coffee 日和 -129ページ目

8月15日

終戦記念日の今日、

オフィス街は静かな風景だ。


地元にいまだ住む自分にとって

帰省などに関係もなく、

お盆休みの間も大抵休みをとることもなく

仕事をしている。

秋口になって大き目の休みをとるのが毎年の

習慣となりつつある。


案外、このひっそりした風景が好きだし、

電話も少なくなって仕事がはかどるもの。

お盆明けに一気に仕事がうごくことは

目に見えているので、この間に準備しておくのが

ちょうどいい。


スローな時間が過ぎゆく通勤電車。

通勤の人はほぼいない。おでかけモードだ、みんなが。

勝手に僕も盆やすみモードになりながら

スローな気分をさらに高めるスローな本を。


高山なおみの「日々ごはん」。

料理家の高山なおみさんが日々の出来事や

毎日のごはんメニューがかかれていて

読んでいるほうも、ゆったりとした気分になる。


地元の図書館で、全巻あったので全部借りて

見ている。


人の日々思うこと、感じたこと、うれしかったことについて

常に知りたい願望がある。


みんなはいつ起きていつ寝て、家で何をしているのか、

そんなことも知りたくて、その昔、

さまざまな職業の人に、一日のスケジュールと

想うことを聞くインタビューの仕事をみずから企画し

仕事としてやっていたことがあるが、

とても楽しかった。


取材の謝礼として会社から幾分かのお金を渡されて

持っていくがたいていみなさん断り、

そのインタビューの間の酒代に割り当ててくれた。


一人酒をしないわけでもないが、

僕は酒を飲みながらその人の思うこと、

自分の思うことを話しながら、共感したりするのが

一番喜びを感じるんだなぁと最近とくに思う。


言い合いはしたくない。誰かをけなしたくもない。

今、ここで飲んでいる目の前の人と、

楽しく語らいたいのだ。

そう思うからこそ、仕事の話とグチはご法度。

飲みすぎたらしてしまうことがあったりして

翌朝ひじょうに気分が悪くなるので

やはり酒は適量が一番だと思う。


ビアサマー

暑い、とにかく暑い。

ビールがゆえにおいしい。


おいしいビールがのみたい。

冷えていて雑味のない、新鮮なビールを。


というわけで行ってきました、

キリンケラーYAMATO。


ソーセージやから揚げ、カニサラダなどを注文。


カニサラダはどこのテーブルをみても頼んでいるから

うまいだろうと期待。

カニときゅうりをマヨネーズであえたようなサラダ。

ブラックペパーがややかけられていて

これが食べてみると非常においしい。


ビールがどんどんすすむ。

カニサラダだけあればなにもいらない、

というくらいの味だ。


ソーセージのほうはというと、

これがまた肉感がたっぷり。

ソーセージというより、お肉とよびたくなるほど、

食感もいい。


ビールは、ラガーの生、

黒ビールとのハーフアンドハーフ。

黒ビール、ブラウマイスターの4杯のんだ。

合間にキンキンに冷えたジンをショットで

くいっと飲めば、口のなかはまたすっきりして

ビールが楽しめる。ただ37度くらいの度数なので

後にくるけれど。


店を出て、行きつけの焼き鳥屋へ。

行ったことのない友人を連れていくと

みんな必ずびっくりする、そのうまさに。


鴨の串がお通しで出てくるのだが

これがとにかくおすすめだ。


さ、締めはナッツとジントニック。

プラスワインで!


さすがにここまで飲むと

ベロベロになってしまいます。


キャベツの朝

地ビールフェスタに行ってから

どうも飲みすぎ食べ過ぎで

体の調子がいま一つだったので

人生初めての、断食をおこなった。


ありったけの水と

ありったけの根性を注ぎながら・・


と思っていたら、

ちょうど昼どきや夜ごはんの時間あたりに

打ち合わせなどがあったおかげで

我慢することなく、夜は更けていった。


家に帰ると

ビストロスマップがTVでやっていたけど

それを見るのは非常につらかった。


気晴らしに、と読んだ

高山なおみの日記本も

食べ物のことばかりで

よけいに腹が減った。


こんな日は早く寝てしまおうと

ベッドにもぐりこんだが、

なかなか寝付けなかった。


夢で、なにかを食べている自分がいた。


朝、おきて、

とりあえずサラダが食べたい、と思った。


体がほんとうに欲しているものだろう。


キャベツに、塩・こしょう・味の素をつけては

かじった。


赤塚不二夫先生が食えない時代に

主食としていた食べ物だ。


この料理ともいえない食べ物が

やたらめったらおいしかった。


断食の後だからだと思うけれど。