貧乏。



貧乏神は、そういう人のところに猛スピードでとりつきます。

貧乏スパイラルの始まりです。

死ぬまで貧乏と不幸のループから抜け出せません。



なぜなら、

そんな考え方、思考をした時点で、


すでに


頭の中に『巨大な負債』を抱えている


からです。


目に見えない『負債』を抱えているから、
いくら働いても、いっこうにお金は増えないし、
生活も豊かにならない。


この負債の大きさが、目に見えないものだから

やっかいなんだよね。



品格とは、人間の器でもありますから
たとえ一時的に、富を手にしても
すぐに手放すことになります。


なぜなら、頭の中の負債の方が大きいので、
相殺されて、残らないんです。


むしろ、負債の方が大きかったりするので(爆)
借金生活に早変わりする例が多いですね。


数億円の宝くじに当たった一般人が
数年後、自己破産をしているケースの多さが
日本だけでなく、世界でも共通していると
いう統計データを見ると、
この話とシンクロしているような気がします。


たとえ、どんなに貧乏な生活をしていても
チャップリンのうように、
人間としての『品格』だけは、
失いたくないものです。


あ、言い忘れましたが、


この映画ではですね、

最後は、チャップリンは大金持ちになり、

女優と結婚します。