今日は、目釘穴の変更を行った刀等の現物確認のため、大阪府庁に行ってきました。

 

 いつもは電車で行くのですが、数が少し多かったのと、体調がすぐれなかったので、車で来ました。

 

 途中渋滞に苦しみましたが、何とか時間には間に合うように飛び込みました。

 

  1振り目はお客様預かりのものですが、目釘穴の位置が茎の端にしかなかったので、拵が作れないので、目穴を適当な位置に開けての確認をお願いしました。

 

 2振り目は、都道府県が不明の登録書が付いていた刀を現物確認を受けて、全国紹介をしてもらいました。おそらく該当する方は出てこないと思われるような番号だったので、最終的には大阪で再発行をすることになろうかと思います。

 

 3フリ目は、名義変更をしようと思ったところ、都道府県の教育委員会にある原簿と内容が異なるため、名義変更の受付を断られたものです。

 

 以前に、未だこの仕事を始めて直ぐの頃、未だ完全に購入した刀の即時名義変更を行って居ない頃が有りました。

 

 ところが購入後当店で保存審査を受けて通って、保存刀剣として販売したお刀が、売れて、お客様へ名義変更をしようと思うと、教育委員会にある原簿と一致せず、現物確認を受けて、新しい登録証を発行してもらい、保存の証書まで全て書き直しお客様にご迷惑をかけた事が有ったので、それからは、刀を購入した時は、すべからずまず名義変更をするように心がけています。

 

 いろんな刀屋さんに聞くと、中には名義変更をせずに、次の人に売っている業者さんもありましたが、当店に関しては、名義変更をして確実に登録書の名義変更ができることを確認した上で販売するようにしています。

 

 ところが今回、名義変更の手続きをした後、ほとんど手を入れずに済んだので、早速ホームページにアップしたらすぐに売れてしまったのに、売れた後に教育委員会から名義変更ができなかったと言う通知が来るというイレギュラーが発生しました。

 

 やはり、名義変更をして、少しだけ時間が経ってから、ホームページにはアップしたほうが間違いは無いようです。

 

 これも登録証と原簿が不一致との判定になり、各都道府県に戻され、全国紹介をかけることになりそうです。

 

 4振り目は、登録証はあるのですが、長年の間に虫に食われたようで、あちこち穴だらけになって、登録番号は判読できるものの、名や長さ等がまともに判断できないようになっている刀です。

 

 これについては、もともとの都道府県の伝票に載ってある数値と刀がほぼ一致したので、これは一致ということで、当該の教育委員会から通知が来て再発行をしてもらうことになりそうです。

 

 まぁ、登録番号がはっきりしていたので、名義変更自体はちゃんとできたのですが、もう虫食い状態でいつバラバラになるか分からない状態の登録証をそのまま流通させるのは忍びなく、何とかきれいにしてあげようと思って再発行の手続きを取っています。

(ピカピカの新しい登録証、ちゃんと目釘穴が「2」に改まっています)

 

 

 

 

なかなか時代の割に綺麗で用の力も残った好印象のお刀、日本刀入門的な価格で出しています。

中直刃に、切っ先も減りながらしっかり焼き刃のあるお刀、いい雰囲気です。

【大和手掻派の流れを汲む、越中宇多の脇差し】「宇多國次」54.4cm 、鑑賞に!!!