こんにちは。
フランス人のグラフィックデザイナーのカテル ルマットです。
京都育ち、パリ在住。
フランス人の視点と日本人の視点をそれぞれを理解
した上で絵やデザインを丁寧に作っています。
さて、外出制限から1週間が過ぎました。
パリでは、今までと打って変わって、天気が素晴らしく良く、
「春が来たなぁ。」と感動するくらいの晴天です。
でも、もちろん「引きこもりライフ」。
世界中の国が次々とウィルス拡散を防ぐために、外出制限から外出禁止を実行しているようです。
かなりすごい事態。
当然、家に1日中います。
仕事も続けられる人もいれば、今は保留だったり、お店を経営している人たちなどは、ものすごく大変な時期だと思います。
パリでは、年金問題で、数ヶ月前までは交通のストなどがあり、経済的な面では、大変な時期が
続いています。
そんな時こそ、心を安らげることが大切だと思います。
って、いうのは簡単。やるのは別。
それでも、寄り添ってくれる人や生き物、物、趣味、etc.があればやりやすいですね。
例えば、落ち込んでいる時に音楽を聴くと少しでも心が救われるのではないのでしょうか。
絵もそうなんです。
落ち込んでいる時に、好きな絵を眺めると心の痛みが少し和らぎます。
(私はそうです。笑)
こちらは、日本の芸術家、篠田 桃紅先生の本から引用した本文ですが、とても共感できます。
「絵に限らず、音楽、文学などの芸術には、あるところに凝縮して、固まって動かなかった心をほぐす力があると思います。
死にたいと思っていた気持ちをふと引き戻してくれたり、落ち込んでいた心をすくいあげてくれたり。ふと耳にした音楽に、思わず涙をこぼすということもあるでしょう。芸術は、あらゆるときに人の心を支え、寄り添ってくれます。」
1◯5歳、死ねないのも困るのよ 篠田桃紅
こんな時こそ、芸術が寄り添ってくれるといいですね。
今回も、最後までお読みくださり、
ありがとうございます。