○本日、総理官邸にて、NVIDIA(エヌビディア)社のジェンスン・フアンCEOが石茂総理を表敬訪問され、私も野中文部科学副大臣とともに経済産業省として同席しました。

NVIDIAは、生成AIや自動運転、ゲーム、医療、さらにはロボティクスなど、あらゆる分野で世界のデジタル社会を支えるGPU技術と圧倒的なシェアを持つ世界トップメーカーです。
そのフアンCEOからは、「エヌビディアの30年の歩みは、日本と日本企業の存在なくしては語れない」との言葉がありました。日本の技術、そして真摯なものづくりの精神が、同社の成長を支えてきたことに、私たちも誇りを感じる瞬間でした。

会談では、日本のゲーム業界などとの長年の協業、今後のさらなる連携についても意見交換が行われました。ゲームは、世界中の人々を感動させるコンテンツであると同時に、創造力と先端技術の融合でもあり、こうした分野が新たな価値を生み出すことで、地方発のイノベーションや観光資源とも結びつき、地域経済にも大きな波及効果が期待されます。

また、AI技術の発展は、中小企業にとっても大きなチャンスです。
例えば、製造業や農業、物流、サービス業といった現場において、AIが業務の効率化や人手不足の補完を担い、従業員がより創造的でやりがいのある仕事に集中できる環境が整ってきています。

私も「人間の幸福に資するデジタル化」を目指し、経産省として、さらに安全性や倫理規定を整理し、こうした技術をすべての人や地域に行き渡らせる取り組みを推進して行きたいと考えます。

ファンCEOは「技術は冷たいものではありません。アストロボーイ(鉄腕アトム)やドラえもんのように、人を助け、豊かな社会を築く力になります。」と、明るい未来社会についてのご意見に深く共感しました。

これからも、日本の強みを活かしながら、世界の技術と手を携え、すべての人に希望と可能性を届ける政治を前へ進めてまいります。

○経済産業第3回米国関税対策本部が開催されました。
武藤経済産業大臣を中心に、省内、中小企業庁や地方経済産業局との連携により、米国関税による地方経産や産業への影響調査と対応策について、政府一丸となって切れ目のない産業支援に取り組んでまいります。