2月は、逞が1歳の誕生日を迎える月でした。
生きていたら…
かわいかっただろうなぁ
あったかくて、やわらかくて、いい匂いがして…
顔をクチャクチャにして泣いたり、声をあげて笑ったり、色んないたずらをして私を困らせたり…
どんなハイハイをしたのかな。
どんなごはんが好きだったかな。
娘や息子と一緒にじゃれあって遊ぶ所が見たかったな。
1歳のお誕生日、選び取りでは何を選んだかな。
3人の子育ては大変だっただろうな。
どんな家族になっていたんだろう…
考えれば考えるほど、涙があふれ、心ざわつく日々。
いつもヤル気にみなぎる私が、何のする気もおきなくて、しなくてはいけないことも山積みなのに、全てがストップしてしまい、家族にも随分迷惑をかけました。
そんな中、逞のお誕生日を覚えていてくれ、お花やお供え物してくれたり、手を合わせてくれたり、電話やメール、LINEしてくれる友人、玄関先に美味しい置き土産をしてくれる友人、ご近所の方、何もしないけどそっと見守ってくださる方…様々な優しさに触れ、私は、たくさんの人に守られて生きているんだなぁと感謝しながら、少しずついつもの私を取り戻すことができました。
いつも家事をしない夫も、気付くと洗い物をしていてくれたり、洗濯物をたたんでいてくれたり、ごはんを作ってくれたり、何も言わずに私を支えてくれました。
いっぱい話も聞いてくれました。きっと色々な想いもあるだろうけど、いつも夫は聞き役に徹してくれます。相槌の打ち方が絶妙で、話を深刻にせず、最後は泣き笑いに持っていってくれるところが、彼の持って生まれた才能だと思います。そして、私の悩みを抱え込まない適当さが、話しやすさの最大の鍵です。一緒に悲しみを共有してくれる話し相手もいいと思うけど、気楽に心の内を吐き出させてくれる夫の存在が本当に救いになりました。
生きている逞と会えなくなって11ヶ月。
今までに、このような感情の波が幾度となく押し寄せました。乗り越える度、心が強くなっていることを感じます。このようなことを繰り返しながら、私は逞と共に生きていくんだろうなと思います。これは、悲しいことではなく、自然なことだと捉えています。私は、逞のママなのだから。
もうすぐ3歳の息子が、「パパ好き、ママ好き、おねえちゃん好き、たっくん好き」と言うようになりました。小さいながら、弟の存在を強く感じているようです。
時々、5歳の娘が、「ママ、いっぱい食べてね。おなかが大きくなったら赤ちゃん来るでしょ」と、言っています。
私も時々、もう1人欲しいという感情が頭をよぎります。でもね、ママはもう若くないんだよー(笑)
逞が亡くなった後に植えた逞の木。
冬で落葉していますが、つぼみが膨らんできました。
想いを文章にするのは難しい作業です。
しっくりくるようなこないような…f^_^;)
最後まで読んでくださった方、ありがとうございましたm(_ _)m