こんにちは!

加藤秀視です。


新年度もゴールデンウィークを終え、少し落ち着いた、という方も多いんじゃないでしょうか?

ホッと一息つき、体調を崩しやすいのもこの時期。

皆様、体調にはくれぐれも気をつけて下さい。


そういう俺はゴールデンウィーク中は趣味の手料理を社員や友人に振舞ったり、運動の時間を楽しんだり、夏の衣替えをしてたんだが…

目的達成に向かって前進できないフラストレーションを全身に抱えてました。(笑)

これはもう性格というか、性分なのかもしれないが、目的に対して進んでる時が俺にとって一番充実してる時間なんです。


……というのも、この春から同志達と新しいビジネスを開始しました。


今日は、そのビジネスについて書きたいと思います。

長いテーマになるので、2回に分けて掲載させて頂きます。



そもそも「ビジネス」とは何か?

なぜ「ビジネス」を行うのか?



俺は、ビジネスとは、社会の問題解決の手段を有料で提供し、解決に導く存在だと思ってる。

経済活動を通し、様々な点で人や社会に貢献していくことだと考えてる。

決して金儲けのみの道具じゃないし、ボランティアでもない。


政治には政治の役割があり、ボランティアにはボランティアの役割があり、ビジネスにはビジネスの役割がある。

ビジネスにはビジネスでしか解決できない問題がある。


だから、俺は問いかけた。


「これからの10年間、日本で最も必要とされる事業は何か?」

「解決すべき問題とは何か?」



俺の答えはこうだ。


1、被災地復興

2、日本の海外進出

3、少子化問題

4、高齢化問題



ビジネスでないものも一部含まれるが、俺の活動主幹はここにある。


まず、被災地復興は、日本の復興。

資本主義のなれの果て、今の日本が忘れた大切なものを取り戻すために必要不可欠なことだ。

原発問題、三陸鉄道の復旧、つながり、絆の再生……。

俺も、震災2日後から被災地に入り、宮城県南三陸町に『東北復興サポートセンターHamanasu』を設置し、多くの方々のご支援やご協力のおかげさまで、今日まで復興の礎に尽力させて頂いてる。



次は、日本の海外進出。

ずっと叫ばれているが、日本は本当に高い技術やおもてなしの心、精神性を持っている。

経済が限界、政治が限界、教育が限界、様々な問題が叫ばれているが、それは日本が先進国である証だ。


今日本が抱えている問題は、いずれ他の国も経験することになる。

日本は他の国より少しばかり年上なんだ。


だから先輩として、世界中に様々なノウハウや文化、技術を発信していかなけりゃならない。

もう日本はただの日本じゃない。

アジアの日本、世界の日本なんだ。


実はこれも去年から少しずつ準備をしていて、先日香港に会社を立ち上げた。

これから、インターンシップ事業やワーキングホリデイ、BPO事業を行っていく予定だ。



3番目は、少子化問題。

これにはまだ着手していないが、もし俺がやるとしたら婚活事業だろうな。

家族愛の素晴らしさ、パートナーシップの重要性、出会いの奇跡、男の魅力の磨き方、女性の魅力の磨き方……。

モテるだの、ホレるだの、そんな小手先のテクニックではなく、真のパートナーシップの在り方の教育から行う婚活事業。

それを20年、30年先を見通してやっていくだろう。


ずっと叫ばれている割にはほとんど着手されていない少子化問題だが、いくら補助金や育児環境を整えても少子化は止まらない。

そんなもの考えればすぐ分かるだろ?


もし、お金がなくて子どもが産めない、育児環境がないから子どもを産まないのなら、どうしてお金にゆとりのある家庭は子どもを産まないんだ?

確かに一因はあるかもしれないが、根本的問題はそんなとこにはないんだ。

だから、婚活。



最後は、高齢化問題。

これも、ほとんどの人が知ってるだろうが、日本が抱える大きな問題の一つ。

今、日本は4人に1人が高齢者。

これが、10年後には3人に1人になる。

平均寿命は上がっているものの、医療費は右肩上がり、国の財政は医療費負担でパンク状態。

独居老人も年々増加し、孤独死の数も多い。


実は今回、ここに対して新しいビジネスを始めた。


新しいビジネスとは、何をやる会社か?

それを一言で表せば、

「ヘルスケア産業の成長で人々の幸せに貢献する…」

その一言だ。


ヘルスケア産業とは、健康食品産業、製薬産業、健康機器産業、医療機器産業、保険産業、介護産業、シニアビジネス、レジャー、等、人々の心身の健康に関する全ての産業をまとめた産業のことだ。

その歴史はまだ浅く、ここ数年で成り立った産業。


ここにたどり着くまでに、たくさんの考察があった。


まず、会社を立ち上げる時に第一に考えたこと。


それは、これからの5年間、10年後、20年後、どんな事業が社会に必要とされていくのか?

多くの人々に求められ、愛され、なくてはならない事業とは何か?

自分達がどんな価値を社会に提供したいか?ということ。


俺は考えた。

事業をやる以上、人の悲しみを減らし、喜びを増やしたい。

その為には何が必要なのか、ということを。


まず、悲しみ。


実はソフトバンクの孫さんがツイッターでアンケートを取ったことがある。

「人生で最も悲しいことってなんだろう?」

1日もしないうちに2,000を超える意見が寄せられた。

その結果はこうだ。


1位:身近な人の死

2位:孤独

3位:絶望



その他にもいろんな答えがあったが、上位を占める答えはこの3つに大別された。

どれも抽象的な答えだが、一つ一つ詳しく見ていってみよう。


まず、1位の身近な人の死。

これについて見てみよう。


人は誰しもいずれ死を迎える。

じゃあ、その主な死因はなんなのか?


世界の死亡要因ランキングを見てみるとよく分かる。

まず、1位の心臓病が930万人、2位がガンで660万人、次いで脳卒中が600万人。(2008年度)

ほとんどの人が病気で命を落としてる。

これは世界だが、日本だと1位と2位がひっくり返ってガンが1位だ。

実はこの死因の1位のガンは、日本では20年以上も変わっていない。


つまり、何が言いたいかというと、俺達の身近な人の病死は、ほとんどガンや心臓病や脳卒中で亡くしている、って事実だ。

それも、20年近くも変わらず、ずっと。

聖路加国際病院理事長の日野原重明先生は、この病気の根本的な要因を『生活の習慣による病』だと言った。



次は、2位の孤独について見てみよう。

孤独、といっても簡単に数字に表せるものではないが、指標の一つとして一人暮らしの高齢者数が挙げられるだろう。

日本の一人暮らしの高齢者の数は、1980年には88万人しかいなかったのに対し、2010年には470万人まで増えている。30年後には800万人まで増えると予想されてる。


そして、都内だけで約5千人、全国では毎年約5万人もの高齢者が孤独死を迎えている。

孤独死、っていうのは、誰にも看取られることなく、住居内で亡くなることを指す。

そんな悲しい去り際を迎える高齢者が毎年5万人もいるんだ。


想像できるか?5万人って言ったら、1つの市が丸々なくなる人口だぞ?

今までこの日本の経済を支え、家族を支え、今の基盤を築き上げてきた偉大な大先輩達が、

こんな去り際を迎えなきゃいけないだなんて、何かおかしいんじゃないだろうか?



最後に3位の絶望。

これも、抽象的で数字で測りにくい概念だと思う。

ただ、もし数字で測るとすれば、自殺が最も絶望を表す指標として近いんじゃないかと思う。

その自殺数だが、皆様もご存じのとおり14年連続3万2千人越え。

毎年、こんなにもたくさんの人が自らの命を絶っている。


ただ、この3万2千人という数字も死因が明確に自殺、と断定できるものだけで、

変死者や失踪者まで含めて考えると、大体年間12万人もの人が自殺していると言われている。


さらに、意外なのは自殺の理由だ。

お金の問題が最も多いと思われるだろうが、意外なことに1位は健康問題。

2位が経済問題で3位が人間関係だと言う。



健康問題の中にはもちろんうつ病などの精神面での病気も含まれるが、

多くの人が健康問題を抱え、思い悩み、死を選択している。



人生で最も悲しいこと。


身近な人の死、孤独、絶望。

病死、孤独死、自殺。


俺は!こういった人間の普遍的な悲しみを、事業によって少しでも減らしたい。



じゃあ逆に、人生で最も幸せを感じる時とはどんな時か?


実はこれも、孫さんがツイッター上でアンケートを実施したことがある。

答えは様々なものだった。

「毎日生きていられること」、「病気が治った時」、「愛し愛される時」、「ふとした日常の幸せに気づく時」


これらをまとめると、”感動”という言葉に集約できる。

見る感動、学ぶ感動、出会う感動、遊ぶ感動、愛し愛される感動……。

そんな、人が幸せを感じる感動を一人でも多くの人と共有したい。



悲しみを減らし、喜びを増やす。

それが事業の究極の目的であり、俺が事業をやる意味につながると思った。


考えに考えた結果、いくつかのキーワードが浮かび上がった。

それは、健康や、つながりや、愛や、絆や、感動。


そういったものを事業として本当に提供できれば、世の中の悲しみを減らし、喜びを増やすことができるんじゃないかと。

そう考え、俺は同志達と会社を立ち上げた。


新しい何をやる会社か?

それを一言で表せば、

「ヘルスケア産業の成長で人々の幸せに貢献する…」

その一言だ。


我々が掲げたミッションステートメント。

「人々が、心身の健康とつながりを取り戻すための知恵と知識を共有し、ヘルスケア産業の成長を推進することで企業価値の最大化を実現するとともに、人類と社会に貢献する」


つまり一言で表せば、ヘルスケア産業の成長で人々の幸せに貢献する、ということだ。

人の悲しみを減らし、喜びを増やす。


医療、健康機器、旅行、介護、健康食品、保険、製薬……人の健康に携わる分野をトータルした”ヘルスケア産業”の成長を推進することで、人々の幸せに貢献する、ただその想いだ。




何をするにしても、一番大切なのは想い。

理念であり、哲学であり、信念であり、情熱。

呼び方はたくさんあるが、全ての活動や行動には”想い”が必要だ。


だからこそ、この想いがなかったり、利己的だったりすると、その活動は決してうまくいかない。

企業だってそう。

ただ金を儲けるだけで理念のない会社は、決して長期的には繁栄しない。


人間だってそうだ。

いつも損得勘定で生きていて、愛や、誠実さや、感謝の心や、情熱がない人は、決して長期的には幸せになれない。


”長期的には”と書いたのは、企業にしろ人間にしろお金だけが目的なら、短期的に儲けることが可能だからだ。

マネーゲームや詐欺、犯罪、人を負かして利益を得る方法なんていくらでもある。


だが、そんな方法じゃ人も企業も絶対に幸せにはなれない。


だから人にも企業にも、信念や理念が大切になってくるんだ。

俺は会社を立ち上げるに当たって、ここに一番力を入れる。

なぜなら、ここが会社の源であり、魂だからだ。

ここを間違えると、決して繁栄はしない。


「法人」とはよく言ったもので、会社だって人と変わらない。

人も会社もイメージしたビジョン以上には決してならないし、信念や理念に従って生きていれば、その人や会社はそういった雰囲気ができてくる。


だから、会社を立ち上げる、ということは、この世界に新しい人財を生み出すのと同じことで、理念を決める、というのは、その会社や関わる人たちの人格を決定する大切なプロセスなんだよ。

だから、ここまで力を入れて考えて考えて考え抜くんだ。



長くなりましたが、次回はビジョンや戦略について書きたいと思います。


俺達の未来がどうなっていくのか?

どんな未来を創り出していきたいのか?

その未来を創り上げていくためにどうするのか?


そんなことについて、書きたいと思います。


毎回のことですが、長い長いこのブログを最後まで読んで下さってありがとうございます。

こうやって、メッセージを受け取って下さる皆様がいるからこそ、発信する意味があるのだと実感しています。


では、今日はこの辺で。

愛を込めて…


氣愛♪♪


加藤 秀視



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