日本刀の柄や鞘は基本、今も「そくい」で接着していると思っていました。
ただ、現実はそうとも限らないと言うのを先日、鞘師さんとお話していて知りました。
そうなったきっかけは、PL法(製造物責任法)(製造物責任法)と言うのです。
「そくい」もそれなりにしっかり接着できる上、剥がす時は水に染ませば綺麗に外れる優れ物なのですが、接着強度だけだと、木工用ボンドの方が協力だと言います。
PL法(製造物責任法)により、鞘や柄が割れて怪我をした場合、鞘師さんの責任になる場合があるとので、安全策として木工用ボンド派が増えていると言うのです。
ただ、丁寧に扱う限りそんなに簡単に壊れる物では無いですし、壊れそうな物は持った時点で異常を感じますから、それなりの扱いに成ると思います。
しかし、今は、取り扱いの仕方より、作った人間に責任を押し付ける人が結構多い様に思います。
直接のきっかけは、PL法かも知れませんが、本当の原因は、注意深く扱う事なしに、安易に誰かのせいにする空気が日本人の中に浸透してきた事の様な気がします。
自己の責任より、権利をまず主張するのは日本人の価値観が西洋化している表れの様に見えます。
日本文化の伝統をしっかり守るかどうかは、むしろ刀を持つ側の意識によるのでは無いでしょうか。
現代刀らしい、樋鳴り「ヒュンヒュン」の一振りで、身長がやや低めの方には、形から軽い試斬まで幅広く使ってもらえるお刀かと思います。
【研ぎ上がり・斬れ味抜群】「一貫齋繁綱」68.1cm 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!