最近景気が悪く物価も高いせいか、護身用に刀が欲しいと、言う方が増えました。

 

 しかし、気持ちの支えとして持たれるのは良いと思うのですが、実用を考えると、あんまりお勧め出来ません。

 

 特に大刀は、屋内戦闘では、それなりの使い方をしないと、多分全く使い物にならないと思います。

 

 居合や古流剣術等で、道具としての刀の使い方を訓練した事の無い人には、むしろ藪蛇なくらいだと思います。

 

 やはり、刀も道具ですから、使い方を知らずに使える物では有りません。

 

 ただ、刀を持つ事で、戦う意思、心構えは持てる様になる気がします。

 

 稽古を積んで、刀の特性を良く知れば、かなり役に立つとは思います。

 

 習い事の嫌いな人でも、刀は古来、霊性があり邪気を払うと言いますから、心を鼓舞して、一家を守護する意味で、御守りとして、一振りはお待ちになっても良いかと思います。

 

 一家に一振り日本刀!

 

 

 

 

 

研ぎ上がりの刀の様な研ぎ澄まされた綺麗さは有りませんが、軽量化にさして繋がらない二本樋に作者の美的感覚を見ることが出来る気がします。

真剣に作る中にも自分の感性を入れたかったのだと思います。

拵も旧規格ながら特別貴重小道具として、凝った金具に変わり塗の鞘が付きます。

【保存刀剣・特別貴重小道具】 無銘「加州家次」68.1cm 、鑑賞に・居合刀として!!!