昨日、私の所属する居合団体で3月の昇段審査に向けた支部内での模擬審査を実施しました。
段位の低い人から順番にみんなの前に出てもらって、形を披露した後批評を受けます。
まだ1ヵ月少々は日にちが有るので、今なら直せることも多いです。
その中の1人が、いまひとつお題になっている形しっかりと身に付けていなかったので、稽古に別の場所で2時間ほど個別指導をしました。
昨日は、朝から、村の共同墓地の清掃でぐったりしながら、午後から居合の稽古に行って、かなりグロッキーだったのですが、本人はかなりやる気があって、民間のスタジオを自主稽古用に借りていました。
何とかしてやりたいと言う気持ちがあり、肩が痛いのを抑えつつも、個別に教えることにしました。
以前から、試験前1ヵ月ぐらいは個別に場所をとって指導することがよくあったのですが、最近は、私自身が土曜日も日曜日も仕事をしているので、なかなかできなくなっていました。
ただ、1人、あるいは2、3人を集中的に教えると、普段自分達の道場で稽古をするよりもかなり細かいことを教えられます。
私たちの流派は、大正から昭和にかけての戦中期に陸軍で国策として作られた刀法が基本になっているので、古い流派のように形はそんなに多くありません。
「基礎居合」と言われる。斬るための稽古の様な形が6本、「本居合」と言う1番中心的な形が8本、「八方抜き」と言われる、本居合の初立ちのみを集めた方が8本、全部で22本しかありません。
屋外での実戦を想定しているので、古い流派に見られるような座技もありません。
昨晩は、1番中心となる「本居合」8本を、1本ずつ、なぜこういう動きをするのか、足さばきはどうするのかを解説していきました。
そしてどこが審査員が見るポイントになるのかと言うことも含めて解説すると、それだけで2時間は過ぎてしまいました。
ただ、本人は、時々そこの場所を借りて1人稽古をしているようで、昨晩の指導も全て動画に取り込んだようなので、1人でもしっかりとした稽古ができると思います。
頭で理解するだけではなかなか難しいですが、単純に真似るだけでも理解は進まないと私は考えています。
なぜこの形はこういう動きをするのか、しっかりと頭に入れた上で、ひたすら自主稽古をしてもらえば、まだ充分間に合うと思っています。
何とか全員合格してほしいところです。
駐爪もしっかり利く程度の良い軍刀拵も、なかなか少なくなってしまいました。
その意味では、切羽の刻印も揃った、こちらは歴史の資料として大切にしてもらいたい気がします。
刀身も綺麗に研げは、保存程度は取れるお刀と思います。
