ぼんじゅうる

 
フランス人アーティストで、
フランスで絵を販売しているフランス
 
 
※再度投稿します!
ブログの記事は
いつも一生懸命
書いてます。
 
 
 
 

 最近、フランス語でこちらの本を

読んだのですが、

👇🏻

"Ces loyautés qui nous libèrent"

(日本語に直訳すると

「忠実な心から解放される」)

 

 

アメリカの家族療法の

精神科医、ナギー氏が書いた

 

 

英語の"Invisible loyalties"

(「見えない忠実心」とでも

訳しましょう。)

という本の翻訳ではないが、

 

ナギー氏の奥様が

フランス語バージョンにした本。

 

どちらの本も

日本語訳を探しましたが、なかった…無気力

 

ナギー氏が

ケーススタディをしていくうちに

つじつまの合う考え方、

 

「忠実心」という概念を作った。

 

私が理解した限り、

ざっくりと本の内容を要約すると、

 

人間はもともと、

「忠実な心」を持っていて、

 

生きている間に

「もらったモノ」に対して

恩を感じて行動をする生き物だという。

 

たくさんもらったら、

たくさんあげることができる

という感じ。

 

だから「親からたくさんもらった

子供はたくさんあげること」ができる。

 

 

残念ながら、

そういう恵まれた子供ばかりがいる

世の中ではないのは

皆様はご存知でしょう。

 

 

例えば、

「恩返し」というのは

「両親」と「子供」の例を取れば、

 

両親の子供が年頃になると

自分たちの番だから

子供を産むというのは、

 

自分たちの両親に対する

分かりやすい

見える「恩返し」

 

つまり「親孝行」をしていることに

なるから他に何をしても

「許される」のだそう。

 

 

 

真顔

 

 

 

そのことを「忠実心」/ 

フランス語では"Loyautés"/

※読み方 → 「ロワヨテ」

英語では "Loyalties"とよびます。

 

"Loyautés" という言葉は、

"Lois" ※読み方 → 

「ロワ」という言葉から来ていて、

「法律」という意味です。

 

ですので、"Loyautés" /「忠実心」

「法律」に基づいている考え方ですが、

 

人間がもともと持っている

心の中にある「法律」のことを

本の中では話しています。

 

 

 

子供がいない夫婦の場合、

(私の場合がそう)

忠実心の反対、

「恩知らず」ということになる

そうです。(笑)

 

笑い泣き

 

 

そのことを読んだ時、

「あーそうですか!

親の介護を4年もして

自分の時間がなくなったんですが!むかつき

という感情がどうしても沸き上がった。

 

※この時の私は私情をまじえているが

まぁ、しょうがないよね‥

この本はジャッジでも正論でもなくて、

研究者が心の仕組みを説明してくれているだけなんだけど。

 

 

で、この「忠実心」に基づいた考え方だと、

不妊の方も「恩知らず」

になるわけです。

 

子供を持たないという選択が

自分たちのせいであろうが、

なかろうが、

関係なくて。

 

 

ただ、単に自分の生き方が

「恩知らず」だと感じてしまうの

だそう。

 

 

だから「見えない忠実心」

両親への恩を

補ってしまったりする。

 

 

これがとてもタチが悪い!!!!

 

 

「見えない忠実心」だから、

罠にはまったように、

いろんな「変なこと」を

してしまうのだ。

 

初めはナギー氏の本を読んでて

ムカついてたけど、(笑)

 

それでも本を読み進めていくうちに

途中からだいぶ理解も進んだので、結果的には良かった。

 

 

 

実は私たち人間は無意識のうちに、

色んな形で

「恩返し」をしている。

 

「恩返し」には全然みえないものまで実は親への「恩返し」だったりする。

 

それぐらい親への「忠実心」というのは

人間の心に深く刻まれているらしい。

 

例えば、病気になってしまったり、

ドラッグをやってしまったり、

今回のフランスの暴動 

 

 

 

とかまで親への「恩返し」

だったりするのです!

 

驚き驚き驚き驚き驚き

 

びっくりするよね。

 

えっ?どこが!?

 

って思うやんな。(笑)

 

※よく心理学の世界では親への「復讐」の

例がありますが、

 

「復讐」の場合もあれば、

「見えない忠実心」の場合もある。

それはその人の行動の目的による。

 

 

あと、

「親孝行」もそうだけど、

 

「ご先祖様に感謝する」って、

日本でもフランスでも

素晴らしいことですよね。

 

だけど、

 

「ご先祖さまに感謝する

それぐらい幸せな人生を生きてきた」

 

という意味でもあると

私は思っています。

 

だって、ご先祖さまに感謝を

しなければならないという

「法律」が

※ここでは心の中の「法律」ではなくて現実の「法律」

あるわけではないよね?

 

その人が心から感謝が沸き上がって

感謝をしているのであれば、

とても素晴らしいと思う。

 

 

でも、無理にしなくても良い。

罪悪感からしなくても良い。

 

自分から親に

「お願い、産んでくれ」と、

頼んで産まれてきた訳ではないのだから。

 

 

でも、多くの人は

親が残念な人で

(私の場合がそう)

素晴らしくなくても、

 

産んでくれたことに対して

無意識に罪悪感がある。

 

 

私もそうだった…

 

上に書いたように
下矢印

「親からたくさんもらった

子供はたくさんあげること

できる。

 

残念ながら、

そういう恵まれた子供ばかりがいる

世の中ではないのは

皆様はご存知でしょう。」

 

ただ、

ずっと悲しみや憎しみを
抱いて生きていたら辛いから、ねー
 
無理に感謝するのではなくて、
 
親がなぜ
「たくさん子供にあげること」が
できなかったのか
ゆっくり考えてみよう。
 
自分のために。
 
私もこういった本を読んだり、
親の生い立ちについて
ムカつくことが何度もありながら
 
 
 
絶賛チャレンジ中!(笑)
 
 

 

本の中には、

宗教によっては、

転生を信じている宗教もあって、

その場合は、

血筋をそこまで重要視しないのだそう。

 

そういった視点で、

 

「親孝行」

「ご先祖様に感謝をする」について

 

改めて考え直してみるのも

興味深いかもしれない。

 

以上、私の意見でした!
 

 

 

今回も最後までお読みくださり、

ありがとうございます。

 

 
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